人間模様から読み解く 新たなショパン像 人物表 & 目次
【お詫び】
この記事の公開に、おや? と思われた方もいらっしゃると思います。
実は「新たなショパン像」の連続投稿を始めるに先立って、ちょうど1ヵ月前の3月25日に、既に公開した記事でしたのに、この度、誤って消してしまった次第にて、再度の投稿となっております。
内容は、全く変わっておりません。混乱させてしまい、ご迷惑おかけしましたことを深くお詫び致します。
せっかくの沢山の「スキ」も、貴重な励ましのコメントも、瞬時に消滅してしまい、本当にがっかりです(涙)。
これまでにお読み下さった方、せっかく「スキ」して下さった方、貴重なコメントを下さった方、申し訳ありませんでした。
この件については、⑩項目の投稿を終えた後の「あとがき」にて、改めて顛末の反省文を書かせて頂きます。
それでは気を取り直して……、
「新たなショパン像」の世界を、どうぞお楽しみ下さいませ。
* * *
フレデリック・ショパン(1810ー1849)の生涯に渡って取り巻く、様々な人間模様をお伝えします。ショパンが心から愛していた家族、親友、恩師、秘密組織の同志、芸術仲間、そして恋人……。
本人の表記は、愛に溢れる中で多感な時期を過ごした、前半のワルシャワ時代では「フレデリック」と、華やかな社交界に身を置きゆく、後半のパリ時代では「ショパン」とします。
目 次
── ワルシャワ時代 ──
フレデリックの家族
① 両親
父 ミコワイ
フルートとヴァイオリン、ヴォルテールを携えて
母 ユスティナ
歌とピアノに、優しい寮母
② 姉妹
姉 ルドヴィカ
最初のピアノの先生にして最愛の姉
妹 イザベラ
ショパン家に兄の新作を披露
妹 エミリア
夭折の天才少女
フレデリックの友人
③ 親友(1)
ヤン・ビャウォブウォツキ
享年22才。5才上の最高の親友
ティトゥス・ヴォイチェホフスキ
心から愛した生き別れの親友
④ 秘密結社の同志
マウリツィ・モフナツキ
過激派の文芸評論家
ステファン・ヴィトフィツキ
片時も離さなかった詩の数々
ボフダン・ザレスキ
ロマンティストな叙情詩人
⑤
フレデリックの恩師
ヴォイチェフ・ジヴニー
バッハとモーツァルトを敬愛
ユゼフ・エルスネル
自由なるショパンを尊重した音楽院校長
フレデリックの恩人
アントニ・ラジヴィウ公爵
アマチュア作曲家でチェロの名手
── パリ時代 ──
⑥
Prelude ~ フランスの音楽事情 ~
パリの音楽仲間
フェルディナント・ヒラー
音楽仲間の中心的存在
フランツ・リスト
言わずと知れたヴィルトゥオーゾ
オーギュスト・フランショーム
臨終にも立ち会った生涯の友
⑦ ショパンの恋人
デルフィナ・ポトツカ
死の床で歌った伯爵夫人
マリア・ヴォジンスカ
幻の婚約者
ジョルジュ・サンド
完全なる献身と、引き裂かれた肖像
⑧ 親友(2)
ヤン・マトゥシンスキ
フレデリックの腕に抱かれて
ユリアン・フォンタナ
作曲家、ピアニストにしてあらゆる雑務係
⑨
ポーランドの同胞
アダム・チャルトリスキ公爵
ショパンの葬儀委員長
ショパンの弟子
マルツェリーナ・チャルトリスカ公妃
晩年の日々の陽光
ジェイン・スターリング
別名 スコットランドの未亡人
アドルフ・グートマン
弱き師を最期まで支えて
⑩
夢の王国の住人
ウジェーヌ・ドラクロワ
芸術の深きを語り合えた友
ハインリヒ・ハイネ
最高のピアニスト? それはショパンです!
ショパン 略年表
Fine
※ ①~⑩までを 10週に渡って紹介してゆきます。
~ 人間模様から読み解く新たなショパン像 ~
数々のショパンの伝記をひもといていきますと、ひときわ強く印象に残るのが、ショパンが人を心底愛していた、そして愛されていた、ということです。
それだけに、家族や友人らへの愛情に満ちた手紙は、残されているだけでも何冊分もの分厚い本になってしまうほどで、そこには喜びや哀しみ、不安に絶望といった心からの叫びや、優しい思いやりや得意の冗談など、ショパン自身や交流のあった人々のありとあらゆる思いがつづられています。
こうしたショパンを取り巻く人間模様を軸に、今回の記事では特に、ショパンの音楽そのものに強い影響を与えたと思われる人物、27名を厳選してみました。
どなたでもさらりと気軽にショパンの世界に入ってゆけるよう、一般の伝記にあるような、いつ、誰が、どこで、どうしたといった、読んでもそのまま忘れてしまいそうな細かなエピソードは入れてありませんし、ショパンの人生の中では、ごく一部の限られた人たちですが、人物模様を読み解き、彼らとショパンの関係を掘り下げることで、ショパンが何故ショパンであるか、ショパンの音楽が生まれゆく本質、といったものを、少しでも感じ取って頂けますと幸いです。
Precious Planner
森川 由紀子
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