見出し画像

【ダイエットの悩み別対処法】数字に振り回されない

このnoteをはじめて1ヶ月ほど経ったかと思います。

一番最初に書いたのは10年前に試着室で絶望したじぶんに宛てた、10年後の現在の私からのメッセージ。

実際に更新頻度の波はあれど、ベースは10年後の自分から10年前の私に宛てた内容であり、ダイエットやボディメイクに努力を重ねるにあたって、大切だと思う考え方やものの捉え方について発信しています。

そしてInstagramでも発信をする中で、やはり痩せたい、綺麗になりたいと思う人には(もちろん理想の身体に仕上げたいと日々トレーニングしている今の私もですし、10年前の私も含みます)、ある程度の共通点があると思いました。

それぞれの段階はありますが。

・数字が気になる
・数字に左右される
・記録をとることが目的になっている
・記録をとっても何を変えたらいいのかがわからない
・できたこと、できていることより、できなかったこと、なかなかできないことに意識が向いている
・「〇〇してしまった」と言う自責が強い
・「〇〇でなければ、認められない、愛されない、必要とされない、価値がない」など、無意識に条件付けをしている

他にもあるはずですが、今のところ私が気づいた共通点は以上です。

これらについて、シリーズとして私が感じることについて書いていきます。

今回の記事は「数字」について。


「数字」との付き合い方

ダイエット中の人、ボディメイクに意識がある人は毎日体重計に乗る人の方が多いかと思います。

体重計に乗って、じぶんの状態をモニタリングすることには、何ら問題はありません。

問題があるとすれば、その数字に左右されることです。

10年前の私もそうでしたし、気を抜けば今現在の私でさえそうですが、前日比のプラマイに心が乱され過ぎているのではないだろうか、と思うのです。

もちろん前日比がマイナスになっていれば嬉しいですし、チリつもとして、マイナスが重なっていけば順調に痩せている、と言えるかもしれません。

ただ、プラマイ0.1や0.2の世界でさえ、増えた減った、と心が乱れているのは、しんどくない?と思うのです。

気持ちはわかります。

早く痩せたい、早く綺麗になりたい、早く現状を抜け出したい。

そう思えば思うほど、多少の増減であっても嬉しかったり焦ったりしがちです。

が、数字はあくまでも数字です。

さらに0.1や0.2なんて、体の水分量やむくみなどで変わるのは当然です。

女性であれば生理周期などで1〜3kgなんて簡単に増減します。

水分だったりホルモンサイクルで体重が変化するのは当然、と知識として頭では理解しているのは重々承知です。

頭で理解しているけれど、心はそう簡単に理解してくれない。

それが事実なのも承知しています。

ではどうしたらいいのか。

解決策としては大きく2つご提案です。

1ヶ月単位で確認する

体重計は毎日乗って日々の変化をモニタリングします。
これは続けてください。

数字に左右されないための方法としては、毎月決めた日のデータを、先月の同じ日のデータと比較して確認すること。

体重の落ち方をグラフにしたときに、細かいギザギザを刻みながら右肩下がりになっていきます。

この細かいギザギザ自体が、日々のプラマイ0.1, 0.2であったり生理周期のプラマイ1〜3kgの変化です。

超近視的に見たら、上がったり下がったり、大きく感じるかもしれませんが、長期的に見ればその上がったり下がったりは、単なる誤差であり、何だ意外と小さな変化だな、と思えるものです。

データが集まるまでは実感がないかもしれませんが、継続することで必ずその変化は目に見えてきます。

マインドフルネスを実践

「マインドフルネス」と言っても、ストレス低減だけが目的ではありません。

脳の構造として、心が乱れているときは、感情をつかさどる「大脳辺縁系」という部分が過剰にはたらいています。

この部分が過剰に働いていると、論理的な考え方はできなくなります。

瞑想をして、呼吸や周囲の音など集中する対象に意識を向けていると、この「大脳辺縁系」のはたらきは徐々に抑えられます。

代わりに、「前頭前野」という論理的思考を行う部分が活性化してきます。

論理的な思考ができるようになってくると、数字の変化に対しても冷静に対処できます。

日々の数字のアップダウンに一喜一憂するどころか、数字の停滞や望まない方向に変化してしまったときには「なぜだろう?」と原因を探り、日々の行動を振り返ったり分析し、「どのように対策を取るか?」と考え方と行動も変わってきます。

はたらく脳の部分をマインドフルネスをとおして変えてしまうのも、一つの有効な手段です。

体組成計の数字全体でみる

体重と体脂肪しか出ない体重計に乗っている人でもできる方法を記しますので、ぜひ最後まで読んでください。

ダイエットを決意した方はみんな、〇〇kgまで痩せる、と体重の目標を立てますよね。

体脂肪率まで目標を掲げる人は、そこから数が減るかと思います。

さらにそこから、体重、体脂肪率だけではなく、除脂肪体重や筋肉量にまで意識を向ける人は激減します(もはやボディメイクの領域になってきますね)。

数字で一喜一憂する人の多くは、「体重の数字」で反応します。

体重が減ったら見た目が良くなる、と思っている方が多いはずです。

もちろん、体重が減れば見た目も細くなるので、見た目が良くなると言えば良くなります。

が、体重が落ちているのにダイエットが終わらない、終われない方の本音としては「体重は落ちたけど、思ってたんと違う」だと思うんです。

体重が落ちたらあんな体になるだろうな、とダイエットを始めた頃に抱いていたイメージと、体重が落ちた今の体型とのギャップに悩むはずです。

だからダイエットが終わらない。
もっと体重が落ちたらいいのか、と逆に不健康になりかねません。

そこで重要なのが、体組成の数字で見ると言うこと。

体重:体全体の重さ
体脂肪率:体全体で脂肪が占める割合

ここまではわかるかと思います。

では「除脂肪体重」とは?

文字通り、「脂肪の量(kg)を除いた体重」です。

数字の出し方として、以下の計算式で出せます。

除脂肪体重=体重−(体重×体脂肪率​)

例えば、50kgで体脂肪率が20%なら、

50kg−(50kg×0.2)=40kg、となります。

40kgの中には筋肉と骨が含まれますので、正確な筋肉量は体組成計に乗る必要がありますが、除脂肪体重がわかるだけでも違います。

体重は減ったけどなんか違う、と感じる場合、もはやそれは脂肪をどうこうではなく、筋肉量を増やすことでメリハリのある体になるので、ちょっと苦手だとしても、筋トレをして筋肉を育てていくと良いかと思います。

筋肉は脂肪の1.2倍の重さがあります。

なので筋肉がつけば体重はある程度増えます。でも見た目がさらに細くなります。

これが体感できると、「体重の数字」で一喜一憂するのが馬鹿馬鹿しく感じてくるはずです。

むしろ一喜一憂するとすれば体脂肪率の変化でしょうか。

体重は減っているのに、体脂肪率に変化がないとか、増えている場合、筋肉量”も”、減っています。

ただこの段階にさえくることができれば、数字の変化がおもしろく、さらに体の見た目の変化も面白くおもしろく感じてこられると思います。

ダイエットもボディメイクも、辛いという感覚から、「自分の変化」をモニタリングしながら楽しめる、おもしろがれるというポジティブな感覚に変わっていくと日常化していき、理想の自分が当たり前の自分になっていきます。

まとめ

ダイエットをしている人が一番不安に思い、思い悩むのが数字であることから、数字との付き合い方についてご提案してみました。

・1ヶ月単位で確認する
・マインドフルネスを実践
・体組成計の数字全体でみる

これら3点を意識してみることで、日々のストレスも減ってくるのではないでしょうか。

ぜひ、取り入れられそうなところから取り入れてみてください。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?