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まあね。そうね。たぶんね。きっとそう。

一時、自分は人と話すのが嫌いだと思っていた頃があった。
主義主張を、まるで刃のように向けられた時だった。

まぁ、いわゆるクレーマーという類のものだったので、
私よりも周りの人たちの方が
「ひどくない!なにあれ!」
と言って代わりに怒りの雄叫びを上げてくれた。

集団の中の「個」に囚われすぎると
前に進めなくなる場合がある。

そんな時は、
淡々と、淡々と事を進めていくのが私流だ。

言葉に広がりは必要なく、
信念を貫くことに専念すればいい。
そして、平穏を待つだけなのだ。

こういうクリエイティブでない行動は、
実は好きではない。


まあね。そうね。たぶんね。きっとそう。


今のワタシは、人と会う事をとても大切に考えている。

自分の中でいろいろと考えを巡らせるのも好きだが、
考え方に広がりが持てなくなる事に気づいてから、
あえて人に会うようになった。

ふと、
思った。

・・・まあね。
・・・そうね。
・・・たぶんね。
・・・きっとそう。

これ、
よく口にしているかもしれない。

この言葉を口にしているワタシは
頷きながら友達に笑いかけている。

小さな頷きを何回も。

なんだろう?

なぜこの言葉なんだろう?

自分とは少し角度の違う考えが入ってきた時=まあね。
その角度の違う考えが理解できた時=そうね。
自分の曖昧な表現に対して、相手が言葉を加えてくれた時=たぶんね。
自分と相手が、同じ未来を描いた時=きっとそう。

ああ、そういうことか。

自分の頭の中でボヤけていた映像が
会話していくうちに明確になって
さらにストーリーとして広がりを見せる瞬間だ。

実に、クリエイティブだ。


言葉にすると、未来が見える。
良い言葉は、未来を変える。


まあね。そうね。たぶんね。きっとそう。

ワタシと会った時に、
この言葉を口にしていたら

ワタシは
アナタと話をしていて
とてもシアワセだということを
知ってください。


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