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FAT LAVA: 一旦のまとめ【ライフワーク】

こんばんは。
今日は夜に書いています。

第二次世界大戦後の1950年台から70年代に大きく栄えた、東西に分断されたドイツの陶器。その一時代を支えた陶器ファクトリーを10個、1つずつ見てきた。それぞれに歴史と作品の個性があって、どれも名前だけ知っている時よりもはるかに親近感を抱くことができた。
個人的には、他のファクトリーが閉鎖を余儀なくされる中、独自の創造性にこだわり相棒と共に開いたファクトリーを息子が引き継ぎ今なおArt Potteryとして生産を続けているOttoが1番興味深かったな。

10個のファクトリーを細かく見ることで、今回学べたことが本当に多かった。それと同時に新たに感じた疑問を今後のためにまとめておきたい。

German Art Potteryのこと

  • なぜ戦後に”Art Pottery”というカテゴリーでこれだけ大きく栄えたのか。(元々あった陶器産業の中で全てがこの舵取りに乗ったのか、選ばれたファクトリーだけだったのか)

  • デザインの類似性はどの程度許容されていたのか。

  • なぜ1970年代に斜陽となり、多くのファクトリーは閉鎖に追い込まれたのか。

  • なぜこれだけの文化がいまや過去のものとなっているのか。(Ottoのように今なお現存しているファクトリーもあるけれど)

焼き物としての興味

  • 多くのファクトリーは小川が流れる街に位置したのは偶然か。(日本でも有数の陶器の産地、笠間や益子にも見られるこの共通点に何か意味があるのか否か)

陶器は Covid-19中に得られたありがたい趣味で、まさかこんなに入れ込むことになるとは思いもよらなかった。だけどこんなに新たにのめり込むことが見つけられたことは本当に幸運だと思う。
自分がベースとしているレザークラフトで感じていた「自分にしか作れないモノを作りたい」、「人に喜ばれるモノを作りたい」という気持ちが、今回のStudyからも芸術性の違いで袂をわかったり自身のファクトリーを設立したりと、何か共通するものを感じることができた。
彼らの姿勢にも勇気をもらって、自分も自分の創造性を形にしなければ。そう思わされる、有意義な研究だった。
もし僕のファクトリーのまとめがドイツの陶器に少しでも興味を持つきっかけになったとしたら、自分のためにまとめたものがどなたかのお役に立ったということでとても嬉しい。

僕は幸せになると決めた。
今日もきっといい日になる。
一歩一歩、着実に歩もう。

皆様も、良い週末を。

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