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真珠6:真珠養殖の種類

おはようございます。
今日は雲がかかってはいるものの、陽の光が強くて晴れのような爽快感がある。

さてさて、今日からはまた真珠に話を戻そう。
アコヤガイの養殖真珠を見たので、他の貝の養殖も見ていこう。

本真珠

本真珠が本来意味するのは鮑玉(あわびだま、アワビの内部に形成される天然真珠)、つまりアワビの真珠。アワビは、宮城県,長崎県で養殖され、半円真珠が作られている。

黒蝶真珠

黒蝶貝(Pinctada margaritifera)から産する真珠で、主にタヒチ(仏領ポリネシア)やフィジーで養殖される。黒真珠とも呼ばれ、日本では琉球真珠により沖縄県八重山列島や鹿児島周辺で養殖されている。タヒチで生産されるものは南洋真珠(南洋黒蝶真珠)と呼ばれることもある。
黒真珠には、また他の真珠を染色処理して黒真珠と呼んでいるものもある。

白蝶真珠

南洋真珠も呼ばれる白蝶貝(Pinctada maxima)から産する真珠。主にオーストラリア、インドネシア、フィリピン、ミャンマーで養殖および輸出されている。オーストラリア産の南洋真珠は青みがかった色を呈することが多い。一方、フィリピン産は黄色・金色の珠が多い。
日本では琉球真珠により沖縄県八重山列島で養殖されている。また、近年ではあまり見られなくなったが、真円真珠の養殖が終わった老貝で半円真珠を生産することもある。

マベ真珠

マベ貝(Pteria penguin)は主に香港、台湾、インドネシア、奄美大島で養殖されている。主に半球形であるが近年では養殖技術の向上で、球形も少量であるが産出される。真円の核を挿核して真円の真珠を作ることが難しいため、半円の核を貝殻の内側に貼り付けて半円形の真珠を作る。

淡水真珠

イケチョウガイやカラス貝といった、淡水生の貝の中に出来る真珠は淡水パール(淡水真珠)と呼ばれる。
養殖の際に母貝内に外套膜片のみを挿入し、核を挿入しないことから真珠が真円には育たずライス型やドロップ型といったさまざまな形状の真珠が得られる。その色も、オレンジや紫など多岐にわたる。淡水パールのうち、粒が小さく安価なものはビーズとして使用される。近年では核を挿入して10mmを超える大玉も産出されるようになった。アコヤガイや他の真珠と同様の核を使う場合と小玉の淡水真珠を使う場合とがある。
現在流通している淡水パールのほとんどは養殖によって生産される。滋賀県琵琶湖、茨城県霞ヶ浦などではイケチョウガイによる無核真珠が生産されている。無核真珠は外套膜にメスでポケットを作り、ピースのみを挿入する方法で作られる。1個の貝に20~40個程度のピースを入れる。養殖籠は内湖に立てた柵に垂るされ、1~2年間ほど養殖を行う。
近年中国産の淡水真珠が大量に輸入される一方,中国から直接欧米へも輸出され,国内の生産に影響を与えている。


*上記の情報は以下のリンクからまとめています。


僕は幸せになると決めた。
今日もきっといい日になる。
一歩一歩、着実に歩もう。


皆様も、良い一日を。

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