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コロナ禍・国際遠距離恋愛日記③~人生を好転させた言葉たち~

交際して約3年程の米国人パートナーがいる。
日々、言葉や文化、習慣、考え方の違いに戸惑いや発見があり、考えさせれることも多い。特に落ち込んでいるときに限って、「ハッと」させられるような言葉を投げかけられる。その言葉によってとても救われた気持ちになることも多い。

今日はそんな「ハッと」気づかされた言葉をここに残しておきたい。
これからも私の人生には必要な言葉たち。大事に記録して心に留めておこう。

自分自身をマネジメントしなきゃ - Manage yourself -

仕事が激務で身体的にも精神的にも参っていた時期に言われた言葉。
「もう30歳なんだから、体の調子も変化してくるよ」
「仕事だけじゃなくて、自分の体のこともコントロールしていかないと」

新卒の頃のように若くはないことに気づかされた(笑)
20代の頃は、多少無理をしていても元気だったし、半日~1日休めば回復していた。しかし、30代に入る頃には同じスタイルではなかなか頑張れなかった。1日休んだだけでは疲労が十分に回復したとは言い切れず、疲れをずるずると引きずり、しんどくても頑張らなくてはいけないと思い込んでいた。

"Manage yourself" 

この言葉を言われて以来、もっと自分の体を大事にするようになった。
疲れたら休む、しんどいことはやらない。まずは自分の心と体の健康が第一。頭ではわかっていたようで、本当に理解した上で実行に移すことはしていなかった。
自分の体が一番リラックスできることは何か、心が元気になることは何か、そんなことを意識して考えるようになった。仕事も大事だけど、それ以上に自分をもっと大事にすること。

マインドを成長させるチャンスだよ - Growing your mind -

どうしても馬が合わない仕事の関係者。
同じオフィスにいるわけではないけれど、仕事上どうしてもビジネスパートナーとして接していかなければならない。どうしても相手に対するリスペクトが感じられない人がいた。

コミュニケーションがうまく取れない。こちらの相談ごとには拒否反応を示され、どんなに丁寧に接しても棘のある言葉しか返ってこない。
しまいには、面倒なことはすべて押し付けられる。
本当にストレスが溜まっていたし、仕事に対するモチベーションも下がり、落ち込んでいた。

そんな仕事の状況を話した時に言われた言葉。
「それは逆にチャンスだよ」と。

"It's chance to grow your mind"

仕事がしやすい人とだけ仕事をするより、難しい人とも一緒に仕事をすることで、「どうやったらコミュニケーションがとれるか」「どうやったらスムーズに進むか」戦略を考えるから、対応力や柔軟性、思考力や視野が広がるよ、とのこと。

ネガティブ思考の私からすると、なんともポジティブすぎる…!

確かに、ポジティブに捉えるとそうなんだけど。。。
それを乗り越える自信もない。
でも考えてみると、確かに楽な状況での仕事より難しいシチュエーションでの仕事の方がレベルが高いし、いろいろなスキルや考え方が身につきそうだ。

コミュニケーションが難しい人と仲良くなる必要はない、ただ自分の仕事を全うするだけ。全うする上で必要最低限のことをひとつひとつ考えながらこなしていくだけ。

嫌な人と仕事をしなければいけない状況に嘆いてばかりいるよりも、むしろそれを利用して自分の成長に繋げちゃえばいい。
そんな思考の転換を教えてもらった。
それ以来、いやな気持ちは変わらないけれど、困難な状況に直面する度に
「これは成長のチャンスだぞ」「またレベルアップするチャンスだぞ」と捉えるようになった。

これでネガティブな感情も少しづづ解放できるようになってきている。

あなた自身のベストが何かを考えなきゃ - Think your best -

会社を退職するとき、何度も会社の人に引き留められた。
「アシスタントに上げる。そしたら時給もアップする」
「このチームには必要な人材です」と。

意外にも高く評価してくれていたことはありがたいが、正直なところ「今さらそれを言われても・・・」という気持ちの方が大きい。

引継ぎの問題で当初予定していた退職日をさらに1ヶ月延ばすことにした。
自分にできる精いっぱいの会社への最後の恩義と、引き継ぐ方への負担をできるだけ少なくしてあげたい思いからだった。しかし、退職の1ヶ月延長を申し出たところ、再度の引き留め。「やはりもう少し続けられないか」とのこと。私にも今後のビジョンがあるのでさすがにお断りしましたが。

そんな退職の際のごたごたをパートナーと話したときに言われたこと。
「会社は会社にとってのベストを言ってきているだけ、あなたはあなた自身のベストを考えないと」

"You should think your best"

ハッ!とした。
このままだと会社にうまく言いくるめられていたかもしれない。
確かに良い評価をいただいていたかもしれないけど、会社が引き留めるのは、このまま残ってくれた方が「引継ぎ先の調整をしなくて済む」「新しいスタッフの教育の手間が減る」「人手不足の解消」「会社の利益への貢献」など、会社にとってメリットがあるから。私にとってのメリットは?

この仕事が好きでこの先も続けていきたい、キャリアをここで積んでいきたい、という気持ちがあれば別だが、ここでキャリアを積むことは私の目指すライフプランやキャリアプランとちょっと違う、と感じている。会社の要望を受け入れることが本当に自分のためになるのか、ということをあまり考えていなかった。

自分にとってのベストは何なのか。

それを改めて考えたときに、やっぱり今の会社は退職することが私にとってのベストな選択肢だったと思う。ちゃんとそれに気づけて良かった。
気付かないまま辞めていたら、「あんなに必要としてくれていたのに、辞めてよかったんだろうか」と悶々と考えてしまっていたかもしれない。

これからも自分の人生は自分でマネジメントして、迷ったときには「自分にとってのベストは何か」ということを考えていきたい。

気づきを与えてくれるパートナーに感謝

改めて、いろんな気づきを与えてくれるパートナーにとても感謝している。
もやもやして悩んでいたり、気持ちが落ち込んでいたときは、いつもハッとさせられるような言葉を伝えてくれる。

自分の人生にとって何が大事なのか、何を大事にしていきたいのか。
困難な状況も捉え方次第で好転するし、考え方の問題。

私もそんな懐の大きい、色んな引き出しを持った人になりたい。


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