生活リズムの見直し ~体調を崩さない生活とは~
あなたは、生活リズムがバラバラになってしまっていませんか。
生活リズムが狂ってしまうと、寝なければいけないのに寝れなかったりして睡眠不足になるほか、それ自体がストレスになり、自律神経失調症になったりと、いろいろと大変なことになりがちです。
リズムを改善することができればいいのですが、それがとても難しい為、多くの人が悩みを抱えていると思います。
このように「生活のリズムが大事」ということは、誰もがよく分かっていることでしょう。実際に生活をしていると、なかなかそのリズムを保てなかったり、特に一人暮らしの人はリズムが乱れてしまうものです。
仕事や勉強にも大きな影響を与える「生活のリズム」。今回は、日頃どうしても乱れがちという人の為に、生活リズムを改善するための方法をお伝えしていきますので、是非参考にしてみてください。
生活リズムを改善する方法
朝型人間と夜型人間の特徴
朝型の特徴
午前中から精力的に動ける・夜スッと眠れる・ある程度、寝る時間と起きる時間が決まった規則正しい生活
夜型の特徴
朝起きても、なかなか頭が起きない・日中なかなかモチベーションが上がらず体がダルい・
夜になると元気になって寝付きが悪い・基本的に生活は不規則
★あなたは朝型人間?夜型人間?
< >
理由:
最大のカギは「朝」。起床時間を決めて、それを鉄則とする
「朝、二度寝せずにばっちり起きて、段取りよく動くことで、潜在意識にも生活リズムにもとてもいい影響を与える」というのは、不思議な感覚なのですが、朝起きてから1~2時間の自分を律して行動できた日は、一日の段取りが上手くいくことが多いです。
そして、思う存分体力を使った分、夜もグッスリ眠れるようになります。すると、自然に夜型が改善され、起きてから日中に目がさえて活動できる 朝型の生活リズムになってきます。
生活リズムというと、朝、定時に起きて、規則正しい食事をして、夜も定時に就寝するというのが理想と言っていいでしょう。
しかし、それがなかなかできないからリズムが乱れ、たとえば自律神経失調症などの問題を引き起こすわけです。
理想は理想として、では実際には、どこから改善したらいいのか。最大のカギ、ポイントとなるのは「朝」です。つきつめて言えば、「起床時間」が最大のポイントになるのです。というのも、他の時間は仕事や勉強の都合、あるいは「つきあい」によって変化せざるをえません。たとえば「毎日、夜7時に夕食をとる」と決めても、それを必ず実行できるとは限りません。その点、「朝は7時に起きる」と決めた場合、「強い意志」さえあればその実現は可能です。
その為、生活のリズムを改善したいと思う人には、まず「起床時間を決めて、それを鉄則とする」ことをオススメします。夜がどんなに遅くても、朝は定時に起きましょう
★普段の起床時間・就寝時間は?
起床時間:
理由(なぜその時間?):
就寝時間:
理由(なぜその時間?):
朝の習慣を作る
そのように、起床時間を固定したら、そこに「朝の習慣」を加えると、さらに生活リズムがつかみやすくなります。
たとえば、ベランダ園芸を始めて、毎朝起きたらすぐに植物に水やりをするというような「やらなければいけないこと」を作るのです。犬の散歩やウォーキングなども代表的な朝の習慣になります。
さらには、「毎朝、あるテレビ番組の占いコーナーを必ずチェック」「起きる前にベッドの中で5分間ストレッチ」「毎日朝食を自分で作って食べる」「昼の弁当を作る」といった実利的な習慣でも大丈夫です。
とにかく、何か一つ「毎朝すること」を作ると、エンジンがかかりやすく、リズムがつかみやすくなります。
★朝の習慣を作ってみよう
現在、すでにしている習慣・効果:
新しく作る朝の習慣・効果:
休日も起床時間を変えない
多くの人が生活のリズムを崩してしまうのが、休日です。仕事や学校のある日は、無理をしてでも最低限のリズムは保たれます。そうしないと、仕事や学校に支障(ししょう)が出るからです。
しかし、休日になるとその無理をした反動が出て、ついついリズムを乱してしまいます。その為、休日明けが心身ともにきつくなるという人が多いです。
それを防ぐ為には、休日もリズムをできるだけ変えないこと。ポイントはやはり「朝」です。
休日もできるだけ、普段と同じ時間に起きるようにしましょう。そして、普段通りの「朝の習慣」を行うのです。
疲れが溜まっている場合は、「短い昼寝」がオススメです。朝はとにかく早く起きて、その分昼間に少し寝ましょう。
ただし、「昼寝は短く」が重要です。20~30分までにするのがポイントです。そうしないと、夜に眠れなくなり、生活リズムがおかしくなってしまうからです。
★休日の起床時間・睡眠時間は?
起床時間:
起床後にしていること:
就寝時間:
就寝前にしていること:
朝食時間は厳守、昼食と夕食も「ここまでがリミット」という時間を決めておく
生活のリズムを改善し、それを保つには、食事の時間を決めておく必要もあります。これまでのように、休日も含めて起床時間を決め、朝の習慣を作れば、自然に朝食の時間も決まってくるでしょう。
ですから、問題は昼食と夕食ということになります。大切なのは「なにがなんでも一日三食食べなくてはならない」という意識を捨てること。特に仕事をしている人は、その日の仕事の都合や状態で、なかなか昼食を食べられないということも出てくるかもしれません。
そんな時、たとえば午後4時に遅い昼食をとったとしたら、どうでしょう。これほど、生活のリズムを崩してしまう
ことはありません。
ですから、そういう場合は昼食を抜いて、夕食を午後6時にとるようにしてみてください。それを、夕方四時に昼食をとって、夜の9時か10時に遅い夕食ということにしてしまうと、翌日に悪影響が及んでしまいます。
入浴習慣を変えない
生活のリズムを作る両輪は、「睡眠」と「食事」と言っていいでしょう。
そしてもう一つ、小さくない要素となるのが「入浴」です。これは特にお風呂好きな日本人にありがちですが、入浴習慣も生活のリズムの重要な構成要素です。
毎晩、寝る前に入浴している人ならば、どんなに遅く帰宅しても「お風呂は朝にしよう」とは思わずに、いつものようにお風呂に入ってから寝るようにしましょう。翌日が休日だとしても、その夜のうちに入浴すること。
これが、生活のリズムを改善し、それを保持するための方法です。
★入浴時間は?
お風呂に入る時間:
入浴時間:
生活記録をしっかりとること
日記をつけるように生活記録を付けておけば、日々どのように生活しているか把握でき、それに基づいて生活リズムを整え改善できます。
基本的には、夜しっかり睡眠をとり、朝日を浴びて、体内時計をリセットしましょう。これを繰り返し行うことで生活リズムは改善されていきます。
どうしても夜中起きていなければいけない理由があるなど、家庭の事情によってはなかなか生活リズムを整えられないケースもあります。そんな時は、睡眠のとり方を工夫しましょう。夕方に軽く昼寝をするなど、工夫して生活リズムを整えるようにしましょう。