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娘の中学校卒業式でした

 昨日は、夫の転勤の内示に落ち込みましたが、
今日は、娘の中学校の卒業式でした。

 朝から髪型をいつも以上に頑張り、気合い充分の娘、私の母校を卒業しました。

 33年前に同じ学年カラーで卒業した私がこんな未来を想像できたわけはなく、久々に聴く母校の校歌に感動しました。さらに、校歌斉唱で壇上で指揮者として娘が会場のみんなを立派に指揮する姿に、涙がとまらなかったです。

この画像はイメージです

 先日、卒業生の担任として卒業式を終えたのですが、立場変われば、式の構成などには少し物足りなさがありましたが、コロナ後にスリム化したのかもしれません。
 何年ぶりかで保護者2名まで参列できる式に感動を夫婦で共有できてよかったです。

 しかしながら、雨が降っていたという理由で、式後のクラス最後のホームルームも15分だけで、
保護者たちはしばらく体育館で待機したあと、
我が子たちと合流。
しかも合流したら30分以内に帰宅せよと言われ、みんな名残惜しそうに撮影会しているのに、ぴったり30分後に蛍の光が流れ、先生方の追い出しが始まりました。

 なんだか最後の最後なのに、
誰得?気が済むまで雨の中でも撮影したいのだから好きなだけ撮影させてあげたら良いのに、、、。
近隣の苦情対策ならば、そう伝えて欲しかった。
保護者からすれば、「先生たちは早く帰りたいんだね」という残念な印象をもちますし、
生徒たちは、「最後の最後まで私たちの気持ちを無視して先生たちは、余韻にも浸らせてくれないんだね」という声があちらこちらからありました。

 うちも、コロナ禍だったこともありましたが、昨年同じような追い出しをしました。
 私は卒業生の気持ちや、せっかく仕事を休んでいらした保護者がゆっくり余韻にひたってもらったり、部活の顧問に会う時間もあるだろうから、何時間かそういった時間を作ってもらいたいと思い、提案しました。すぐ帰る子はすぐ帰るので。
 最後のホームルーム後、2時間で最終下校と伝えて、生徒たちも思い思いの場所で記念撮影をしたり、保護者たちとも丁寧に話をすることができて、互いに気持ちの良い式になりました。2時間あれば追い出しもなく、帰っていましました。

 何ごとも、想像力を働かせてみたらわかることではないでしょうか。誰のための行動なのか、卒業式は学校のための式ではありません、卒業生の人生の節目を祝う日です。もし、何らかの早く帰宅させる理由があるのなら、それを伝えるべきですし、伝えれば当人たちが考えて適切に行動できると信じるべきです。

 そんなことを考えた日でした。

 立場変われば見えること、
 学校現場は、
 きちんと想像力を働かせるべきです。
 それができない学校は、
 生徒の主体性を奪います。

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