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記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。

仕事の昼休憩の20分で3万円消し飛ばした話

※あ、やっと太字にするやり方を理解しました。

まえがき

花粉が終わりかけの4月末の金曜日。
早めから休みを取る人もいたり、やろうとしていることが停滞しがちなんだな、という久々な感覚を思い出す。
別に大層な仕事をしている訳ではないが、バックオフィスを4年弱やり最近対顧客の仕事に久々に戻ってきた。
バックオフィスでも季節感は感じるのだが、
「あぁ……早めに返信……もう休みかぁぁ……」
と悶々とするのは相手がいるからこそ。

午前のタスクを片付け、進捗に悶々としながら昼休みに。
弁当を買い自席で食べるのがルーティン。
外に出る選択肢もあるが、オフィス街なこととそこそこ大きなオフィスなのでエレベーターの待ち時間と店の混雑具合を考えるとなかなか出る気にならない。
1月に異動してきてから上司に連れ出された2回しか出ていないはずだ。
早々に目当ての弁当を選び自席に戻り食べ始める。薄暗い執務室だが、それくらいが落ち着く。
自席メシあるあるの「昼に自席にいたら話しかけられたり電話が来る!」なんて事態は早々起きないので安心してスマホでXのTLを見ながら食べ進める。

「明日から3連休だけど大した予定無いな」
と思い返すがとあるツイートが目に入る。

前日の夜のポストだが、おすすめに流れてくる。
前週の市川と大宮に行ったばかり。
正直、仙台なので行けなくはないが、市川で大号泣し大宮でもそこそこ泣いて翌月曜日に使い物にならなかったことは記憶に新しい。
なので、火曜には仙台のことを考えることはやめていた。
来週は3日間だけだが人手が薄い中でパフォーマンスが出せない状態になって迷惑はかけられない。

でも行きたいなぁ……
湧いてくる感情。去年であれば感情を抑えて行動しなければならなかったが、今年は感情のまま動いても許される。
ただ、
「その日のうちに帰れるの?」
「翌日仕事だけど疲労は大丈夫?」
という慎重派の自分からの質問が飛ぶ。

行きたい自分が、
「19時くらいの終演だし余裕で帰ってこれるっしょ!」
「お前えびちゅうさん見た後元気だろ!しかも連休明け火曜日在宅勤務にしてるぞお前!」
と言ってくる。

そんな押し問答を数回繰り返しているうちに、
気付いたらぴあのリセールを買っていた。

そして引き返せなくなったので新幹線のチケットも買っていた。

自分のアホさ加減に頭を抱えるも、買ってしまったのだから「行く」以外の選択肢が無い。

そうしてタイトルの通り20分ほどでチケット代と新幹線往復の3万を使い、仙台行きを決めてしまったのである。

※お気づきかもしれませんが、自発的に3万使っているのでご安心ください

yukiと言います。桜井えまさんの沼から抜け出せそうにない会社員男性。
今年は沢山感謝を伝えたいし、沢山ライブを見たいし、沢山泣きたい、という感じで生きています。
好きな曲はBang Bang Beat。譲れない。そしてそろそろ聞きたい。

行くまで

唐突だが、体質的に飛行機に乗れない(ということにしている)
耳が極端に弱いのか、物心付いてからの2往復でもれなく体調を崩している。
しかも1回目は高校の修学旅行(沖縄)。
3泊4日で行きの飛行機はどうにか耐えて3日目の日中までは元気だった。
(当時気になっていた子と同じ班で自由行動中にどうしてもダウンしたくなくて頑張っていたというのはある。こんな純粋な気持ちを抱いていた自分はどこに行った……)
3日目の晩に熱っぽくなり4日目の国際通りの自由行動でダウン。フラフラになりながら帰りの飛行機に乗り、たっぷり2日間寝込んだ。

2回目は福岡にライブを観に行き、ライブまではどうにかなったものの、やはり帰京後に体調を崩して寝込んでいる。

このことを母と話していると
「あんたちっちゃいころに行ったハワイは大丈夫だったのにね~」
と返ってくる。
いやいや、それ1歳半のときだから…

長々と前置いたが、今回のえびちゅうさんのツアー
「私立恵比寿中学 15th Anniversary Tour 2024 ~the other side of indigo hour~」
に行くにあたり、抽選で投げるのは陸路で行けるところに限定した。
「行って楽しむ」はもちろんのこと、仕事をして給料を貰う以上「体調を崩さない」ということも大事になってくる。
なので、空路で行くことが望ましい場所(札幌/福岡)は最初から外して、行き帰りにそれなりに時間がかかる一部の箇所(仙台/新潟/名古屋/水戸)は体調などその時の状況次第で、と決めていた。

なので、今回の愚行決断も突然決めたわけではなく一応想定はしていた。
まあ、今回のツアーの序盤戦見てたら行く気なくても追加で行きたくなるようなクオリティなんだけど。

ホントに、新旧のバランス良いし、今までピンとこなかった曲も魅力がわかるようになるし、ランダム曲はドキドキするし、
えびちゅうさん見たことない方、
えびちゅうさん見てみたい方、
ツアー行くけど1か所しか行かないって方、
ぜひ1か所行ってみてほしい。

ツアー情報はこちらから。

金曜土曜と飲み、日曜は休肝日。
だが、自分の軽いやらかしでメンタルをやってしまい、モヤモヤしながら起きる。
準備をして、早々に出発し、新幹線乗換の大宮を目指し降り立つ。
だが、ここでとあることに気付く。

「なんで俺は1時間半前に大宮にいるんだ…?」

新幹線の時間は10:40頃、着いたのは9:20
盛大にやらかしている。

飛行機であればこれくらい前の時間に着いてチェックインや保安検査を済ませる必要があるが、日本の新幹線において必要なことは「改札を通る」のみだ。安全に済ませるとして乗車までに最小で5分あれば足りる(ホームが10本くらいあるターミナル駅で在来線からの乗り換えで徒歩で移動すると仮定)

そうして時間を持て余したのである。
そうなった場合やることと言えば、

聖地巡礼ですよね
と言っても、大宮周辺で知ってる聖地(個人的)はここしかないけど、ということで大宮ソニックシティに。

「なんかこの前見た気がする」
と素っ頓狂なことが思い浮かぶ。お前先週ここで泣いてるだろうが。

その後は、

ちょっと鉄分(※)の高い光景を見たりコンビニで買い出しをしたりと、案外散歩だけで時間が潰せた。
※鉄分:鉄道成分、とでも言うのか。もともと鉄道が好きだったというのもあり、上記の光景は「ディーゼル機関車と209系の房総色かな?検査入場?」に見える。普通であれば「なんか鉄の塊が鎮座している」であろう

そんなこんなで、定刻30分前。

次発表示や乗車位置だけ撮って肝心の新幹線を撮らないミスをして

このセブンイレブンPBのカフェラテ好き

新幹線に乗り込むのであった。

仙台!

新幹線の道中はあまり特筆すべき点はなく、
(某匿名SNSで仙台名物聞いたらほぼ確実に牛タンって返されたくらい)

到着!
個人的に好きな街。
なんか表現しにくいのだけど、街並みだったりご飯だったり色々丁度いい印象。
最後に来たのは確か2017年。当時通っていたdropというグループのツアーで行って、駆け出しのいぎなり東北産を見た記憶。

(色々掘り返していたら懐かしさでどうにかなりそう)
昼バスで仙台入って、利久行って、ライブ観て、また同じ利久行って、夜行バスで帰ってくる。なんてことしてた。
そんな感じの当時21歳の記憶。

7年の時を経て、新幹線で来れるくらいにはなれた。
ちょっと成長した気分。

ただ、優柔不断さは年々増しているのか、昼飯食べる場所に悩みまくる。
とりあえず歩き出し商店街に入り込み、南北線沿いを歩いていく。
マップを見ると勾当台公園駅付近に牛タン屋が集結しているエリアを発見しそこに向けて歩くことに。

何軒か大行列を成している中、比較的すんなり入れそうだった「一福」さんへ。

何で他の店より空いているのかな、と思いつつ入ると合点がいく。
メニューには「みそ漬け」の文字。牛タンのみそ漬けか。
普通は塩だったり醤油ベースの味付けが多いように思う。味噌か。楽しみになってきた(私の脳内の井之頭五郎のテンションが上がっている)

定食を注文し、シンプルな盛り付けの牛タンと麦飯とテールスープ。
「来た、これこれ」とビジュアルを見て思うが、これはみそ漬け。
一口、ちょうどいい塩気と味噌の味。タン自体も弾力とうまみがあっておいしい…仙台来てよかった(早い)

店を出て、まだ13:00くらい。ちょっと早いので散歩。

マー君

マップを再確認し、北仙台駅まで歩けそうなことがわかり散歩スタート。

水色が徘徊の記録

勾当台公園駅付近でアカペラを見て(写真無し)、勾当台通を北上し10分ほどで北仙台駅へ。

なんかオルゴールがずっと流れてる不思議な空間。

仙台で電車乗るのって地味に初。
そんな南北線に乗って地上に出て、でっかいスタジアムを横目に終点に流れ込む(後にベガルタ仙台のホーム、ユアテックスタジアム仙台と知る)

てことで泉中央駅。
なんか着いてからやたらアクセスいいとのレポが回ってくるので出口を目指すと、

イズミティ21

出口の目の前でした。
近すぎてびっくり。

着いちゃった

開演前

現地で会う友人がいるわけでも無く、お約束が1件あるのみ。
なのでめちゃくちゃ自由。
とりあえず物販に行き生写真5セット(通称:お布施)を購入し、仙台公演から立ってる幟をパシャパシャしていく。
※ネタバレになるので全員分アップはしないです。

えまぬいだよ、えま

物販を脱出し、コーヒーを飲んで、お約束の交換をして、割とあっという間に開場時間に。

やることもないのでとりあえず入場して時間潰すことにして列に並んで、着席。
リセールで買った11列目のだいぶ上手。座席表だとだいぶ端かなと思ったけど、見切れもとある曲の1分間位だけだったので全然良かった。

途中まで私以外同じ列に座らない怪奇現象が起きたりしつつも、徐々に暗くなりOPVに。仙台公演のスタート。

開演!

※ネタバレ防止のために歯切れの悪いレポです。許して。

このツアーはもちろんアルバムの「indigo hour」を中心に展開していく。
ただ、それだけではなくて、今までの曲が満遍なく散りばめられていて、どの世代を通ったファミリーでも刺さるポイントがあるように思える。

初っ端のOPVでボルテージを上げていき、1曲目に入るのは去年の「100%ebism」と似た印象を持つが、上げっぱなしの去年とは違い「indigo hour」の世界観に引き込んでいくのはこのツアーの覚悟を感じるポイント。

3曲目の歌い出しで泣けたり、序盤の夏曲からの繋ぎで泣いたり、個人的には色々感情が揺さぶられすぎる前半。

頭のおかしくなる(ネジが吹っ飛ぶ的な意味)中盤戦のスタートの3曲で基本的に振りコピずっとしてみたり、その直後の寸劇で笑ってみたり、えまちいぃぃぃぃぃとなったり。

世界観を感じるパートを経て、最終盤へ。

クラップでメンバーが煽っていき、声出したり踊ったりして終わる本編。

一息ついてアンコールへ。
(まやさんが日替わり曲はネタバレすると言ってたのでここからは曲名も書きます。)

En1 春の嵐
正直「は!??」ってなって反応できなかった。
というのも、音源は聞いてはいたもののライブで聞くのは初めて。
歌い出しのまやさんのパートから世界観に引き込まれて、疾走感のあるメロディーと入れ替わりの激しいフォーメーションに度肝を抜かれる。
音色がシンプルで好きだなぁと思えた曲。

En2 梅
曲振りの前に、春曲を続けるみたいな話をしていて、勝手に「サクラゴーラウンド」が来ると思い込んで明るく終わるのかーと考えていた。

あれ、なんか違う音が聞こえる。

ホントに周りの方すみませんって感じの反応をしてしまった。
かれこれ10年聞いているのにここまでブチ上れるんだという気持ち。

梅を聞いているとエビ中含め、色々思い出してくる。

声出して、踊って、これが楽しくてヲタクになったんだよなぁ。

なんだか初心に戻った1日。そんな仙台でしたとさ。

あとがき

強引に〆ちゃった。
ライブ終わったあとは速攻で南北線で仙台に戻り、40分くらいたっぷりお土産と駅弁を悩んで、新幹線で帰ってきたのでした。

ちょっと誤算だったのは駅の待合室でビール1本飲んで、新幹線車内で500の缶チューハイ飲んだら体調崩したってこと(おい)
さんざん体調崩さないためにあれこれ画策してた癖にお前さぁという気分であとがき書いてます。
お酒飲んだらみんなしっかり同じ量の水飲もうね。あとは野菜しっかり食べよう。お兄さんとの約束だ(誰)

序盤に書いた通りで次は行くとしたら新潟、新潟断念しても川崎、という感じのスケジュール。また書けるネタがあれば書こうかと思います。

小ネタ:週末パスを利用する新潟遠征案

今回の仙台は期間外で使えなかったものの、JR東日本のお得な切符の「週末パス」というものがあるのでちょっと東京近辺在住者向けに料金比較書いておきます(ほぼ個人的メモ)

区間:東京~新潟 往復(新幹線指定席利用)

a,通常料金
乗車券:5720円×2
特急券:5440円×2
合計:11160円×2=22320円

b,週末パス利用
乗車券:8880円
特急券:5440円×2
合計:19760円(▲2560円)

たかが2500円?と思われるがされど2500円だし、双方始発駅なので自由席を使えば4420円安く乗れる(17900円)
指定席であれば浮いたお金でちょっと良いランチに、自由席を使えばランチに加えてお土産も買って帰れるくらいは浮く。

安く乗れる半面、指定席券売機(紫の券売機)とにらめっこする必要はあるのと、特急券だけ別購入するという高等テクが求められるので、困ったらみどりの窓口で聞く方が良いかもしれない。

こんなヲタク用途以外にも結構いい使い道はできるので、オススメの切符。
1回も使ったことないけど!(大声)

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