#24_手書きでできないならツールを使ってもできない

こんにちは。
今回のテーマ、個人的な心の叫びが最初の方に入っていますが、気にしないでください。ライターはね!特別な道具を使わないからね!パパっとサクッとできると思われがちね!なめんな!!(←暴言)

さて、気を取り直して。
今回のテーマはいわゆる、「人間は想像できる範囲しか実現できない」というアレです。具体的なイメージができていないなら、どんなお高いツールを使ったって、何も生み出せないものです。

以前「こういう記事を書いてって言われたときにしていること」でもご紹介した私の手書きノートの話がふたたびちょろっと出てきています。
私の場合は、そこまで丁寧に下書きをしているわけではありませんが、記事の場合、構成案まではしっかりと手書きで作りこんでいきます。ネタに無理があるときはこの時点で修正していかないと、記事を書くときに本当、つらい。
キャッチコピーの場合は、最初はとにかく殴り書きで書きまくります。
これ、前回の「ネタだしの時の調査は大事」にもつながる話で、結局は、事前にどれだけちゃんと設計ができているかで、作業効率が変わってきます。けっこう、この工程をすっ飛ばす人を見かけるんですけど、そういう人が書いた記事に限って、日本語はめちゃくちゃだし論理は飛躍するしオチもないしで、見るに堪えないものが上がってきます。もちろん、まるっと没です。

この辺は、エンジニアの方が一番体感的に分かってくれるんじゃないかなーって思ってるんですけど…。
上流工程すっ飛ばしてアプリが作れるものか、と。
(エンジニアに例えることが多いですが、私はエンジニアだったわけではないです…。マークアップくらいなら自分でやりますが。)

そして、ライターの場合、これらの工程がなくても何とかなると思われがちなの、なんなんでしょうね。思い付きでしゃべって物が売れるか!と思うんですけど。
極端に言えば、記事ってセールストークか、講義のどちらかにカテゴライズされるはずなので、ある程度の型はあります。
けど、伝える内容を事前に組み立てずにぶっつけ本番でトークして物を売ることができる人が果たしてこの世にどれだけいるのか?教師は毎時間の授業のために、指導案も作らずにいきなり授業して生徒児童に内容を理解させることができるのか?(←ちょっとニッチですみません。私、大学は初等教育の専攻なんです)と考えたら、下書きの大事さをなんとなーく感じてもらえるのではないかなーと思います。

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