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2022年9月の振り返り~フリーランスになって1ヶ月~

8月にフルタイムで働いていた会社を退職。本格的にフリーランスとして活動を始めた。

これまで副業として翻訳の仕事をちょくちょく単発でいただいていたが、いよいよ翻訳を本業として100%力を注げる。本業のあと(時には残業のあと)や週末を使って何とか副業として翻訳を行ってきたが、案件が重なるとやはり時間がいくらあっても足りず、申し訳ない気持ちで泣く泣く案件をお断りしたことも多々。休みもゆっくり休めない時期もあるなど、結構スケジュール的にしんどい時もあった。

独立してフリーランスとなった今は、もっと翻訳の仕事も受注できるし、ライター業など他の仕事もチャレンジしてみたい。

独立して1ヶ月が経過したが、今はパートナーが住む米国に3ヶ月のプチ移住中。住む環境や働く環境が変わった。この1ヶ月で感じたフリーランスとしてのメリット・デメリット、今後の目標などを書き留めたいと思う。

現状について

これまで継続的に案件をいただいていたクライアントさんからは、引き続き案件をいただけている。単発だが引き続き継続して案件をいただけることがありがたい。

ただし、やはり仕事量としてはまだまだ少なく、これだけでは収入は安定していない。そのため、月に数件案件をいただく別のクライアントさんへ「フルタイムで稼働が可能になったこと、今スケジュールが空いていること」をご挨拶代わりにお伝えしながらお仕事がないかお伺いしてみた。

するとその約30分後、お世話になっているプロジェクトマネージャーさんから小さな案件をいただいた。嬉しい。こうやって定期的に手が空いたらクライアントさんへスケジュールが空いていることをアピールすること、お手伝いできるお仕事がないかご用聞きをすることは大事だな、とさっそく身をもって実感した。

先日参加した翻訳セミナーでも登壇者の方がおっしゃっていた。

「待っていても仕事は来ない」「定期的にスケジュールの空きをプロジェクトマネージャーさんへ送る」「スケジュールの空きを知らせる際は、返事のいらないメールを送ること」

プロジェクトマネージャーさんも毎日忙しいため、あくまで返事を催促しない形で定期的にスケジュールの空きを伝えることがポイントだと学んだ。

フリーランスになって感じたメリット

この1ヶ月で感じたフリーランスのメリット。

①好きな仕事に100%集中できる

本業が好きな仕事であれば大きな問題ではないかもしれないが、私の場合は本業が好きな仕事とは言えなかった。それに加え、時間が拘束されるという感覚があった。副業で翻訳の仕事もできるけど、本業のあとだとエネルギーが残っていない、スケジュール的に体力が持たない、納期の調整がつかない、など本業と副業のバランスを保つのが難しかった。

独立した今は、一番興味をもって働ける翻訳の仕事に100%時間を割けることがとてもありがたい。

②自由に使える時間ができた

フリーランスになったことで、何にどれだけ時間を使うのか、自由に自分の時間をスケジューリングできるようになった。仕事を含めた行動の取捨選択、かける時間の比重を決められる。自分で自分の時間、生活をマネジメントしている感覚。やりたい仕事は全力でやる、苦手なこと、気が乗らないことはわざわざ選択しない。興味のある講座があれば受講したり、勉強したい分野があれば勉強したり。また、趣味の時間を増やしたり、やってみたかったことに挑戦してみたり。

以前よりも積極的に生活自体を楽しめるようになった。

③時間や場所にしばられずに仕事ができている

私は会社を退職して、今はパートナーの住む米国に滞在している。日本を離れても、引き続き翻訳の仕事を受注して変わらず働けている。時差の関係もあるため、クライアントさんへは納期の調整をお願いしているが、それでも仕事を続けられていることが本当にありがたい。

時間や場所にしばられない働き方、というのを目指した結果、フリーランスという働き方を選んだが、今その目標にしていた働き方を実現できている。時間や場所にしばられない、というのはフリーランスの大きなメリットだ。

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フリーランスになって感じたデメリット

フリーランスのメリットを感じている一方で、やはりデメリットも感じている。

①スケジュール管理、時間管理がいつでも必要

自分の時間を100%使うことができるけれど、それと同時にきちんとスケジュール管理、時間管理をしないといつでもダラダラと過ごしてしまうことがある。やりたいこと、やるべきことは色々あるけれど、優先順位やタスク管理ができていないと、なんとなく日々を過ごし何も成果なく1日が終わってしまう。会社をやめて時間ができたことは嬉しかったけれど、なにもできていない自分に焦りを感じることがあった。

これではいけないと、きちんとタスク管理をするように習慣づけたことで、今では日々やるべきことに集中して取り組めている。毎月、毎週、毎日、やりたいこと、やるべきことをリストアップして優先順位をつける。毎朝 ToDo タスクを整理してスケジュールに組み込むことから始めた。そうすることで目の前のやるべきことが明確になり、無駄に焦ることが減った。タスク管理、スケジュール管理、時間管理はとっても重要。

②収入の不安がつきまとう

まだ安定的に仕事を受注できていない状態のため、どうしても収入の不安は拭いきれない。フリーランスとして独立するにあたり、最低でも生活費の6ヶ月分以上は資金を確保した上で独立しているため、すぐに生活ができなくなるわけではない。しかしそれでもこの6ヶ月の間に収入の目途が立つだろうかと、とても不安になるときがある。

こればっかりは、仕事を安定的に受注できるように努力するしか不安を和らげる方法はない。案件受注のためにやるべきことをリストアップし、スキルアップに励んだり、案件に応募したり、各プラットフォームのプロフィールを充実させたり、まずは営業の足掛かりになる基礎固めをしっかりやること。

③仕事がインターネット環境に左右される

時間や場所にしばられない働き方、というのはとても理想的。どこでも好きな場所で好きな時間に働けるというのはとても快適ではあるが、それは快適なインターネット環境が整っていることが条件だ。裏を返すと、インターネット環境が整っていないと、なにもできない。

今は、ありがたいことに滞在しているアパートメントにパートナーが Wifi環境を整えてくれたため快適に仕事やその他作業を行うことができている。しかし、Wifi環境が整うまでは、インターネットを使う時間が限られたり、回線が弱かったり、やりたいことが何もできず、フラストレーションだけが溜まってしまっていた。

場所は選ばないけれど、インターネットには左右されるということを実感。快適なインターネット環境を、多少お金がかかったとしても確保しておく必要がある。

来月の目標

・いただいている案件を来月も定期的にいただくように丁寧にこなす

・スキルアップのための勉強を怠らない

・英語学習のエクササイズとして、自分のnote記事をひとつ英訳してみたい

引き続きいただいている案件は丁寧にこなしながら、空いている時間で翻訳の勉強を進める。副業として案件を受注し始めてからは、仕事をこなすので精一杯、勉強はすっかり後回しにしてしまっていた。時間のある今のうちにスキルアップの学習をしておきたい。

以前から気になっていた翻訳者ネットワーク、「アメリア」に今月から入会した。翻訳学習や情報収集に役立てるために。

アメリアでは求人情報も豊富にあるが、「定例トライアル」や「翻訳トライアスロン」といった、スキルアップの機会も豊富にある。アメリアを活用しながら、翻訳スキルを上げていくことが当面のやるべきこと。

フリーランスという、はたから見るととても不安定な働き方を選んだように思えるが、この環境を楽しみながら少しづつでも前進していきたい。

20220906_045504 - 編集済み




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