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校長先生からのメール。

昼間のこと、息子が「校長先生からのメール」について話しかけてきた。
生徒宛に配信されてきたものだったので、私のメールボックスには届いていなかった。

「もー。なんか、校長先生誤字ばかりだよー。」
と、何だか嬉しそうにも見える息子の表情。
メールの内容を読み上げてくれたのだけれど、何だかその表情ばかりが気になって頭に入らない。笑

「まぁ、いいじゃない。言ってることは伝わってくるし。その通りだと思うよ。なんだかんだ良いこと書いてあるじゃん。」

心からそう思う。
何回か校長先生の話を聞いたことがある。
正直、もの凄く興味深い話をしてくれるわけではなく、「日常の気づき」みたいなことの話をすることが多い印象だ。
好みもあるのかもしれないが、そういう身近な気づきの方が親しみやすいので私は好きだ。



彼が高校受験の時、いくつかの学校の説明会に行った。

私は、お恥ずかしながら「場所見知り」というものをしてしまう人だ。
初めての場所に行くと、ソワソワ感が半端ない。
妙に落ち着きがなくなるくせに「行ったからには、しっかり聞いとこうぜ!」と息巻いて最前列の席に座ったりする。
子供達にとっては、落ち着きのない母が「早く帰りたい」と最前列でつぶやくので、すごく面倒なようだ。

話は逸れたが、そうやって目立つ席で話を聞くのは、話をしてくれる校長先生や教頭先生の表情まで見たいからもある。


何だか黒歴史を語るみたいで嫌なのだけれど、自分が行った高校では、全校集会で「お前らはゴミだ!」と教務主任が大声で叫ぶような学校だった。
「ああ、学校の先生というのは、高みに行ってしまうと支配者になってしまうんだな」と、冷静に見ていたことを思い出す。

学校が好きだった私が、学校の嫌な面を見てしまった記憶だ。
今でも学校は好きなのだけれど、支配者のようになっている先生がいないか、気になることがあるのだ。


校長先生からのメール。

校長先生や教頭先生の話が、いや話し方が、いかに上手であれ、実際に接するのは担任の先生や教科の先生だ。
けれど、学校の長となる人が、どんな言葉を使っているかによって、学校の雰囲気や生徒の心の向きが見えると考えている。

もちろん、私に人の本質を見抜く能力があるかといえば、まるで根拠がない。

けれど・・・

息子から聞く、校長先生やその周りの先生の反応を聞いていると、何となく和やかな雰囲気が伝わってくる。

「ああ、この子はきっと、そんな先生たちの様子を楽しんでいるんだな」と安心するのだ。

こんな時だから、
しっかりと今できることをしましょう。

いいじゃない。
誤字があったって。

わかりやすい言葉で
君たちに届けてくれたんだよ。

本当だね。
しっかりと、
今できることをしよう。

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