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わたしの目線。

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大切だと思うことを、「わたし目線」で記したもの。
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2019年12月の記事一覧

当たり前にしていることを知る。

もうすぐ2019年が終わる。 終わっちゃうの??? もう? という若干焦る気持ちと、 プラス1されて、皆んなが一斉に 「今年もよろしくね!」 なんて、びっくりするぐらい気持ちを切り替えているかのような言葉を発してしまう世の中が面白かったりする。 歴史や伝統それに習慣など、大切にすべき文化がある。 けれど時代が進むことで、私たちの環境はどんどん変わっていく。 物理的なものに加え、目に見えないものへの意識も変化している。 個人の価値観。多様性。 こんな言葉は、10年前の私は

とりあえず、やってみるを体感しよう。

子供の頃の私たちは 日々トライの毎日だった。 初めてやることの連続だったし 違う学年との交流や 違う学校との関わりなんかも 大人によって作られたプログラムの中で トライの毎日を、いつの間にか過ごしていた。 大人になったらどうかというと 厳密に言うと 日々何かにトライしていそうで 同じことの繰り返しという認識になりがちかもしれない。 だからこそ、 トライし続けるアスリートに魅了されたり トライしている人を見ると「すごいなぁ」と感じるのだ。 資格取得に挑戦したり 新しい

嫌われるかもしれない。が、嫌われる。

以前、派遣で勤めた会社でのこと。 普段とても話しやすくて、紳士なイメージの男性社員の方が 声を荒げているのを背で聞いて驚いたことがあった。 「○○さん、どういうことだよ! 何でそれ、俺に言ってくれなかったんだよ」 彼の言う○○さんとは、韓国人の方。 勢いよく責められて、小声で言い訳しているのでよく聞こえない。 その後に続いた言葉。 「俺ね、○○さんとは良い仕事をしたいんだよ。○○さん大好きだから。だからどんな事でもいい。話しして」 ここの会社のこの部署は、かなり

自分らしい事と、自分らしくない事。

最近の私は 仕事を手放すという、大きな決断をしたこともあって 「自己分析」とやらが好きだ。 占いとも違う、 膨大なデータから導き出される自分の特徴が 大いに的を得ていることに 感心しきりだ。 『自分の才能を活かした仕事』というと とても格好良くて。 完全にそうなれなくても、そんな仕事ができたらいいと思う。 昭和・平成を生きた人間として 履歴に光るものがない人間として 女性として このゼロからのスタートは かなりの勝負だ。 毎日のように 真っ白なコピー用紙に書く

人への興味を持つこと。

昨日の夜、大学生の娘が 「先輩と仲良くなるにはどうしたら良いだろう」と聞いてきた。 うちの娘は、 完全に『一般ピーポー』な雰囲気の子だ。笑 目を引くような美人さんでもないけど そこまで印象が悪いわけでもない 道を歩いていたら 「シャッター押してもらえませんか?」とか 「○○駅はどっちに行けばいいですか?」とか 気軽に声をかけられやすそうな 『一般ピーポー』。 もちろん、親の私も。 ただ性格も資質も全然ちがう。 私は自己主張の強いタイプだが、 彼女は自己主張したくな

角度の違い。意見の違いの先。

一つの物事に対して 同意する人もいれば、批判する人もいる。 また、 どちらの意見も尊重するという人もいる。 どれがベストということではなく 世の中のニュースや 学校教育のことや 福祉問題についてや 環境問題についてや・・・ それこそ、 一つ屋根の下に住んでいる家族ですら 異なる意見を持つ。 この現象や事実は当然のことなのだが、 日常で興味深く感じることの一つだ。 角度の違い。意見の違いの先。 さまざまな意見に触れると 「その人の価値観」が見えてくる。 そして、

自己肯定感が「本当は高い」人が、勘違いしやすい落とし穴。

この日本で、自己肯定感が高いと言うと「すごいねぇ、自分に自信があるんだ」と言われたりする。 はい。私です。 ただ、自己肯定感が高いのと、自分に自信があるのとでは全く違う。 その辺りの相違について説いても、場の雰囲気が悪くなると思い、笑って流してしまったりする。 飲みの場であったら、そんな感じでいいと考えている。 「大衆の前では、謙虚であるべきなのが日本人の美徳」みたいな考えがある。実際のところ、謙虚な人の中には本当に素敵な人もいるから、この考えを真っ向から否定するつもり

どこにでもいそうな私が、他の誰でもない私になるために。

つい1ヶ月前に会社を辞めた私は、無職・無収入だ。 このままでいいわけがなく、生きる術を見つけていかなければならない。 自分の強みを活かすとか、活かしたいとか、幸福度の高い生活がしたいとか、理想だと言われればそれまでかもしれない。 ろくに知識も実績もなく、財力もない40代の女性が、何を夢みたいなことを軽々しく言っているのかと思われるかもしれない。 それでも、環境を変えることから始めるために、大きなものを手放したのだ。 もうすぐ2020年となるタイミングで、Twitter界

「自分」を作る要素を決めないことの意味。

2019年になって私の中に入ってきた言葉の一つに 『ストレングスファインダー』というものがある。 その人の持っている資質を34個の分類にしているもので 診断してみると「なるほど」と思える結果が出た。 周りの友人も興味を持った人が多く 声をかけて診断結果を見せ合った。 さらに「なるほど」だった。 見事にそれぞれの個性を表していたからだ。 そんな中、 34番目の資質が上位にない自分に 納得できない人から相談を受けた。 34番目=弱点 弱点は克服しなければならない こう

まあね。そうね。たぶんね。きっとそう。

一時、自分は人と話すのが嫌いだと思っていた頃があった。 主義主張を、まるで刃のように向けられた時だった。 まぁ、いわゆるクレーマーという類のものだったので、 私よりも周りの人たちの方が 「ひどくない!なにあれ!」 と言って代わりに怒りの雄叫びを上げてくれた。 集団の中の「個」に囚われすぎると 前に進めなくなる場合がある。 そんな時は、 淡々と、淡々と事を進めていくのが私流だ。 言葉に広がりは必要なく、 信念を貫くことに専念すればいい。 そして、平穏を待つだけなのだ。

コトバが、ココロを、ツナグ時。

昨日、友達と話した時に、 「誰かが褒めてくれる言葉と、本当の自分にギャップがあって苦しい」 といったことを伝えられた。 「いやいや・・・そんなそんな」と謙遜しつつも 単純に受け取って喜んでしまう私にとっては 結構、衝撃的だった。 褒めてくれた誰かの本心を、 素直に受け取っても良いと思ったからだ。 それくらい、彼女は魅力的な人だったからだ。 褒めてくれた誰かも、 恐らくは心からの賞賛であるに違いなかった。 誰かに「すごいね」「素敵だね」と伝えるのも なかなか難しいもの

視点を変える。見つける。

いろんな情報を得ようとしているつもりが 結局、偏っている気がしていた。 「いろんな情報」と思い込んで 見聞きしていたものは 例えばSNSで言うところの 『あなたへのおすすめ』みたいなものに 頼っていることに気づいたのだ。 それは私の得たいものとは 異なることに気づいた。 視点を変える。見つける。 私は論理的ではなく、感覚的な人間だ。 だから、 違う価値観に触れたりすると 自分の中で捲き起こる化学変化のようなものに 思いが溢れて涙が出てくることがある。 カナシクモ