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相談室ー友情と恋愛の境に悩むあなたへ

タイトルどおりのお悩みをいただきました。この問いをこころに抱く時点で、相談者さんのお気持ちは友情とは断言できないのでしょうね。現代はSNSのおかげで、ひとと「はじまる」ことも「おわる」ことも簡単になりましたが、境目に悩むことは永遠のテーマかもしれません。


男女の友情と恋愛の境目はどこですか?

長い間、とても仲良くしている男友達がいます。
2人でお食事をする事もあるし、お泊まりする事もあります。が、何かするわけではなく、お食事やワイン、ラグジュアリーな時間を楽しんでいます。遊びのセンスが同じで、共感ポイントが似ていて、幸福感をシェアできる大事な友人です。

でもなんとなく、それが家族に後ろめたい気がして、出かける時は内緒にしているんです。最近は、それって自分の気持ちが友情より少し先に進んでしまったって事なのかもしれないって恐れの感情が出てきたりしています。

お出かけだけど、デートじゃない。親友だからいいんだって、自分に言い聞かせて、正当化(?)言い訳(?)しています。



境目が目に見えるとか、ここまでと決まっていたらわかりやすくていいですね。迷う方も少なくなるでしょう。

どこまで進んだら恋愛になるのか。
手つなぎはともだち?
挨拶のキスはセーフ?
身体に接触しなければ、友情といいきれる?
SEXしたら友達ではない?
どれもこれも、いいきれるものはひとつもないですね。

ティーンエイジャーならいざ知らず、大人の年齢となったら、お互いの気持ちですよね。ここまで進んだから恋愛、なにもないからただの友達、という明確な線引きはできないものです。

相談者さんのご友人がこのお悩みを知ったら、各々の考えでいろいろ指摘や批判をすると思います。YES/NOも語るでしょう。でも、結局は相談者さんの気持ちが境目を決めるのです。相談者さんもすでに気づいていらっしゃるように、ご家族に内緒ででかける後ろめたさが答えなのだと思います。

「親友ならばいいんですよ」とここに記載したら、相談者さんは安心されるでしょうか。でも、友情だからいい、恋愛だからわるい、というお話ではないと思うのですよ。ましてや第三者がその関係にマルバツをつけるものでもありません。人生の良し悪しはご本人にしかわからないものです。

逆に相談者さんのご主人さまに、相談者さんと同じような女性のご友人がいても問題はないですか?感情は動きませんか?

相談者さんがご家族としっかり向き合っておられる、ご家族が不安を抱いていないのであれば、なんの問題もないのではないでしょうか。恋愛に大きく傾いてしまったら、悩むのはご自身ですが、そのときはそのとき。ご自分でケリをつけるなり、どう生きるかの選択をするということだけです。

ご自分にとってなにがいちばん大切か。優先順位をつけられるとわかりやすいかもしれません。守るべきもの、捨てていいもの、ひとの中には必ず順位があります。傷つけてかまわないもの、傷つけたくないもの、その順位もお考えになってみてくださいね。

どう生きるかは、関わる人々との関係でも大きく変わってきます。相談者さんにとって、一度きりの人生です。いい・わるい、後ろめたさなどではなく、ご自分がどうしたいか、明日なくして困るものはなにか、言い訳を捨てて真剣に考えてみる絶好のチャンスです。

最後に。
どんなことをしていても、なにをしてもしなくても、ご自分の生きざまに対して責任をとれるのは相談者さんご自身だけです。

自分を裁き、許すことのできる最強の裁判官は、自分のこころの中に存在します。いいこと、悪いことをしたとき、誰も見ていなくても自分だけはそれを知っているからです。

相談者さんにとっての「自分らしい未来」への扉が開くことを祈っています。

まったくの無記名(匿名)フォームでお悩みごとを受付ています。その回答をnoteに載せています。

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