番外編:転職のお知らせ

今回は広報tipsではなく、筆者の個人的なお知らせにつき無料noteです。
リストグループというグローバルに展開する総合不動産企業で広報の責任者として働くことになりました。
お会いして聞かれた方にはお伝えしているのですが、いろいろな選択肢があった中で、なぜ不動産会社・リストを選んだのかという理由をまとめてみました。

①不動産業界の企業広報力が低い
先日電通が発表した業種別の企業広報力ランキングで不動産業界は最下位でした。
http://bit.ly/2OiNyst
広報がキラキラといけてる業界よりも広報力が低い業界で広報をやったほうが自分のプレゼンスが発揮できるかなと思ったからです。
もともと何の後ろ盾もないベンチャー企業、かつ入社当初は知名度も低い企業ばかりにいたので、企業名や業界の華やかさにはあまり価値を感じないのかもしれません笑。

②キャリアパスとして希少性の高い人材になる
この話はよく広報の後輩にするのですが、広報で1/100の人材ならたくさんいる、ITの世界でも1/100の人材ならたくさんいる、広報とITその両方に強い人材もそこそこいる、そこにもうひとつ強みを作ることができれば広報として希少な人材になれると今回の転職にあたって考えました。
①の理由とも重なるのですが、広報人材の市場を見たときに、ITと不動産に強い広報のプロフェッショナルってまだ世の中にいないんじゃないかと思ったわけです。

③働く条件が合った
年収・副業・裁量労働全ての条件が合ったことは大きいです。
30代を過ぎるとそこそこキャリアがついてきます。
自己評価は低くても高くても良くないけれど、市場からはきちんと適正な評価をしてもらうというのは個人のキャリア上でとても大事です。
もちろん給料が全てではないけれど、30代になると報酬は自分のキャリアの価値を反映させるものなので適正に評価してくれる会社や(フリーランスなら)クライアントを選ぶべきかなと。 お金よりもやりがいとかベンチャーでしかできない経験をできるという考え方もありますが、 経験積むと割り切るのは20代までというのがわたしの考え方です。

④未経験でグローバルPRへの挑戦できる最後のチャンス
リストグループは、ニューヨークに本部を置くリストサザビーズインターナショナルリアルティと提携し、ハワイ、シンガポール、香港、フィリピン、タイに支社をおいてそれぞれ現地でサービスを展開しています。
PRは東京がHQになるので、東京のPR責任者は各国のPRを引っ張っていくポジションにもなります。
お恥ずかしながら、英語力が仕事で使えるレベルではなく、30代半ばも過ぎ、半ば諦めモードだったのですが、未経験・プア英語でこの仕事を任せてもらえることになったことにより英語学習を再開することにしました。そして、会社には英語学習支援の制度もあり、社員の育成に会社として投資する姿勢にも惹かれました。

あと、おまけ。
なんで独立しなかったの??という質問について。

実はけっこう悩みました。
理由としては、魅力的な会社や事業がたくさんあって、どれも全部関われたらいいなという欲張りな理由からです笑。
実際に前職を退社してから数社業務委託でお手伝いしていました。
そんな中事業会社を選んだのは、いろんな分野のプロフェッショナルな人たちと大きな予算で大きな仕事をしたいと思ったからです。
広報という仕事は労働集約型なので、フリーランスで1人でできる量って限られています。売り上げ規模を増やすには自分の労働時間を増やすか人を雇うしかないです。法人化して、PRもやりつつ別の事業もやっていくなら別ですが、会社をそこまでの規模に育てるにはそれなりの時間もかかります。
ましてや株式上場なんて自分が社長になってできる気がしないので笑、今回は大きな夢を仲間と一緒に見たい、個人の力を発揮できる事業会社ならいいじゃんということで、独立は選びませんでした。

日々環境も自分も変化しているのでもしかしたら数年後は意向が変わってるかもしれませんが、現時点での見解ということで!笑

引き続き、一介の広報パーソン田尻有賀里をどうぞよろしくお願いいたします^^

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?