見出し画像

本を読むのが遅い人のために

スラスラ読める人は本の「どこ」を見ているのか?

読み飛ばすなら「小見出し」単位

小見出しをうまく活用できるかが大きな分かれ道です。

小見出しを見て「読むべきパートであるか否か」を判断するだけです。

あまりにシンプルな話でありますが、実はこれはとても大切です。

本の各章は多くの場合、「見出し」でいくつかに分けられています。さらに、その1つずつのセクションが、「小見出し」によって細分化されていることもあります。

いうまでもなく小見出しは、そのユニット(単位)の内容を端的に表現したもです。「ここにはこういうことが書いてあるんだよ」と伝えるためにあるので、ここを見て「必要ないかな」「読みたくないな」と感じたなら、迷わず読み飛ばせばいい。

「飛ばしちゃうと、流れがわからんくなっちゃうんじゃないの?」と不安になる気持ちもわかります。

しかし現実には「熟読の必要がある本」でない限り、不要な箇所を少し飛ばしただけで内容が分からなくなる本はほとんどありません。

それで分からなくなる本はいい本ではありません。いい本とは伝えたいことが何度も本の中で伝えられます。

読み飛ばしても「つながり」は見える

ビジネス書や新書などは「短時間でサッと読める」ようにつくられているものです。

A~B~D~F

と進んでCEを飛ばしたからといって、全体像が見えなくなることはまずありません。

つまり、小見出しを使って「必要な否か」を取捨選択していけば、より短時間で要点だけを抽出することができるわけです。自分にとって不要な部分を徹底的にそぎ落し、本質だけが浮かび上がってくる状態をつくる。まずこれが基本的な考え方です。

スピード化の4つのステップ

ステップ① 「はじめに・目次」をよく読む
ステップ② 最初と最後の5行だけを読む
ステップ③ キーワードを決めて読む
ステップ④ 2つ以上の読書リズムで読む

これらすべてを最初から実践しろということではありません。
まずはどれか1つでもいいので、ぜひ参考にしてみてください。

「読む」ではなく「見る」

読むではなく、見る。

あなたは音楽を聴くとき、どう聴いているだろうか。

一音一音間違えずに、聞き漏らさずに音楽を聴いているだろうか。私は聞き流している。おそらく多くの人がそうなのではないだろうか?

それと同じように、音楽を聴くのと同じように、本も見るのだ。中身を覚えようとして、じっくり読んでも、中身を覚えているとは限らない。重要なのは、何回も読むことだ。速く読み、何回も読み直す。読み繰り返すうちに、どんどん速くなっていく。

そうすることで、本をよく理解でき、速く読むことができるのだ!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?