文の終わりはイントネーションを下げる【スピーキング添削】
やっと沖縄でも朝晩はすっかり涼しくなってきました。日中はまだ暑いですが、ふとしたときに「秋」の風を感じます。
先日、沖縄の地元紙で興味深い記事を見つけました。
今年8月の日本全国の県庁所在地で観測した最高気温を比較すると、なんと沖縄が34℃で最も低い気温だったそうです。
なんとも不思議な現象が起きてますね.…。
南の島が「避暑地」なんて。周りが海に囲まれているので、そこまで熱がこもらないのではないのかな、と思います。
それでも暑いことには変わりはないのですが、短い沖縄の秋を楽しみたいと思います。
さて、今日はSpeakNowを使って音読の練習をしました。
自分で英文を作るだけだと、知っている表現内で収まってしまうことも多いので、ときどきネイティブの文章をインプットすることも心がけています。
SpeakNowのアプリの中にはさまざまなジャンルの記事の引用やインタビュー、フレーズがあるので、新しい表現を学ぶのにも役立ちます。
今回はNetflixの株に関するニュースの引用から。
金融系や証券系に関して私はとても疎いので、英文を聞いてもパッと意味を理解することは難しく、今回はこの文章を訳すことにも一苦労しました。
ただ、そのおかげで新しい知識も表現も学べたと思います。
Netflix 株価のニュース
録音内容
数年前のニュース記事だと思いますが、Netflixの株価急騰のニュース記事からの引用だと思われます。恐らくこういったニュースかな。⇩
この文章を訳す上でいろいろ調べていると、新しい言葉を学びました。
ここでいう「ガイダンス」は証券用語で「業績予想」という意味。
そして "soar" という単語は、「上昇する、舞い上がる、空高く飛ぶ」という意味がありますが、物価や株価、利益と一緒に使うと「(物価・株価が)高騰する、急騰する」という意味で使われます。
さらに、「株価が急騰する(高騰する)」とも言いますが、より急激に上昇したことを表す言葉で「急伸する」という証券用語があることも分かりました。
ネイティブ講師による添削
フィードバックからの学び
文の終わりはイントネーションを下げる
今回のフィードバックは、イントネーションについてでした。
文章を読むとき、文末の語はイントネーションを下げることで、「ここで文が終わりますよ」という合図になることが分かりました。
英語には独特のリズムがあるので、こういったイントネーションの違いで聞きやすさ、文章の分かりやすさも違ってくるのかな、と思います。
今回のスピーキングでは、文章の文末はイントネーションを下げるようにすると良い、とのアドバイスでした。
Shares are soaring now more than 9% despite lower than expected guidance.(⤵)
自分の録音を改めて聞いてみると、"lower than expected guidance(⤴)" と、最後の "guidance" の部分が上に上がったままになっていました。
先生のアドバイスでは、"guidance" は "gui" と "dance" の2つの音節があり、最初の "gui" にアクセントがあるとのこと。
guidance:gái・dns
そして、ここの文章では文末にあるので、後ろの音節は「下げる」。
guidance:gái⤴・dns⤵
このようにイントネーションが上がって下がることで、聞き手は「ここで文章が終わる」ということが分かる、とのアドバイスでした。
今回は単語ひとつひとつの発音だけでなく、文章の流れとしてどこに注意すべきか、ということが勉強になりました。
ワード単体だけでなく、文章としたときに流れるように、聞き手にも分かりやすいように、スピーキングできるように意識していきたいと思います。
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