見出し画像

バルカン半島の塩辛いチーズ「シレネ」

■はじめに


海外生活を送っていると、ときに自分が想定していた事とは全く違う結果になったりすることがあります。その一つはスーパーマーケットの買い物で起きます。それは買った食材が思っていた味とは全然違う!ということです。日本で似たような食材があると、そのギャップになおさら衝撃を受けます。多くの場合それは失敗や後悔になるのですが、私がセルビアで出会った塩辛いチーズ「シレネ」はその深い味わいと使い勝手の良さに思わず惚れ込んだ食材です。

本日はそんなバルカン半島で愛される塩辛いチーズ「シレネ」をご紹介させていただきます。

■シレネについて調べてみた


シレネについてインターネットで調べてみました。シレネはヤギ・羊・牛などの生乳を主原料としたバルカン半島やイスラエルなどで食されている塩漬けのチーズのことです。サラダや焼き料理など様々な用途で使われ、バルカン半島の国や地域では国民食として親しまれています。また塩漬けにされているので、保存食としての役割も果たしているようです。

※バルカン半島とは東南ヨーロッパにあるクロアチアやセルビア、ブルガリアなど国土の一部も含めると13か国がある大きな半島です。

■シレネを食す


シレネは大きなブロック状でスーパーやチーズ専門店、市場などで気軽に購入できます。見た目は豆腐のようですが、手で崩すとカッティングチーズのようにボロボロになります。(私もカッティングチーズと間違い購入してしまいました……。)価格は国や地域によって異なると思いますが、最近滞在しているブルガリアでは1kg650円前後で購入でき、他のチーズより比較的に安価です。

味はとにかく塩辛いです。また発酵の香りも強く、日本の酒粕のような味がします。現地ではそのままサラダに使うこともあるそうですが、私はスープやパスタ料理にシレネを入れます。とくにトマト料理との相性が良く、味にコクが出ます。また卵焼きなどに入れても塩気がアクセントとなり、とても美味しいです。

■まとめ


今日はバルカン半島の多くの国で愛され、私もその虜になったチーズ「シレネ」をご紹介させていただきました。海外で自炊生活にチェレンジしていますが、なかなか上達しない私にとって『とりあえずシレネを入れれば何とかなる……』みたいな感じで大活躍をしてくれるシレネ。これからもシレネを使った料理のバリエーションを増やしていきたいと思います。

yuki.bbone

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?