ポジティブ思考がアナタを不幸にするワケ~ユキの「オトナのための授業」77時間目
この記事を読みに来られた方は、「なんでポジティブ思考で不幸になるの?!」と思っていらっしゃると思います。
で、この授業では、その常識は科学的にはとっくに覆されていますよ、というお話です。
前提:人の遺伝子は原始時代からそう変わっていない
前提として、人、正確には人の設計図である遺伝子、これは原始時代からそう変わっていません。ほぼ同じといってよいです。
逆に、時代の変化は年々加速しており、遺伝子がまったく追いついていないのが現状です。
原始時代、というと遥か昔のように思われるかもしれませんが、地球の歴史からみたらほんの数秒未満にすぎません。
有害ポジティブ?
少し前の科学者は「いかにしてポジティブになるか」を一生懸命研究しておりました。
で、今の科学者は、「ポジティブ思考になることの有害さ」を一生懸命研究しております。手のひら返しすごいな?
メリットどころか、デメリットがたくさん報告されています。世間に周知されていないのが不思議なくらいです。
そして、なぜそうなったかについて説明するには、もう一度原始時代にタイムスリップしなければなりません。
元々人はネガティブ思考が自然だった
原始時代なので、田んぼも畑もありません。よって、食料は自分で狩りにいくしかありません。今日は獲物にありつけても、明日食料を確保できる保証はどこにもありません。
そういった環境において、ポジティブ思考は極めて不自然であり、むしろネガティブ思考が自然になったのは、考えてみれば当然です。なにせ、常に餓死の危機と隣り合わせなのですから。
ネガティブ思考が自然となる理屈
話はふたたび現代に戻ります。ただし、遺伝子自体は、常に餓死のリスクがある原始時代から変わりありません。
少なくとも日本においては、よほどのことが無い限り、餓死することはありません……が、脳みそがその現状に追いついていません。
よって、どうしてもネガティブ寄りになります。
もちろん、現代ではおいしい食べ物や娯楽が充実しており、少なくとも原始時代よりは楽しい……と、理解はできても、脳みそがそれに適応できません。なにせ、原始時代のままですから。
長々と説明してきましたが、これが人にとってネガティブ思考が自然という理屈になります。
まとめ
無理にポジティブ思考になることは、本能に反する行為です。だからツラいのです。
悲しい時は悲しむ、泣きたいときは泣く、それが人として自然なのです。
とはいえ、ネガティブ思考のままだとツラいのも確かですので、次回はその辺を詳しく書いていきたいと思います。
長文をお読みいただきありがとうございました。