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「起業と破産」2つの経験で学んだこと

本記事では沢山、失敗している人「YUKI」が22歳で起業してから27歳で破産になるまでの経緯と、そこから学んだ事を書き記してます。

・今の状況から抜け出したい人
・漠然と起業したいと考えているが何から始めていいか分からない人
・資金がない人
・誰かを幸せにしたいと心から願っている人

ざっと書きましたが、上記に当てはまる人は読んで損はないと思います。
ちなみに、僕の起業当時は上記がばっちり当てはまってました。

詳しく説明すると、最終学歴中卒で結婚しており、子供もいました。そして、建設業界しか経験がありませんでした。
そんな僕でも起業し、一番稼いだ月では月収150万円(手取り)くらいでした。
つまり、あなたが今、どんな状況でも起業できるはずです。出来ないとしたらそれは環境や時間、お金など外部的要因ではなく、全てはあなた自身のせいです。

本記事で自分自身を見つめ直すと共に、起業についてもう一度0から考え直していただけたらきっと、あなたにしか出来ないことが見つかるはず。

一度きりの人生だもん、楽しまないと損だよね。

どうやって起業したの?

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一番、多い質問かと思います。
これはめちゃくちゃシンプルで、

「僕は4月から起業します!」

上記のように宣言しただけです。はい。

税理士とも顧問契約しなければ、事務所も借りてません。車は1台の軽自動車のみ。貯金は150,000円。当時住んでいた家賃65,000円のアパートを拠点に始めました。

仕事の取り方も単純で、

「誰か仕事をください!」

上記のように色々な人へ片っ端から電話しまくりました。ちょっとした仕事を頼まれるようになれば後は自然と仕事に繋がるご縁がやってくる感じです。
これは賢者とか愚者とか関係なく、仕事を頼まれるかはやってみないと分からないってことです。もちろん、法人とか個人も関係ないです。

「あなたは誰かを幸せにできるのか?」

これを考えて何かが出てくればとりあえず「起業します!」と宣言して「仕事をください!」と頼みまくってみる。これが僕のやった起業の方法でした。

結果として、初月の売り上げは800,000円くらいでした。材料費もほとんど掛からない仕事を意識していたのでほぼ利益でした。
ちなみに実働20日間くらいです。最初の10日間で600,000円くらい稼いでました。

初月にこんだけ稼ぐと調子に乗ると思いますよね?もちろん、調子に乗ってましたね。笑

結婚後、初めて自分だけで車のローンが組めるようになった

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生まれて初めて新車をディーラーで買いました。この時は自分でもローンを組めたことに驚きました。
ですが、この車は最初から買うつもりではなかったんですよね。笑

なぜ、車を買うことになったかというと取引先から「そろそろ車を買わないの?」と言われたからです。この時、僕には「タントで現場に来るのはちょっと」と言われた感覚になりました。

そのまま、取引先にディーラーを紹介され「とりあえず」のつもりでローンの審査をしてみたら通ってしまい、そのまま契約しちゃいました。
もちろん、奥さんにも相談していなかったため、契約書を持って帰ってきたときは「いや、ウソでしょ?何かのドッキリ?」と驚かれた後に「勝手に車を買ってくるなんてありえない!」と怒られたのはいい思い出です。(親戚にも怒られました)
当時は「ノリに任せる」がモットーだったかもしれません。

車を購入する=負債を背負うことになるんですが、ここから仕事にも更に熱が入りしっかりと売り上げを伸ばすことが出来ました。もちろん、ディラーの紹介を頂いた取引先からも仕事は増えました。

思い返せばここから「先行投資が人生を変える!」ことを実感してきたんだと思います。

人を雇うことのリスクとリターン

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僕は車で調子に乗ってから「人」を雇用することにしました。理由は単純で、人がいた方が「もっと稼げる」と思ったからです。今、思えば本当にアホだなって思います。当時の僕はアホすぎるのでもし、タイムスリップして未来のことを話しても「大丈夫!俺ならできる!」こんな感じで話をまともに聞かなかったでしょう。

賢者は歴史に学び愚者は経験に学ぶとはまさにこのことですね。

そのリターンに対してのリスク想定が甘かったせいで歯車が狂い始めました。
この、人を雇うと決めた瞬間に大きく融資を受けることにしました。地銀と日本政策金融公庫です。この資金調達の話は長くなるので別のnoteで紹介しますが、最終的な借り入れ金額は16,000,000円です。25歳でも調子に乗るとここまで借金できるんですよね。

・多額の借金
・3人雇用
・ハイエースを新車で購入
・2tダンプ月額8万円でリース契約
・道具など設備に投資

この先行投資でいくら稼いだのか気になりますよね?結果は・・・・

大赤字です。そりゃそうですよ。組織運営以前にマネジメントって何?そんな感じでしたから。結局、「いつになったら給料上げてくれるんですか〜?」とか「今日は寝坊しました〜」とかもう、部活の延長みたいな状態でした。

その結果、今まで積み上げてきた信用はガラガラと崩れていき最終的には人も仕事もお金も無くなり、借金だけがしっかり残ってる状況になりました。この時、確か26歳でしたね。

この失敗から学べたことが僕の人生でめちゃくちゃ重要になってます。

・人を雇う時は必ず自分より優秀な人
・優秀でなければ無償で働いてくれる人(ボランティア)
・仕事を任すなら最後まで信じ抜く

・プロフェッショナルな相談相手
・上手くいくか分かるまでは必ずリスクを最小に
・借金するときは法人にしてから

上記のこと以外にも賢いあなたなら「マネジメントスキルがあれば良かったんじゃない?」なんて思うでしょう。もちろん、マネジメントスキルのような戦術も身に付けておいた方がいいと思います。しかし、そのスキルはあった方が良いですが、絶対的に必要ではありません。経営者の仕事とはそんな小手先の戦術を駆使することではなく、大きな結果をどのように手にするか戦略を練るのが役割です。そのゴールへ向かうために必要なスキルは他人で補えばいいんです。そのための起業です。

この学んだことの解説は・・・・長くなるので別のnoteでまとめます。(またか)

マイナスから立ち直す選択肢は残されていなかった

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僕は起業してから軌道に乗って3LDKの戸建てへ引っ越してました。そこから堕ちていき、気づけば1LDKのアパートで家族4人暮らしになりました。生活を立て直すために、知り合いのツテで土木会社に就職しました。
なぜ破産したかというと、その選択肢しか残されていなかったからです。

結局、業績が悪化して銀行に相談しても「とりあえず返済実績をもう少し頑張って作ってください」しか言われず、当時は毎月の返済額と家賃など最低限の支払いだけでも800,000円くらいあったのでいくら一人で働いてもギリギリしか作れませんでした。

結局、督促などが溜まって弁護士に相談したところ「債務整理しましょう」ということになりました。

知らない人も多いと思うので補足すると、破産するかしないかは自分自身で選べず、裁判所が決めます。借金額に対してその人の生活状況を踏まえて判断されます。
「破産すればいいやー」なんて簡単に言ってる人がいますが、そんなに甘くありません。変な借金の仕方をすれば(ギャンブルやキャバクラなど)当然、破産はできません。それは裁判所が許さないからです。逆に「破産はしたくない。どうにか返済していきたい」と思っても、家族がいて借金の仕方も致し方ないもので額面も大きければ「破産してやり直してください」と決められます。

ここからは本当に大変で、何とか事業を盛り返そうと足掻いたツケに苦しみました。それは何かというと妻名義のクレジットカード返済です。

僕ならきっとまた上手く盛り返せると妻も信じてくれて妻のカードを利用しながら仕事をこなしてました。しかし、債務整理になり自分のお金は全て弁護士が管理します。生活最低限のお金しか使えないのですが、妻名義の返済はそこに入ってません。つまり、最低限の生活費−クレカの返済=生活費となっていたため、その日の食費を用意するのもままならない日々が続きました。

このとき、破産したことで周りにいた殆どの人が離れて行きましたがそれでも僕を助けてくれる人が少数だけ残ってくれてました。家族みんなにご飯を食べさせてくれて生活に必要な物を買ってくれて(食材や雑貨など)、日帰り旅行なども連れて行ってもらいました。今でもその人たちには心の底から感謝しています。

このように助けてもらっている時でも裕福では無かったので、仕事から帰ると妻が「子供達に食べさせてあげれる明日のお米がない」と泣いていたりとめちゃくちゃ辛い思いをさせてました。そんな日は無言で家の中からお金になるものを見つけてBOOK OFFなどに換金しに行くことも多々、ありましたね。

人間、悲しいことよりも情けないことの方が辛いんだなと感じました。

家族を幸せにしたくて起業したのに「家族をこんな目に合わせて」と周りから責められ、妻や子供達には不自由な思いをさせ、僕は何てクソ野郎なんだと自分で自分を責めてました。就業後、職場の駐車場で一人、泣いていることが多かったですね。情けなくて涙が自然と出てきたんです。

この地獄のような日々を経験したことで沢山のことを学べました。

・お金も大事だけど「仲間」や「家族」の方がもっと大事
・どんな状況でも仕事には真面目に向き合う
・諦めなければ人生は切り拓ける
・仕事の時間以外は勉強&挑戦

これは今でも続けている習慣でもありますね。特に勉強は結婚後に起業しようと志した時から続けてますし、挑戦は破産中もずーっと続けてきました。

そのおかげで、今ではグーグル検索上位に出てくるようなサイトを作れたり、サイトのM&Aを経験したりとそこら辺のウェブコンサルタントより仕事ができる自信あります。サイト運営自体は25歳くらいから続けてますからね。やっと結果が出てきた感じです。

この「売れるサイトの作り方」や「ノウハウ」は話せば長くなるので・・・また別のnoteで紹介します。(3回目)

まとめ

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よくインフルエンサーなどが「起業なんて誰でもできる」なんてことを言っているのを聞いて「その方法を知りたいんだよ!」なんて叫んでいる人がいますが、そもそも言葉の本質を理解できてないと思います。

僕は起業を経験したからこそ分かるんですが、その言葉の本当の意味は

「起業は手段であってゴールではない」

と、いうことです。

なぜ起業をするのか?そこがあなたの人生にとって一番、考えなければならないことです。それを考えた上で起業をするでもいいし、就職や転職するでもいいし。ボランティア活動や世界を旅するでもいいですね。

そのゴールがしっかりないと、僕みたいに余計な苦労をすることになります。僕が経験した苦労から学べることはわざわざ経験しなくても僕に聞けば分かりますからね。

僕に出来ることであればいつでも相談に乗りますので気軽にメッセージ頂ければと思います。

この記事を読んだ全ての皆さんが最高の人生を送れることを心から願ってます。

一緒に楽しみましょうね。

最後に僕が今、運営している「ゲーマー友達が探せる場所」の紹介ページを貼っておくのでよかったら遊びに来て下さい。


只々、挑戦し続けます!主に起業家活動費として使わせて頂きます!