大学生活が辛くて仕方がない君へ

高校生の頃、今の自分とは変わりたい、できる人になりたい、賢くなりたいと思い、辛い大学受験を乗り越えた人は多いのではないだろうか。

必死になって、毎日12時間勉強し、ようやく受かった大学。夢や希望をもって入学してきたと思う。仲の良い友達ができ、サークル活動が充実し、成績では上位10%いりして、かっこいい彼氏、可愛い彼女ができて・・・

ところが入学して数日経つと、思っていた理想とは大きくかけ離れていることがわかる。それでも頑張ろうと無理をして、頑張り続けるが、空回りしなかなか報われない日々。

すごく辛い、自分が無能に感じる、これから先自分は生きていけるのか、そのような不安が舞い降りてくる。毎日ただ不安で苦しい。

こんなはずじゃなかった、思っていた大学生活とは違う。入った大学を間違えたのか。やはり見栄を張りすぎたのか。いろいろマイナスなことを考える。

これは本当に負のスパイラル。早く辞めないと本当にダメな自分を形成することになる。

こうなる原因としていくつか考えられる。1つ目が、自分の目標や目的を失っていること。

大学入学までは、大学に入れば変われる、もっと言うと、いい大学に入れば良い人生を送れると心の底から信じてそれに向かい頑張っていたから。大学に入った瞬間、その目標は達成される。とはいえ、目的は果たされることなる目標を失った抜け殻状態になる。これが一つの原因だと思う。

このような場合は目標を再設定してあげることが重要である。大学生で言うと、今後どのような生き方をしていきたいのか。どのようなキャリアを歩んでいき、何を残して死んでいきたいのかを考え、そこから逆算して考える。

たとえば、しあわせな家族を築くことが最終的な目標とすると、子供は何人欲しいのか、子供1人あたり何円かかるので、子供と奥さんを養えるだけの給料がどれかくらいいるのかを考える。そこからそれが達成できるようなキャリアプランを考える。このキャリアプランを達成するためには、大学生活で何をしないといけないのかを考える。このようにして、最終目標から逆算して小目標を作っていくことで、毎日を充実させ、日々成長していく。

２つ目の原因が今の自分を愛せてないから。
自分を愛せてない人の人生が充実するわけはないし、幸せだとも感じないし、いい人生にもなり得ない。もちろん、自分に自信を持つことなんてもってのほかである。

自分に自信があったり、他人に優しくできる人は間違いなく自分のことも愛せる人である。もちろん、好きな部分だけではなく、自分の苦手な部分やできない部分を含めて自分を認められる人である。
なので、まずは自分を承認することから始めなければならない。

ただ自分を好きになるのはすごく難しい。なので、小さいステップを積み重ねていく事が重要である。その一例として、今日会ったハッピーなことと自分の良かったことを書き出す。そして、自分を褒めてあげる。些細なことで良いので、ハッピーなことを感じるのが重要である。最初のうちはご飯が美味しかったとかほんの小さなハッピーで良い。

もう一つは、自分を承認してくれる仲間や友達を周りに置くこと。自分のことを応援してくれたり、承認してくれる人は必ず存在する。そのような人のもとで過ごせば格段と良くなる。

３つ目は親の愛情を感じていないから。
親の愛情もいろいろあり、愛情があるが故のスパルタ教育や放任主義などたくさん悩みを抱える人は存在する。上で自分のことを好きになると書いたが、親の愛情を、感じていない人の共通点として自分を愛せない人が多いように思う。その理由は明確なので省く。親の愛情不満を持っていたり納得していない場合はそのことを素直に伝えて、本当はどうしてほしいかったのか、お父さんお母さんは、どのように考えていたのか話し合うと良い。そうすることで実は自分は愛されていたんだと気づけば人生が格段と幸せになる。

4つ目は仲間がいないから。
大体の人間は1人でいたり、仲間がいないと不安である。なので、仲の良い友達がいなかったり、不安を言える友達がいなければ、自然と不安は増えていく。なので、なんでも言える友達を見つけなければならない。

友達は待っててもきっと現れることはない。自らいろんな場所に足を運び、いろんな人と関わるからこそ自分に合った人を見つけれるのである。いろんな人と会うことは、友達を作るだけがメリットではなく、もう一つ大きなメリットがある。それは、いろんな幅広い価値観を吸収できることである。人間の人格形成はどれだけ多くの価値観に巡り合うかで決まると考えている。なので、いろんな価値観に出会えば出会うほど、豊かな人格形成ができることになる。なので、いろんなイベントやいろんな場所にいくいろんな人と積極的に関わってほしい。

最後に、どれだけ辛くてもしんどくても、必ず楽しい、幸せだと思う瞬間がやってくる。また、苦しかったことがいい思い出になったり、自分引き出しになったりもする。なので、失敗を恐れずいろんなことにチャレンジしてほしい。自分を信じて、がんばれ。