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外資系コンサル2年目のつぶやき。激務は過去のものって本当?

外資系コンサルティング会社で新卒社員として働き始めて2年目に突入。入社前は本当にやっていけるかなという不安を抱えていたけどなんとか1年経過。

激務と巷では噂の外資コンサル、その真相に迫ってみよう。

入社1ヵ月目から12ヵ月までの苦悩や心境の変化を、

研修期間▶︎▷ 1st PJT ▶︎▷ 2nd PJT で区切り、振り返っていこうと思います。

また最後に上司から頂いたフィードバックもまとめています。

※コンサルはプロジェクトに参画し、業務を遂行します。短いプロジェクトであれば数ヶ月単位、長いプロジェクトであれば2~3年単位のものがあります。

新社会人になりたての方や、就活を控えている方などに読んで頂き、ピンっと張った心の糸が少しでも緩まればと思っています。

研修期間 : 約3ヵ月

最初の3ヵ月は新入社員研修。前半1ヵ月はビジネス研修。後半2ヵ月はテクノロジー研修でした。

※ビジネス研修=ExcelやPPTなど汎用的なスキル,議事録の書き方などを習得 テクノロジー研修=プログラミング学習, 開発訓練など実施

前半1ヵ月のビジネス研修は辛いこともあったけど、賢い同期に助けられながら、比較的楽しんでいました。

ですが講師陣のレビューがとにかく辛辣でした・・笑 「PPT、ダサっ!」のひとことはぐさっときましたね。

(感情論で罵倒するのではなくて、"具体的にどうしたら改善するかなど、やるきが出るように指導してくださる"素敵な上司に出会い、今となっては、「PPT、ダサっ!」の指摘方法、ダサっ!と思います笑。)

後半2ヵ月のテクノロジー研修は、働き始めて1年が経過した今でも 精神的に一番きつかった期間です。

この2ヵ月はプログラミング学習をしたのですが大学時代文系出身だった私には何もかもが初めての考え方や内容で、毎日講義をこなすのに必死でした。精神的にきついと思った理由は主に2つ。

1つ目はほぼ毎日、講義内容の復習テストがあり、成績が公開されること。2つ目はチームで1つの課題をこなしていくため、自分だけがわからない状況がとにかく辛い。初めは成績が公開されるのはモチベーション維持できるからいい案だと思っていたのですが、自分の点数が低い状態がずっと続き、周りに悟られるのがとにかく嫌になってしまいました。その上、チームでは何も貢献できず、ひたすら同期のヘルプを待つしかない状態。やばいな・・・と自分では思ってはいたものの、まさかの講師陣から呼び出されるハメに。

その講師の方は幸いとても気遣いのできる方で、私を呼び出す際にも周りにバレないように、チャットで「レビューするから後ろに来てください」みたいな文面で誘導してくれました。話した内容はテクノロジーの分野に対しての意識はどんなものなのかということ。私は素直に「正直、プログラミング向いていないと思います。」と言いました。すると「そうなんだね。もしプログラミングが向いていないとしても社内には管理系や人事系など他の業務もあるから視野を広げながら考えてもいいかもね。」とアドバイスをくださいました。そこで肩の荷が少し軽くなり、優しい言葉に弱い私は涙が止まりませんでした。"あんまり無理しすぎずにマイペースに自分にあっていることを探していこう"そう思えるようになりました。

そして目を真っ赤にしたまま講義室に戻り、察してくれた1人の同期が廊下に出て話そうと提案してくれました。その同期がかけてくれた当時の私にとってのパワーワード。「◯◯はいてくれるだけでチームの雰囲気が明るくなるし、それだけでチームに貢献してくれてるよ。」涙腺崩壊でしたね笑 もちろん仕事内容をそつなくこなすのは社会人として必要かもしれないけど、"人柄"をみて判断してくれる環境でもあるんだなと思い、本当に楽になりました。

そんな、笑いあり、涙ありの研修は今振り返ると、たくさんの視野から仕事というものを考えられたいい機会になって、後の実務にも活かせるマインドをたくさん学べた3ヵ月でした。

1st PJT : 約3ヵ月

どきどきの1st PJT。チームの方との顔合わせ初日は緊張よりもワクワク感が上回っていました。やはり研修生ではなく"真の社会人"に憧れていたのでしょうね。笑

最初はPJTにキャッチアップするためにひたすら資料の読み込み。1ヵ月目はそんなに苦痛を感じることもなく終わり、2ヵ月目。

2ヵ月目は質問の仕方を覚えました。

(当時の私にとっては)徐々に作業内容が上がってきていたので、分からないことだらけに。

分からないことがあれば逐一、隣の先輩方に、「すみません、ここ分からないのですが・・・」と直接聞いていました。ですが徐々に周りの人がチャット上で質問しあっていることに気づき、私も直接声掛けするのではなく、チャットで質問する形態に移行していきました。

チャットで質問することで相手の手を止めずにすむことも初めは分からず、自分本位の質問の仕方をしてしまっていたなと思います。

3ヵ月目は初めて残業を遅くまでし、業務中に謎に泣けてくるという事態もありました。

2日ほどだけ22時近くまで働くことがあったのですがそのたった2日だけでも私は辛くなりました。「なんで今自分はこんな夜遅くまで働いているんだろう・・業務内容もワケワカメ・・何をどうやって質問すればいいかも分からん・・ツラ・・・え、涙出て来た、やばいトイレ行ってごまかそう」みたいな状態でした。笑

1年経った今でも遅くまでの残業経験は、ほぼないのですが、今なら22時まで働いても泣くことは無いかな・・多分・・笑

兎にも角にも自分は残業向いていないと確信しましたね。(1ヵ月残業40時間とかをこなしている方、メンタルフライパン並みですね。すごい。)

そんなこんなで1st PJTはなんとか終了。

2nd PJT : 約6ヵ月

まだまだ先輩の助けが必要だと思っていた矢先、独り立ち!ということで2nd PJTに参画。

1st PJTでは上司の方が全てのタスクを管理し、日別に業務内容を振ってくださっていました。なので自分が何をすべきかは毎日明確だったのです。しかし2nd PJTでは実質独り立ち。業務内容を細かく割り振ってくれる方はいませんでした。

不安もありましたが、そのおかげでタスク管理能力が大幅にupしました。長期的な計画と短期的な計画を書き出し、業務をこなしていく。

仕事の基本かもしれませんが、タスク管理能力はとっても大切な能力ですよね。

あとは、変なプライドを捨てて周りの人に頼ることも覚えました。やはり1年目だと分からないことはたくさん出て来ます。最初は質問するのに躊躇していましたが、ある程度考えても埒が明かない場合は有識者にすぐに聞く!ということをしました。すると業務効率がぐんっと上がりました。仕事はタスクを期日内に終わらせることが1番大切だということを念頭に置いていれば変なプライドを持っている暇なんてない。ということを身を持って感じました。

上司からのフィードバック

約1年勤務し、上司からいただいたフィードバックは予期せず、とてもポジティブなものでした。

仕事への取り組み方が評価されました。「報・連・相が的確なタイミングでできているし、作業を効率的に勧めてくれていた。こういったことができない人もたくさんいるので、1年目としてはいい滑り出しです。」といった内容でした。自分では当たり前と思ってしていた行動も、評価されると嬉しいし、もっともっと頑張ろうという意欲が促進されました。

ネガティブなコメントはなく、前向きになれるフィードバック内容を頂いたので、私も部下ができたら"褒めるところは褒めて、改善点は具体的にモチベーションがあがるよう、伝えていこう"と思います!

まとめ : 働く上での大切なマインド

自戒の意味もこねて辛くなったらとりあえず「死ぬこと以外かすり傷!!!」という言葉を思い出すことが大切なマインドだと自負しています。

働く上で壁にぶちあたると、あぁもうだめだ・・・と思ってしまうことは誰にでもあるはずです。その時に最終的に自分を奮い立たせられるのは自分だけ。なのでしんどくなったら念仏を唱えるように、心の中でつぶやきましょう。「死ぬこと以外かすり傷!!!」

でも本当につらくなったら休むことも仕事。思い切って仕事から少し離れてみるという選択肢もあることは忘れずに。

渦中にいるときは色々と不安になることも多いですが、やはり振り返ってみるとなんとかなるもんですね。

働き始めた方や日々業務で悩みが絶えない方、みんな同じ気持ちだと思って、肩の力を抜いて適度に頑張っていきましょうーー!

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