お茶の葉9:発酵茶(紅茶)のグレード

おはようございます。
今日は朝からの冷え込みが厳しいし昼間も気温が上がらないんですね。いつも以上にあったかいアウターで出かけよう。

今日はチャノキの葉っぱ(及び茎)を発酵の程度によって大きく4つに分かれる中でそれぞれを掘り下げていきたい。

  1. 不発酵茶(緑茶)

  2. 半発酵茶(中国茶の白茶、黄茶、青茶)

  3. 発酵茶(紅茶)

  4. 後発酵茶(黒茶)

今日は、紅茶の名称で「ダージリン」「ウバ」などのほかに、「OP」、「BOP」などの表記がされていることがあるがこれについて見ていきたい。

紅茶のグレード

これらは茶葉のグレードや等級と呼ばれるもので、茶葉の大きさを表す。紛らわしいが決して品質の良し悪しを表すものではない。細かい茶葉は劣化しやすいという特徴はあるものの「茶葉が大きい=高品質、茶葉が小さい=低品質」ではないということだ。
また、また、等級を付けるための国際的な基準はなく事実上、茶園やメーカーが独自の判断でつけているのが現状。

まず紅茶は茶葉のサイズ(大きさ)によって主に「フルリーフ」「ブロークン」「ファニングス」の3つに大きく分類されており、更に細かく分類されています。

フルリーフ

切断せず砕かない状態の茶葉で、茶殻を見ると葉っぱの形がそのまま復元されているのがわかる。
枝の一番先から順に、

  1. ティップ(茶の枝の尖端部分から1番目に若い葉ティップと呼ばれる芯芽)

  2. オレンジペコー(OP)、

  3. ペコー(P)

  4. ペコスーチョン(PS)

  5. スーチョン(S)

と呼ばれる。一番先の葉が最も小さく一枚しかなく瑞々しく希少で、根元に降りていけば行くほど葉は大きく枚数も増えていく。

オレンジペコーの語源について

ペコーの部分(上から3枚目までの葉っぱ)は茶葉の芽に白い産毛が生えていて、それを中国で白亳(pak-Ho=パイハウ)と呼ばれていたものがそれが訛って英名でPekoe(ペコーもしくはピコー)となったといわれている。オレンジの部分は諸説あり、白亳の橙色のものがそう呼ばれたという説や、中国人が昔茶葉への香り付けにオレンジの花を使用したことからという説、お茶の水色がオレンジ色だったという説、オレンジナッソー宮(オランダ王家のオラニエ=ナッサウ家、そう言えばオランダのユニフォームはいつもオレンジカラー)に由来するという説など様々ある。オレンジの香りはしたとしても、オレンジの味がするという事はない。

ブロークン

上のフルリーフを切断したり砕いた状態の茶葉、等級や産地によって大きさは様々です。

ファニングス

扁平で小さなサイズ、粉砕した粉状の茶葉。

*ダスト(例外)
0.3~0.5ミリ程度の粉末状の茶葉。敢えて生産されることは少なく、多くは他の等級の生産過程でふるいをかけたときに出る粉状の茶葉を集めた物。「ダスト」と聞くとよいイメージはないが、高品質茶葉の生産時に生まれるダストは高値で取り引きされることも少なくありません。主に安価なティーバッグや加工製品などの工業用として使われる他、紅茶原産国でミルクティー用として使われることが多い。

細かくすることで断面が増えより抽出が早くなるメリットがあるため、フルリーフだと良い、という話でもないのが少しややこしいがわかってしまえばすっきりする笑
明日はフルリーフ、ブロークン、ファニングス3つをより細かく見ていこう。


*上記の情報は以下のリンクからまとめています。


僕は幸せになると決めた。
今日もきっといい日になる。
一歩一歩、着実に歩もう。

皆様も、良い一日を。

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