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言葉は未来に届いている

私の大好きな京都アニメーションの作品「ヴァイオレットエヴァーガーデン」の劇場版が公開されて、先日ようやく見に行くことができた。
手紙を代筆する仕事を通して、戦争で失われた心を取り戻す主人公の成長を描いていてとても感動する昨品だ。今回の映画からは、私達の言葉のとても重要な側面に気付かされたので記すことにした。

言葉は記憶に残っている

映画のネタバレを極力行わないようにと思って書き始めているので安心してもらいたい。この気づきは映画の内容はもちろんだが、最後のスタッフロールで流れる歌でも確かなものになった。それは私が大ファンのTRUEが歌うEDテーマ「未来のひとへ」の歌詞である。特に2番のフレーズ、

わたしが生きる 未来にはどれだけ 理由が溢れているの? そこに「愛してる」はあるのかな?

私自身に対して生きる理由を問いかける経験はなかったのだが、確かにそれを探そうとすると、実は記憶の中にある言葉が頼りになっている。

今伝えている言葉は未来へ

言葉を使って会話することは、今思っている自分の意思を伝える「現在」の意味合いばかり思っている私がいた。例えば、
「それで全然大丈夫」
「すごく美味しいね」
「助かったよ、ありがとう」

しかしその言葉は記憶に残り、ときに「未来」のその人の行動を決定する影響を与えていることに気づき、驚いた。そこまで考えて言葉にしてただろうかと。

 それで大丈夫→今やろうとしてることは続けてもいいんだ
 すごく美味しいね→この味付けが好みなんだ
 助かったよ、ありがとう→私ができることで役に立てるんだ

言葉にはもちろんマイナスの意味を持つものもたくさんある。それらは静止や抑制など未来を制限するようなインパクトを与えるから、とても慎重に選んで使わないといけないんだなとも思った。

自分の思いを形に

言葉は相手の記憶に残らないと伝わらない。映画ではそれを手紙という形で伝えていた。現代はたくさんの伝えるツールがあって言葉にも形にもしやすくなった。
私が気づいたことが少しでも何かの役に立つのなら、その言葉を形にして伝えられるようになれたらと思った。

サポートいただけるお気持ち非常に嬉しいです。まだまだ修行の身、本などで学んでいこうと思います!