お茶の葉12:花茶の種類

おはようございます。
今日はもう8度もあって数字だけ見てなんだかあったかい気になれる、けど油断すると風邪ひきそうなのでいつも通りあったかく。

さて今日はチャノキの葉っぱ(及び茎)を発酵の程度によって大きく4つに分かれる中でそれぞれを掘り下げていきたい。

  1. 不発酵茶(緑茶)

  2. 半発酵茶(中国茶の白茶、黄茶、青茶)

  3. 発酵茶(紅茶)

  4. 後発酵茶(黒茶)

今日はこれらの茶葉を生かした花茶(緑茶や白茶、青茶などに花や果実を混ぜ着香したものや極端に言えば乾燥した植物のお花だけを用いたフレーバーティー)を見ていこう。

花茶

まず字面がいい笑 絶対にいい匂いがしそうだし、お湯を注ぐと大きく花が開いてその美しさを目でも楽しんだりできる。茶葉を使用したもので一番有名なものがジャスミン茶、お花だけを使ったもので言えば菊花茶、薔薇茶、ハスの花茶などがある。
花茶には茶葉に花の香りを移したフレーバーティーと茶葉と花を混ぜた状態でお湯を入れて花の香りを楽しむものが含まれる。そして、チャノキの葉っぱを一切使っていないお茶がハーブティーとされ、花茶には含まないこともある。
また、花茶の中でも、白茶や緑茶などの茶葉と菊やマリーゴールドなどの花を丁寧に手作業で束ねて乾燥させてお湯を注げば茶葉が開き中から綺麗なお花が漂い出る、目でも香りでも楽しむことの出来る美しいお茶を総じて工芸茶と呼ばれる。

ジャスミン茶

中国では「茉莉花(まりか)」と呼ばれ、何種類もある花茶の中でも“クイーン”に例えられるほど人気が高く、花茶生産量の約80%を占めています。かつては、烏龍茶よりも多く日本に輸出されていたお茶です。
茶葉には周りの香りを吸収する特性が有り、それを活かして茉莉花の蕾の香りを何度も何度も吸着させる。
工程を細かく見てみよう。

花の香り付け

❶摘採・送風

一輪ずつ手で摘採した、開花直前のつぼみ状のジャスミン花を、蒸れないように風通しのよい涼しい場所に広げておく。

❷選別

ふるいにかけ、咲きかけのつぼみのみを集る(開きかけた花が一番強い香気を放つため、開ききった香気の弱い花とつぼみの固い花はふるいによって取り除く)。

❸堆積

荒茶とジャスミンの花を幾層にも積み重ねます(緑茶3に対し、花1の割合)。

❹香り付け

数時間堆積させることで、緑茶に花の香りを付けていきます。

❺放熱

花の呼吸熱により45度くらいになったら堆積を崩し、広げて放熱。温度低下後、再度混ざった状態で集め、香りの均一化させる。

❻分離

香気を失ってすっかりしぼんだ花と緑茶をふるいで分ける(鮮花により少し湿った茶葉を、花香が飛ばないように軽く乾燥させます)。
新鮮な花に取り替え、香りが基準に達するまで3~6の工程を繰り返す。

❼仕上げ

製品の出荷直前に新鮮な花を少量加え、製品が出来上がり(日本向け輸出用は少量の花が加えられるが、国内用は高級なものほど花を加えない)。

ジャスミンの花は、中国の各地域で栽培されているが、中でも福建省のジャスミンの花は香りが強くて長持ちするため、花茶には最適とされる。茉莉花の香気成分には女性ホルモンのバランスを整える成分が含まれており、女性特有の悩みを抱えている方に効果があるとされる。

この他にも金木犀の香りを烏龍茶に移した桂花烏龍茶なども有名。こちらは試したことがないけれど、金木犀は大好きで毎年ベランダで咲いてくれるのを楽しみにしているので秋に一緒に楽しみたい。

菊花茶

菊のお花のみを使用したお茶を一例として。花が開いているもの、閉じている蕾のもの、黄色いお花、白いお花と様々な種類があるのですが、小さな蕾のものが香りも強く高級品とされています。
お花だけを使用しているのでカフェインが入っておらず、寝る前に飲むのに適していて、眼精疲労やアンチエイジングの効果も期待出来ます。

*上記の情報は以下のリンクからまとめています。

ハーブティーを見出すとその種類のバリエーションが幅広いのでまたの機会にまとめてみていきたい。


僕は幸せになると決めた。
今日もきっといい日になる。
一歩一歩、着実に歩もう。

皆様も、良い一日を。

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