「怪談びたり」を読んだ話。
yuki.という者ですこんにちは。
今年も怪談の季節がやってきますねえ。
エンタメ好きとしては例に漏れず、怪談もホラーも嗜んでおります。(好きの意)
今回は以前読んだ怪談の本、
深津さくらさんの
「怪談びたり」の感想です。
よろしくどうぞ。
怪談びたりの暮らしから、
『怪談と結婚した女』
というキャッチフレーズを冠されたという著者の深津さくらさんが、出会った人々に
「不思議な体験をされたことはありますか?」
と尋ね集めて制作されたという本書。
やさしいお話からぞっとするお話まで、
様々な不可思議現象が淡々とした読み口で綴られています。
読みながら、
小野不由美さんの「鬼談百景」
ポプラ社の「てのひら怪談」などを思い出していました。
いわゆる百物語のような雰囲気です。
挿絵も深津さん本人が描かれていて
不思議で「ちょい怖」の絵たちが、
想像妄想を掻き立てます。
私は怪談やホラー小説をすごくたくさん読めているというわけではないのですが、
百物語的な怪談
フィクションとしての怪談
実話か?そうではないのか?貴方次第怪談
レポート/エッセイ風怪談
などのジャンル(と言っていいのかな)を色々と読んでみて、私はどうやら「物語としてのフィクションホラー」を好むらしい、というところまで突き止めました。(真剣)
ちなみにこれまで
「てのひら怪談」や小野不由美さんの「鬼談百景」以外では、
同じく小野不由美さんの「残穢」
三津田信三さんの「怪談のテープ起こし」
「どこの家にも怖いものはいる」
澤村伊智さんの「ぼぎわんが来る」「ずうのめ人形」「ししりばの家」「恐怖小説エリカ」
加門七海さんの「たてもの怪談」
京極夏彦さんの「冥談」
櫛木理宇さんの「209号室には知らない子供がいる」
鈴木光司さんの「タイド」
などを読んでみていますが、この中の
澤村伊智さんの「ぼぎわんが来る」「ずうのめ人形」という作品がとても面白くて好きでした。
澤村伊智さんの作品は『“ホラーエンタメ”というジャンル』と言っても良いぐらいのお話たちなので、エンタメ好きとしては、さもありなん。という感じ。
ホラーにも思いっきりエンタメ性を求めるあたり、自分の生粋のエンタメ好きとしての血を見ます。
私はそういったフィクション好きだからなのか、怪談は好きでも、「実話系」になるとちょっとだけ読みづらいらしい(あと、読んでて飽きやすい笑)、という性質があります。
ひとことで怪談やホラーと言っても、それぞれに合う性格があって面白いですね。
本の感想からは少々ズレてしまいましたが、
こちらの「怪談びたり」は実話系モノなので、そちらが好きな方にはたまらない内容になっております。
実話系好きな方はぜひ!
皆さま、どうぞお好みの怪談ライフをお楽しみくださいね。
ここまで読んでくださりありがとうございます。
それでは。
「怪談びたり」を読んだ話。
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