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サニタイザーカバー【ブランド】

大雪予報から一点東京都心ではみぞれが降って翌日の金曜日には気持ちの良い晴れの日となって迎えた3連休。雪が降った時の東京の脆弱さったらないので備えて何も起こらなかったのは何より、後は日本海側、北側でなるべくこれ以上積もらないことを願うばかり。

今日は、いつもご紹介しているバッグ以外でいただいたご依頼のお話。
以前紹介した素敵なお茶碗を作られている陶芸家星野友幸さんから、工房入り口に置くサニタイザーカバーのご依頼をいただきました。

僕の作品もご存じでいただいた上で信頼してくださった上で『全てお任せ』いただけるという光栄なご依頼は初めてで、正解が無いだけになかなかデザインも固まらず。

ただ自分も大好きな星野さんの作品が作られる場所の入り口で、来た人を迎え入れるサニタイザーからその作品達の予感みたいなものを感じてもらえたら、その場にふさわしくて星野さんファンの僕が作る作品としてもひとつの答えになるなと。

苺乳碗の色味をストロベリーシェイクカラーのレザーと真っ白な麻糸で表現して、僕のキーモチーフの三つ編みのストラップを合わせました。

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正面はレザーの面を最大限に大きく取って細工は上下のステッチのみに。そして後ろでボトルを絶妙にホールドしつつ使い終わったら差し替えができる円筒形のサイズで、三つ編みにしたストラップで留めている様なデザインに。このストラップも本体と同じ素材を表裏逆にして、スウェードの様な素材感と同じカラーシェードでデザイン以外でもアクセントとなる様にしています。また一本のストラップを途中から切れ込みを入れて三つ編みにすることでストラップとして強度はもちろんデザインとして継ぎ目がなくスッキリさせました。

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こちらも直接納品ではなく、サンプルのボトルを送っていただいたボックスに入れて折り返すという形で納品に。
実際にご覧いただいた時の反応が見られず不安だったものの、幸い星野さんにもとても気に入っていただけて早速入り口でお使いいただけてホッと一安心。
これから工房に来られる方々が『あ、もしかして』と興味を持って消毒したくなる、そんなお役に立てたらとても嬉しい。

今回は思いもよらない形でのご依頼だったけれど、結果的に手縫いのステッチなんて普段やらないスタイルを作るのも楽しいな、と。
とても楽しい創作で、とても有り難い経験でした。


皆さんの、明日から始まる一週間が、お料理やDIYだったり普段作らないものを作ってみてその過程と出来上がりを楽しめる、そんな週末になります様に。

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