見出し画像

「未来の記憶をつくる」建築家田根剛さん

「田根 剛|未来の記憶 Archaeology of the Future ─ Digging & Building」
@東京オペラシティ アートギャラリーに行って来ました。

・0→1でのアイデア出しが必要で、考えが煮詰まっている時
・判断材料は多いものの、決断に迷っている時
・活躍している若いクリエイターから刺激を受けたい時

…そんな時にオススメしたい記事になってます。
クリエイティブなの思考の過程と思考方法の応用について。


田根 剛さんってどんな方?

1979年東京生まれの建築家
2006年にイタリア人建築家のダン・ドレル、レバノン人建築家のリナ・ゴットメとともにDGT.(DORELL.GHOTMEH.TANE / ARCHITECTS)をパリで設立(17年に解散、現在はAtelier Tsuyoshi Tane Architectsで活動)。
エストニア国立博物館(2000年開館)をはじめ、フランス、スイス、レバノン、日本において数多くのプロジェクトを手がけている。

占領されていたソ連時代の旧軍用滑走路を大胆に残した設計案で、エストニア国立博物館の国際設計コンペに勝利!しかも当時26歳の若さということでも注目を集めていらっしゃいます。

どのようなプロセスから設計されるの?

①場所の記憶を掘り起こす
発掘→分類

画像1

画像2

膨大な素材を並べ、分類されています。

②忘れられ、失われ、消えてしまったものに遭遇
分類→調査

画像3

画像4

画像5

具象↔抽象、マクロ↔ミクロとイメージを行き来する中で、新たなテーマが見えてきます。

③2で出会った記憶を継承する建築を構築する
調査→再構築

画像6

画像7

画像8

ここで「記憶」を組み合わせて行きます。様々なパターンを考察します。

④土地の文脈を汲んだ建築により、時代を動かし、未来の記憶を創出できる再構築→発掘

画像9

ここで、再構築されたイメージが具現化します。
土地の記憶により想起された作品は、切り口の新鮮さとともに、どこか懐かしさが感じられます。

もともと存在していたかのように人々の文化に馴染み、定着することにより、新たな文化・記憶となります。

(具現化していく際の専門知識や技術は私には分かりませんでしたが、
その知識もあるともっと楽しめたのだと思います!)

画像10

この思考過程をどのように活用していくのか

クリエイティブな建築の世界。
私とは遠い世界と思いきや、思考のプロセスの共通項を多く感じました。

例えば、私は採用のアドバイザーをしていますが、
・事実をもとに過去3年から現在までの競合企業のデータを比較し、何が優位で、何が劣位なのかを整理したり
・学生の生のアンケートから企業の採用ブランディングの改善を求めたり、

…と、「事実ベース」「お客様視点」がおさえられた提案は反応上場です。

・何かを伝えたいなら、まず相手を知ること
・事実を収集し整理すること、その上で必要性、必然性を定量的定性的に提示すること
・相手のありたい姿を共有すること

そういえば最近読んだ本でも似た要素があったような…!

「事実の深掘り、構造化からの再構築」
自らの発意によって生じる創造的行為のアートと、クライアントからの要望に応えることで形にしていくデザインと、建築には両方の側面があって面白いなと思います。

 使い手と作り手という二項対立構造にならずに、人に必要とされる価値あるものを生み出していけますように…。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?