見出し画像

相手の立ち位置を変えてしまう言葉。

自分は周りからどんなふうに思われているだろう?
こんなことをしたら、周りはどんなふうに思うだろう?

少なからず誰でも頭に浮かぶことがあるはずだ。
人間には「承認欲求」というものがあり、さらに「他者承認」と「自己承認」というものに分かれる。

読んで字の如しなのだが、誰かに認められたいという欲求と、自分自身のことを認めたいという欲求だ。

<ケース1>
①誰かの手助けをする
②「ありがとうございます。」と言ってもらった
③『感謝された』と受け取り、他者承認が満たされる
④自分でも良い行いをしたと認識し、自己承認が満たされる
※同じような出来事が起きた時、役に立ちたいと前向きになる
<ケース2>
①誰かの手助けをしようとする
②相手から「大丈夫です。」と言われ「すみません。」と答えた
③『迷惑だと思われた』と受け取り、他者承認が得られない
④『余計なことをしてしまった』と認識し、自己承認が得られない
※同じような出来事が起きた時、どうするべきか迷う


相手の立ち位置を変えてしまう言葉。

<ケース1>については、もちろん問題がない。気持ちの良い人間関係が構築できたため、どちらの承認欲求も満たされる。

<ケース2>に関しては、どちらの承認欲求も得られていない。そしてここで起きているカラクリについて本人が気づいていない状態となる。
何故ならば、助けがいらないと答えた相手の元に、家族が数分後に戻ってきたからである。

「今ね、親切に声をかけてくれた方がいたのよ。」
「良い人に出会ったわね。」
こんな会話がなされたのだ。

承認欲求が強すぎる人は、自分がしたことに対して承認してくれる言葉が返ってくることを必要以上に期待してしまう。
そして本質を見失っていくのだ。

ここで起きた事実は、
あなたが親切な行いをしたということ。
誰もあなたを責めていないこと。
あなたの思考により、相手の立ち位置が変わったということ。

あなたが見るべきは、起きている事実のみ。
それからね、あなたのことを、
誰もそこまで気にしてない。
だって、みんな自分を大切にしているから。

この記事が参加している募集

日常のふとした瞬間や閃きを、毎日書き記しています。 応援してくださると泣いて喜びます(T_T) Twitter:https://twitter.com/yurari_0_0