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誰もが加害者な人間世界|📍🇩🇪ミュンヘンの戦争博物館

こんばんは。訪問ありがとうございます☺︎

留学に来て一ヶ月以上が経ったのですが、寮から一番近い都会であるミュンヘンをまだ散策してなかったので、今日は電車で2時間かけてミュンヘンに。


観光ガイドはおそらく他の人の方が上手なので…私は趣味で勉強している戦争の歴史を学びに「NS-Dokumentationszentrum München」(直訳するとNSドキュメンテーションセンター…あんまりしっくりこない笑)のシェアをゆるくしていきますね〜


博物館の外見と室内はこんな感じ。言語は英語とドイツ語なんですが、大量の情報がゆえに後半になるにつれて頭が疲れてきます笑

ドイツでは美術館とか博物館とかでじっくり鑑賞する人が多く、自分の椅子を持ち込んでる方をよく見かけます。

自分の椅子を持ってきてる人


私も知らなかったのですが、ミュンヘンはナチスの重要な拠点として抑えられていて、この博物館の周辺もナチスの幹部や軍部の拠点がたくさんあったようです。

展示されている写真に映る建物や場所がすぐ近くにあるので、数十年前のナチスに熱狂していた人々が生きた時代の空気を想像しながら、実際にその場に立つことがきるのはとても貴重だと思いました。


80年前
現在

80年前の写真の左上の画像はミュンヘンから30分のところにあるダッハウ強制収容所で撮影されたものです。ナチスの思想や社会に適合できなかった人や抵抗した人、意義を唱えた人が「再教育」という理由で、強制収容所送りになっていました。


似たような建物ですが、下の写真は"Hause of German Art"(ドイツ芸術の家)で撮影されたものです。実はヒトラーは芸術にとても熱心で、ドイツ民族を体現する芸術作品を集めてエキシビジョンを行いました。

ここは今も観光できる場所です。
この建物はヒトラーの思想を体現している建物で、実際に見て自分が何を感じるのか…明日行ってみようと思います。


一つのnoteを長くならないようにしたいので(私個人の希望…笑)、ここでタイトルにありました「誰もが加害者な人間世界」について私の意見を話して終わりにしたいと思います。

歴史、特に戦争の歴史を学んでいると、いかに中間に立って事実を捉えるのが難しかを感じます。感情が入ってしまうからです。


でも少しずつ客観的に見られるようになってから、被害者と加害者という単純な構図ではなくて、個人に焦点を当てたり、社会や時代の流れに焦点を当てたりして、「なぜこうなってしまうのか」を考えるようになりました。


どんな人でも生まれた場所や時代、
その人の性格や誰と出会うかによって、
未来で悪にも善にもなれる。


これは私が思うことです。誰も自分を不幸にしようと生きている人はいません。誰もがその時代に合わせて生きた結果、そしてその積み重なりがということです。


この考えにたどり着いた時、学校で歴史を学ぶわけが見えてきたような気がしました。


長くなりましたが、最後まで読んでくださりありがとうございました。
おやすみなさい🌛

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