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正しく読むという防災

注射を打たれただけだ。恐れという名の予防接種を。


この記事は定期購読マガジンの記事のため途中から有料です。

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以前、このマガジンで書いたことをようやくお店のオフィシャルなもので公開することができました。

ひとまず段階的に固定費を減らしていきます。(家賃は減額交渉済み)
店舗は残しておき引き続きオンラインで活動します。
いざとなったらそこも解約しますがまずは解雇です。
その期間内にコロナウイルスがある程度収束すればまた活動ができます。経営は算数なのでマイナスの期間があるのはいいけど最終的にマイナスになってしまうとダメです。今はとにかく数字だけを追い「気分」で経営しないように心がけています。僕のお給料もカットし会社に入れています。うちの社員たちも物分かりがいいのでみんな納得の上賛同してくれました。会社という脆弱な存在の中に社員をしまい込んで「絶対に守らねば」なんていうのは夢のような話だと感じる。もう個人のひらめきやアイディアでどうにかなる、なんていうフェーズは終わっています。
元気なうちに決断しておけばまた「次」があります。

5月最初の段階で既にここまで書いていました。
お店の子達へ最初に送ったラインの文面などもすべて公開しています。
気になる方は是非ご購読ください。
(こんなことができるのも有料の閉じた場だからですね。)


なので、このマガジンの読者の方は「ついに公開したんですね」という感じだと思いますがやはり一般のお客様の反応は大きく、悲喜こもごもで悲しんでいる人、寂しがっている人、ポジティブに捉えてくれている人、様々です。

幸い否定的なご意見は頂戴しませんでしたのでホッとしています。まぁ別にそういう意見があったところで何かが変わるわけでもないのですが。


このマガジンはカフェを開業すること、継続することについて書いていきます。 カフェは時代や街を大きく写します。 それを通して分かることがあるし、それを見誤るとカフェを経営することが途端に難しいものになってしまいます。 そんな視点で綴るマガジンです。
月額¥500、1日あたり17円ほどの週刊誌です。
僕個人の新店舗開業までの進捗や現店舗のウラオモテなども並行して。 カフェをやってる人も、これからやりたい人も。ただカフェが好きだよ、という人も。 ぜひお気軽にご購読ください。

さて。

5月最後のマガジンということで今日は「正しく読む必要性」について書いていきたいと思います。


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数字を読めない人

数字が読めない人が一定数います。数字が読めない人というのは「気分や感情」を数字に上乗せして読んでしまう人です。

例えば、返せる兆しがないのに借金を増やしてしまう(融資を受けまくる、ローンをこしらえる)といったことやマイナスが続いている事業を続けてしまう、などです。


これは一例ではありますが共通しているのは「きっといつか良くなるでしょ」という私情や期待感を織り込んでいるという点です。
借金をするだけして踏み倒そうと考えていたり、本業がしっかりあるので別に赤字だけど趣味の事業をやっているといったように目的があるのであれば全然いいのですが「困っている」という状態なのにも関わらず公私混同、私情や気分を同じ器に盛り付けてしまうというのは「数字を読む」ことよりも「感情で動いている自分に酔っている」パターンだったりします。

(あくまでも身の丈に合わない)自宅や車を買ったりするのも同じで、帳簿にしてみると自分の支払額を多くするものでしかないのですが、感情の動きとして「それを所有している自分」ということになってしまうので(売る側はもちろんそこを理解してあげれば売れるんだけど)数字の判断が鈍ってしまいます。
数字だけを見ればかなり厳しい生活であるということが事前に分かっているのにやってしまうんですね。
今回のコロナウイルス騒動でボーナス払いというものってやってはいけないんだな、とみんなが感じたはずです。
「うちに会社はきっと大丈夫なはずだ」という人は会社の売り上げと、その期待値のバランスが取れているのかを確認してみるといいかもしれません。


話(文字)が読めない人


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お店にも来てくださいね〜〜!!