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実店舗は主人の説明書である

こんにちは!山路です。

定期購読マガジン1月2本目の配信です。

このマガジンは月額¥500で、カフェ(飲食店)を経営することに興味がある人やカフェが好きな人のためにカフェにまつわる色んなことを書き記していくマガジンです。
僕の普段の仕事や経営の裏側、東京の新店舗や新プロジェクトの進捗なども書きながら追体験してもらおうという内容になっています。
ご興味ある方はひと月だけでも、是非覗いてみてください。


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前号に続いて、まずはご案内。

1月23日(木)に購読者の方限定でnoteの定例会をやります。
会場は王子神谷の居間です。
18時から21時頃までを予定しています。

ビールやワイン、ソフトドリンク、食事や甘いものなどはこちらで用意させていただきます。手ぶらで参加していただければ幸いです。
会費は4000円/人です。
参加希望の方は「クリエイターへのお問い合わせ」か参加希望の旨を記入の上ご連絡ください。
僕のSNSをご存知の方はそちらへDM頂いても大丈夫です。

現在参加人数は4人で、あと2人ほどで締め切りたいと思います。是非お早めに。


東京では初めてのnote定例会、引っ越す前から楽しみにしておりました。
お会いできるのを楽しみにしております。

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(直近の仙台での会の様子)

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さて。

時代は2020年、これからますますEC(インターネット上の商取引)の流れが加速していくことになるだろうと言われています。というか誰しもがそれを感じているでしょう。うちの店舗でも電話やFAXで注文のようなものにしか対応していない業者さんと付き合う必要がなくなってきました。アスクルとかlohacoに全部あるし。


「実店舗は無くなっていくのか」という議論が昔からされていて、確かにECサイトの売り上げは伸び続けているのですがBtoCの小売全体の売り上げで見ればまだまだ国内では10%弱といったところ。
おそらくこれからも伸びていくし、その流れは止まらないでしょう。

ところがそれは電化製品や服などの「モノ」が多くを占めていて飲食物のオンラインでの購入は避けられがち。
作った人や、店員さんなどの顔が見えない不安感や、そもそも鮮度上の問題なども挙げられるし冷凍品は別にして受注から発送までの間に何かあるかもしれない、と考えるからです。
(電化製品は型番やサイズが分ってしまえば現場、店舗で買うモチベーションのほとんどが失われてしまう。安い方がいいですしね。)


他の人が淹れてくれた淹れたての温かいコーヒーはオンライン上で買う事ができません。

そんな面でも店舗が必要なカフェ経営(他の飲食店含め)という仕事は店舗の方が強く、恐らくこれからも無くなっていくことはないだろうと予想されます。ECとの相性がそもそも悪すぎるのですね。豆の卸やネット予約などは除いて。

コーヒーやケーキなどといった「鮮度や温度が大事な消えモノ」をwebで買うことに対しての苦手意識の蔓延や、そもそも相性が悪すぎるのでこれからも実店舗の利用が続いていくと思うのですが”相性が悪い”で済ませると話が終わってしまうので今回は少し違った切り口で実店舗の良さを見ていきたいと思います。

売り場面積で言えばECには完全に敵わない。
その面でECと店舗という比較をされたくないのであれば店舗の意味を大きくズラしてみたらいいのではないか、という話です。

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