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初めての神奈川県立高校入試を詳しく記録しておく③-併願の私立高校選びについて-

舐めていた。
完全に甘く見ていた。

これが、いざすべての受験が終わって私立高校選びで思うことです。
ホント、「行くつもり」で真剣に考えた方がいいです。

書類選考のみの併願タイプ

我が家は金銭的に公立高校が第一希望でした。
娘は
「私立専願だったら早く受験が終わるのになー」
なんて言っていましたが。

私立高校は、「推薦」「専願」「併願」「オープン入試」などの受験方法があります。

それぞれがどのような入試方式なのかは、いろいろなサイトが詳しく紹介していますし、学校の進路説明会でも資料が貰えるのでそちらを見ていただくとして。

我が家は公立が第一希望なので、私立は併願入試でした。
これは、内申点と書類選考だけで合否が確定するもの。
基本的には合格します。

年明けすぐに、私立高校に自己PRシートみたいなものと受験料払込書を送付し、合格発表を待ちます。

「合格しているはず」と思ってはいても、さすがにちょっと緊張しました。

合格発表サイトにアクセスすると、華やかな桜の画面に

合格

の文字。
その日のうちに、入学手続きの書類が郵便で届きました。

入学手続きの書類が届いたら

基本的に、公立高校の合格発表までは特にすることがありません。
書類を確認して、

うわ、たけぇ…
一気に支払すんのか…
公立落ちたらめっちゃ忙しいじゃん…

などとびっくりするのみです。
我が家が受験した私立高校は、入学手続きを「公立高校の結果発表日」が過ぎるまで待ってくれました。
そのため、公立に合格した場合、私立への入学手続きはせず、ほったらかしになります。
逆に、公立に落ちた場合、失意の子供を慰めることもほどほどに、すぐに銀行や郵便局へ走ることになります。

そもそも、私立高校はどう選ぶ?

上記の通り我が家は公立第一希望だったので、

・通える距離にある
・学力が釣り合う

この2点のみで決めました。
公立高校は子供主導で受験校を絞りましたが、私立高校は親主導でした。

なぜなら子供は行くつもりがないので、全然一生懸命探さなかったから。

もっとも、この段階では親だって同じです。
私立に行かせるつもりは毛頭ありません。

距離と学力、この2点を満たす私立高校をいくつかピックアップして、娘が部活や制服などを調べて最終的に決めました。

説明会は必ず「学校で開催される回」に参加して

私立高校を2校に絞り、説明会の申し込みをしました。
この申し込みが結構シビアで大変。
ネットで申し込むのですが、開催日が一瞬で埋まります。

いつから申し込みを受け付けるのかは各私立高校のサイトに随時UPされますが、おおよそ1ヶ月半~1か月前くらいを想定しておくといいと思います。
高校によっては2か月前から受け付け開始して、その日のうちに満員になる、ということが起こりますので、受験校の目星を付けたらこまめにサイトをチェックした方がいいです。

説明会は9月ぐらいから始まるところが多く、初回は公会堂など広いところで、2回目以降は学校で行われることが多いですね。
毎回同じ内容なので行くのは1回でいいのですが、行くなら絶対に学校で開催される説明会に参加してください!

これホント大事!
通う高校で開催される説明会に参加して!!

我が家は高校の最寄駅から徒歩15分弱の私立高校を希望していました。
が、説明会の日はあいにくの雨。
しかも、豪雨!
歩いて20分以上かかりました。かつ、びしょぬれでした。

娘はこの経験を経て、
「私立には絶対行きたくない!絶対公立に行く!」
といって超勉強し始めました。

その私立高校自体は決して悪いわけではないのですが、
「雨だと通うのがこんなに大変なんだ」
と子供自身が実感できたのは良かった気がします。

なお、雨が降ろうが槍が降ろうが説明会には必ず参加してください。
参加するだけで、内申点が1点プラスされます。
受験に必要な書類も配布されます。

我が家は「説明会に参加したこと」の1点と
「3年間中学校で部活動に所属していた」1点の
合計2点がプラスされ、内申点だけでは受験できなかった一つ上のコースを受験できるようになりました。

通知簿の4を5にするのは難しいですが、説明会に行くだけで「その1点」がもらえるのです。
私立高校の説明会には必ず参加しましょう。

公立不合格は結構多い

実は、行った私立の説明会で、私は爆睡でした。
娘もときどき舟を漕ぎながら、頑張って話を聞いて(いるふりをして)いました。

つまり、二人とも大して話は聞いてなかったんです。
根底には、「ここへは通わない確率の方が高いんだから」という考えがありました。

そして、いざ、公立受験、合格発表。
あのシンプルな発表画面。
私立の合格発表を先に見ている分、余計にシンプルに感じました。

翌日、学校から帰ってきた娘に話を聞くと。

公立に落ちる子の多いこと多いこと。
娘の友達は、半分程度が公立に落ち、私立に行くことになりました。

私の時代は、「公立は基本落ちないレベルの高校を受ける」という前提があったので、学力的には無理をしないで行ける印象がありました。

それは今も昔も大して変わっていないようですが、
それでも今年は落ちました。

「えっ、あの子落ちたの?!」
「レベル落とした高校に志願変更してたじゃん!それでもダメ?!」
「めっちゃ頭良かった子じゃん!公立ダメだったの?!」

もちろん、たまたまかもしれないのですが。
とにかく驚きの連続でした。

娘は幸い公立に合格したのですが、
「公立ダメだったらあの私立に通うことになってたのか…」
と親子で呆然としていたのを覚えています。

どの子も割と同じ感じだったようで、私立高校の選定にはあまり深くかかわっていないようでした。
その子たちが、いざ「その私立へ通うことになるんだなぁ」と思うと、
私立高校も「行くつもり」でしっかり選ぶべきだと思いました。

うちは娘はもう終わっちゃいましたが、息子の時はしっかり選ぼうと思います。

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