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1冊の本でとことん教材研究!

1. やまなしって…


6年生を担任する前から、名作である「やまなし」について
「『やまなし』は難しい。」
「意味がよくわからない。」
「わかったような、わからないような…。」
という感じで、6年生の先生方が話しているのを耳にしていたのですが、実際に自分が6年担任なった時に、その意味がわかりました。

はじめて教科書でやまなしを読んでみると…
「な、な、なるほど~!なかなか手強いぞ~。」
「これをどう教えよう~」
「難しいと言われる意味がわかるな~。」

…とほんとに苦笑いしてしまいました笑。

そして「海の命」の投稿の時にもお伝えしたように、いつも通り本を読み漁った私は、ある1冊の本をめちゃくちゃ参考にしました。

2. お助け本!!!


この本にすごく助けられました~!!!

有名すぎる白石先生の本です!やまなしだけで1冊の本になっており、贅沢なかぎりです♡

この本の良いところは

  • 全時間の全板書つき

  • 子どものノートの例つき

  • 先生の台詞と子どもたちの反応が載っていること

いや~!!全然わからなかった自分にとってはほんと最高すぎる~♪

そしてこの本を参考にして…いや、ほとんどそのままに(ありがとうございます♡)学習計画を立てました。

3 . 学習計画

全部で9時間だったので
①②イーハトーヴの夢で宮沢賢治の生き方・考え方に触れる
③題名と冒頭を読み、想像をふくらませ、全文を読む
④いくつかの語句を確認し、作品を一文で書き、賢治について考える。
⑤作品の全体構成を読む
⑥自分の読みを図にまとめる
⑦表現した内容を交流する
⑧まとめ(宮沢賢治の思いを書く)
⑨単元テスト

この本の中では学習がノートで進んでいくのですが、私は物語文はワークシートで進めることが多いのでいつも通り、ワークシートを作りました。

4. ワークシート紹介


【3時間目】題名と冒頭を読み、想像をふくらませ、全文を読む

冒頭が短すぎますね…笑。子どもたちも喜んでました笑。

【4時間目】5月と12月を比べて一文で書き、宮沢賢治の思いについて考える。

最後に読み深めた後に同じものを書くことも伝えておきました。

【5時間目】作品の全体構成を読む(全体交流)

「額縁構造」もここでおさえました

【6時間目】自分の読みを図にまとめる(個人)
※まずは1文ずつ言葉に着目して絵をかいていくことをおさえます。その後はすごく楽しそうに集中してかいてました!

5月と12月についてそれぞれ絵で表していきます。

【7時間目】表現した内容を交流する。(全体)
※それぞれの子どもたちなりに言葉に着目している様子がわかり、交流も盛り上がってとっても楽しかったです♪

【8時間目】まとめ(4時間目で書いた自分のはじめの考えと、読み深めたあとの自分の考えを比べながらまとめる。)

それぞれの考えが深まっていることがわかりました✨

5. 資料提供

とっても難しいとよく聞いていたやまなしの授業。確かに難しかったですが、本を参考にさせてもらったり、自分なりに解釈したりして、教材研究を進めていくと段々楽しくなっていました♪
ただ、研究されている先生方の本がなければ私1人では迷宮入りしていたでしょう笑。ほんとにありがとうございます~♡

そして今回は、この時に作ったワークシートをダウンロードできるようにしておきますので必要な先生方はお使いください!
難しいですが、教材研究すればするほど理解が深まり楽しいですよ!がんばってくださいね~😊(…と言いつつ、私も全てわかってはいないですが笑)


お役に立てるといいです ♪ 名作「やまなし」楽しんでくださいね~🐱♡


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