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わたしの無人島

網戸がない家で網戸を一から手作りしたり、雨漏りを直したり、突然やってきた立ち退き要求と戦ったり、パワーはある。突然無人島に放り出されても、病気や怪我さえしていなければなんとかやっていけると思っている。

むしろ、楽しんでサバイバルできると思う。生き生きしている自分が目に浮かぶ。
と、思ってしまうくらい、この世の中で生きていくのが下手くそだ。

生き抜く力があって社会を生きていくメンタルがない。そんなふうに最近は自分を評している。

周りにいる人は良い人ばかりである。毎日少しずつ救われて、HPを回復している。だが、削られていくHPが、毎日毎日いやになるほど、それ以上に大きいのだ。

誰かのちょっとした言葉や笑顔にほわっとあったかくなった心は、次に来ただれかの尖った視線や横柄な態度に、簡単に削り取られてしまう。

ニュースやネットで見るような、明確でハッキリとした悪意に触れたことはない。怒鳴られたり、水かけられたり、ヒソヒソクスクスされたり。女らしくしろとか、女のくせにとか、早く結婚しろとか、そういうジェンダー的、年齢的な侮蔑も、面と向かって言われたことがない。気づいてないだけかもしれないけれど。
私は恵まれて生きてきた、はずなのに。

なのにこの息苦しさは一体なんなんだろう。
よほど私は、勝手なのだろう。はみ出しているのだろう。ここで生きることに耐性がないのかもしれない。ほら、書きながら視界が歪む。叫びたいように、胸でなにかが詰まっていて、熱い。吐き出してしまいたい。


つまるところ、最近ちょっと疲れているのだ。こういう自分が嫌ではないけれど、でも、もう少し、なんとかする道を探して努力をしたいと思うのに、やる気も出ないし、頑張れない。矛盾に耐えていられない。

最近ちょっと、前みたいな目をしていると思うことが増えた。


だからちょっと一度、整理をしたい。
それなりに、こういうときの自分との付き合い方は学んできているから。

それに、書くことはできている。
noteをはじめて、やりとりをできる人が増えてきて、話をできる人もできた。
こういう居場所があって良かったなあと本当に思っている。


私は弱いけど、そんな私を私は愛しているのだ。
この世界が、合わないだけ。
きっと私が私でいられる無人島があるし、私はそこに行く力があると信じている。
きっとある。だいじょうぶ。

とりあえず、週末遊びに来る友達に、ぎゅっとしてもらおう。


#エッセイ #スキしてみて #お休み #とは

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