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【32日目】会社辞めました_退職後何も決まってない人のありのまま記録

会社辞めてからの日々を記録し出して早1ヶ月。デンマークと隔離中はまとめて記事にしてるので記事数こそ少ないけれど、自分としてちゃんとここまで続いていることに喜びを感じています。

当初は、会社を辞めたい人に少しでも安心感のある実体験を届けたいという気持ちで書き始めたマガジン。でも、だからこそ嘘のない形で届けたいなと思うと、結構リアルな、そして短調な日々だったりして、こんなのでいいのかなと思うことも実はあって。

私のなんてことない自由気ままな日々は「ちゃんと」「普通の社会」で生きてる人たちにとっては軽蔑に値するんじゃないかとか。

たまに、ごくたまに、自分自身が当初の意気込みを忘れて(やっぱり早く再就職しようかしら?)なんて弱気になることだってあって。

書き連ねているなんてことない日々が、誰かの何かになるとは正直思えないけれど。

でも、これは私のリアルで、誰かの為にはならなくても、ここに記す日々は、私が私の意志で生きたいと思える日々を、必死で見失わないようにするための道標でもあるんだと、そう思ったりするのです。

この世界は「自分らしく生きる」ということにおける障害がまだまだたくさんある。「自分らしさ」なんていとも簡単にもみ消されてしまうし、それをもう一度探そうとしていると、世の中のスピードから途端に振り落とされてしまう。必死に日々を生きていくだけで精一杯で、いつの間にか「ほんとうの自分」さえ忘れてしまったりする。

だけど、やっぱりどうしても、そんな世界で私が生きていくことはできないから。

私は自分の心がYESというものを信じて生きていきたい。

だから、自ら世界線を超えて、できる限りスピードを落として、心ゆくまで自分自身と向き合っていきたい。

そんなことを思う、年末の今日。いつもより導入が長くなってしまったけど、本編レッツゴー!

6:00 起床

今日は関西に戻る日なので朝早めの新幹線で。新幹線に乗る時は旦那さんがおにぎりを握ってくれるんだけど、めちゃくちゃこれがおいしくて幸せを感じるのです。新幹線で食べるのって遠足みたいですごくわくわくするよね。

11:00  関西到着

駅につくと旦那さんのお父さんが車で迎えにきてくれてまずは旦那さんの実家へ。

私の家は両親が不仲だったので、幼少期から家族4人が揃って食卓を囲んだこともなければ、ピクニックやBBQに行ったこともないような家族で、だからこそ、「普通の家族」の一員になれたことが何よりも嬉しかった。

私がお肉が好きなので、いつもいいお肉を買って待っててくれる家族。みんなでお庭でBBQをしてお酒を楽しんだ後は、暖かいお部屋でコーヒーブレイク。ほっと一息ついたらソファーとカーペットの上でゆったりタイム。

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もしかしたら普通のことかもしれないけれど、父が大声で怒鳴るかもしれない、という恐怖とか、喧嘩がはじまるかもしれないピリついた空気とか、そういうものとは無縁の空間があまりに心地良くて、こんな幸せを享受していいのかといつも不安になるくらいだ。

ドラマや映画で出てくる「家族=安心できる場所」という描写が理解できたことがなかったけれど、旦那さんの家族と出会って初めて身を持って実感できた。家族は、安心できる場所だった。

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19:00 母と合流

さて、そんな夢のような時間も終わりが来る。父と別居中の母の家に帰るべく母と合流する時間がきた。

母は父に比べれば、怒鳴ることもないし、恐怖感はない存在だ。

別に嫌いなわけじゃない。

でも、年老いてまだマシにはなったけれど、どうしても比較構造から逃れられないタイプの人間で、他人の悪口や職場の愚痴を私にぶつけることで解消しようとしてくるところは変わらない。

繊細さがない分、1つ1つの言葉のトゲがチクチクと私を刺す。誰かを貶めるような言葉に、私のことじゃないけど、私が傷つく。

どうにか止めようとするけれど、その声はなかなか届かない。「ゆきはセンシティブすぎるから」「ゆきは考えすぎ」そんな言葉で私を形容してくる。

あなたにとっての私が、たとえそういう存在だったとしても、だったら、あと半歩でいいから歩み寄ってほしかった。トゲのない言葉で、寄り添ってほしかった。

欲しかった言葉たちは、未だに母からもらうことはできない。

今ある幸せに目を向ける前に、そこにある不幸を掘り起こしてしまうような言動に何度も疲弊してきたからこそ、今はもう、過度な期待をせず、適切な距離を保つようにしている。

この負の連鎖は、私で終わりにするのだ。

そんな母との共同生活が今日から数日間だけだけどはじまる。


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