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「自分」を作る要素を決めないことの意味。


2019年になって私の中に入ってきた言葉の一つに
『ストレングスファインダー』というものがある。

その人の持っている資質を34個の分類にしているもので
診断してみると「なるほど」と思える結果が出た。

周りの友人も興味を持った人が多く
声をかけて診断結果を見せ合った。

さらに「なるほど」だった。
見事にそれぞれの個性を表していたからだ。

そんな中、
34番目の資質が上位にない自分に
納得できない人から相談を受けた。

34番目=弱点
弱点は克服しなければならない

こういう発想だった。


ストレングスファインダーの本の正式名称は
『さあ、才能に目覚めよう ストレングスファインダー 2.0』という。
この「才能」には「じぶん」というルビがふられている。


ストレングスファインダーは、
人の資質を34個に分類したものだ。
その34個のパズルを、
各個人に当てはめているだけだ。

34資質のうち、34番目であるという結果。
「才能」の数値が低いのではない。
(これについては、タイトルに問題があると見ている)

1個目のピースは、存在感が最強。
34個目のピースは、34番目になっただけ。

34番目の資質を上位にするための努力をしたとして、
そこで発揮されているのは
実は上位の資質だったりする。


「自分」を作る要素を決めないことの意味。

ストレングスファインダーをはじめとする
さまざまな自己診断ツールは
とても興味深く精度も高いものだと思っている。

しかし、
忘れてはいけない。

そのデータは
自分を基に算出された結果である。
決して
そのデータに
自分を当てはめようとしてはいけない。

理想のデータにしようとする行為は
自分の素晴らしい資質を、
自ら否定しようとするものとなる。

あなたや私を作る要素は
データや診断だけではない。
それこそ毎日の天気に世の中が左右されるように
細微な揺らぎの中で流動している部分があるのだ。

自分を作っている要素を箱に入れたとする。
箱は大きいものがいい。
たくさん入れても、まだまだ余裕があるような。

すぐにいっぱいになってしまっては
つまらないじゃないか。

説明できない自分に悩む
泥臭さを大切にしよう。


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