見出し画像

文系大学院受験体験記【勉強編】

はじめに

こんにちは、Yukiです。

前回のnoteでは、僕の受験スケジュールについて説明しました。
今回は勉強編で、TOEIC研究計画書について書きたいと思います。

※正直なところ、研究計画書の作成には全く自信がないため、ここに挙げた書籍を参考にして頂けると幸いです。

TOEICについて

①TOEICを選んだ理由
僕が受験した大学院はどちらも、外部の英語試験の成績を提出する必要がありました。外部の英語試験は、TOEFL、TOEIC、IELTSで、いずれかの公式スコアを提出しなければなりませんでした。

TOEICを選んだ理由の1つは、それまでに何回か受験したことがあったからです。TOEFLやIELTSを選んだ場合、最初から勉強する必要がありました。スコアの提出まで時間が残されていない中、必要なスコアを取るには時間が足りないと判断しました。その点、TOEICであれば受験経験もあり、ある程度まで勉強が進んでいるため、目標スコアに届く確率は高いと考えました。

また、TOEICに必要な費用が相対的に低いことも、選ぶ理由となりました。調べてもらえれば分かるのですが、TOEFLとIELTSの受験料はとても高いです。どちらも、約25,000円ほどです。加えて教材費も高いので、合計したら30,000円ほど必要になるのではないでしょうか。TOEIC であれば7,810円と、かなり低く抑えることができます。

こうした理由から僕はTOEICを受験しました。

②受験の日程と目標スコア
大学院に書類を提出する期限が、大体7月中旬ごろでした。そのため遅くとも、7月の上旬までには公式のスコアが手元に届いている必要がありました。

公式スコアが届くのは、受験してから約1ヶ月後です。したがって、提出期限の2ヶ月前に受験しました。具体的には、5月下旬頃に受験して、スコアが届いたのは6月下旬だったと記憶しています。

次に目標スコアですが、僕は800点を目標としていました。これは、先生からアドバイスされました。先生によると、大学生の平均スコアが600点前後であるとのことでした。平均が600点前後だから730点あれば、英語の能力はあると捉えられる。800点あれば問題ない、と言われました。そのため、僕は目標を800点に設定しました。

大学生の平均について、『TOEIC Program DATA &ANALYSIS 2021』に「Ⅳ[公開テスト]学生データ」という項目があります。ここには、TOEICを受験した小中高大に分類したデータが掲載されています。「大学」を見てみると、確かに平均は616点でした。

③TOEICの勉強法
結論から言えば、僕が取得したスコアは825点でした。一番最初に受験したときは600点で、2回目は725点でした。3回目に受けて825点でした。僕がTOEICの勉強を本格的に始めたのは、4月でした。受験日が先述したとおり5月下旬でしたので、残された時間は約1ヶ月半でした。その期間で、2回目の点数からは100点上げることができたので、それなりにこの勉強法は良かったのかなと思っています。

最初に、僕が勉強に使用した教材をご紹介します。

①TOEIC(R)テスト新形式精選模試リーディング2
②TOEIC® L&Rテスト精選模試 リスニング3
③TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ)

まず、模試はとにかく回数をこなしました。その目的は、TOEICの形式に慣れること、自分のパターンを知ることでした。TOEICは2時間で200問を解く必要があります。いかに正確かつ速く解けるかが重要です。また、パターンを知るというのは、得意・不得意のパターンを知るということです。

また復習では、なぜこの問題を間違えたのか、逆になぜ正解したのか、それはきちんと理解して正解できたのか、それともマグレで正解したのか、といった事を意識していました。

単語は定番である金のフレーズを使用しました。使用方法は、朝起きたら、新しい20単語に触れる、夜寝る前には朝に触れた20単語をもう一度振り返ってました。単語を覚える時に意識したことは、一度で覚えないということです。あれだけたくさんの単語を一度に覚えるのは、到底無理です。それよりも、単語も何周もして、とにかく繰り返して覚えることを意識していました。つまり、1週目は全体の20%、2周目は40%、3周目は70%と徐々に記憶率を上げていくということです。

この点について参考になった動画を紹介します。

【英単語暗記法】20000語を覚えるための方法
英語初心者が英単語帳を200周した結果。

加えて、模試も何周もしており単語帳と被っている単語もたくさんあったので、最終的にはかなり覚えることができたと思います。

以上が僕のTOEICの勉強方法です。

研究計画書について

準備する書類の中で最も重要で大変だったのが、研究計画書です。
まず、研究計画書とは河合塾KALSの説明によると次のようになります。

研究計画書とは、「大学院入学後に行いたい研究内容と、その研究を行うための計画について、大学院・研究科側の所定の様式に従ってまとめたもの」と定義することができます。研究計画書は①研究内容、②その計画から成り立つものであると考えてください。(出典:河合塾KALS

河合塾KALSの説明に「大学院・研究科側の所定の様式に従ってまとめたもの」とあります。

これを僕の例で説明すると、A大学院では文字数が5,000字程度で、6ページ以内に収めて執筆、という指示がありました。一方B大学院では、文字数が1,600字程度で、B大学院のHPから所定様式のwordファイルをダウンロードして執筆、という指示でした。

このように、大学院によって様式が異なります。僕の場合、A大学院とB大学院とでは、指定された文字数に大きな違いがあります。なので、A大学院の研究計画書を先に完成させて、それをB大学院の研究計画書に合わせて短くするという戦略をとりました。というのも、短い文章を長くするのはとても大変ですが、逆に長いものを短くするのは簡単だからです。

この研究計画書の作成が一番辛く大変でした。というのも、それまで研究計画書なんて書いたことがなかったからです。これは僕だけでなく、おそらく誰でもそうだろうと思います。だからこそ、一番時間を掛けたいところです。

しかしながら僕はあまり時間を投入することができませんでした。研究計画書を実際に書いたのは、7月に入ってからで締め切りまで約3週間半程度でした。今考えると、テーマ設定や資料収集、文献の精読に2ヶ月、執筆に1ヶ月と合計で3ヶ月は必要だったと思います。

先述したとおり、これまで研究計画書を書いたことがなかったので、最初は本を読んで、真似から入りました。その際に参考にした書籍は以下の通りです。

合格ナビ! 研究計画書の書き方
新版 大学院受験のための研究計画書の書き方-理論と実践-
研究計画書の考え方―大学院を目指す人のために (DIAMOND EXECUTIVE DATA BOOK)

この3冊の良いところは、計画書の書き方だけでなく他の人が書いた研究計画書の例がたくさん掲載されている点です。

載せてある参考例をたくさん真似して書いて、それを先生に添削してもらって、また書き直して、添削して、、、を繰り返しました。8往復くらい先生とのやりとりをしたと思います。

おわりに

今回はTOEICと研究計画書についてご説明しました。次回のnoteでは、大学院進学を考えたら読んで欲しい本をご紹介します。

今回も読んでいただきありがとうございました!

ご紹介した書籍・動画↓














読んでいただきありがとうございます! 他の記事も読んでいただけたり、コメントしてくださると嬉しいです