ホルモンバランス・更年期と鍼灸治療
更年期の変化
「最近、からだの調子が以前と変わってきた
なんだか調子がおかしい」
「さまざまな症状があらわれるようになった」
「気分が不安定・憂うつになってきた…」
「なぜこんなにイライラしてしまうのか」
「いつもの自分ではないみたい
でも まわりに理解もしてもらえない」
など、思い当たることや心当たりはないでしょうか。
女性は、ホルモンバランスの影響が
体調やメンタルにあらわれることがあります。
月経周期の中でも影響を受けますし、
妊娠中や産前・産後にも影響を受けます。
「年齢的に更年期かも…」
と心配する方もいらっしゃるかもしれません。
更年期の症状(更年期障害)とは
「更年期(成熟期から老年期への移行期)にあらわれる不定愁訴を総括した症候群」
・閉経期のホルモンバランスの乱れ
→自律神経にも乱れ
→局所の血管調節の乱れ
→局所の血流が多くなったり、妨げられる
→症状があらわれる
・更年期障害では、身体的な面だけでなく、精神的な面にも影響があらわれることがあります。
・さらに、いわゆるストレスがさまざまな症状を悪化させる要因にもなります。
・女性特有のものに思われるかもしれませんが、男性にも更年期の変化や症状(男性更年期)はみられます。
更年期っていつ?
個人差はありますが、40歳過ぎ~55歳頃と考えられます。
女性の卵巣機能が衰えはじめ、ホルモン環境が徐々に、あるいは急激に変わり、月経不順から閉経に至ります。
女性の閉経の平均が49~50歳といわれています(個人差により45~55歳頃)。
卵巣機能の低下によるホルモンバランスの変化に、
からだが適応しようとしておこる反応がさまざまな症状としてあらわれ、
程度がひどくなると更年期障害といわれます。
あらわれる症状
・顔面紅潮・のぼせ・ほてり・発汗・手足の冷え・動悸・イライラ・焦り・憂うつ・やる気の低下・頭痛・不眠・めまい・手足のしびれ・手足の感覚が鈍くなる・耳鳴り・疲れやすい・手足の痛み・肩こり・腰痛・性交痛など
症状の種類・程度・期間など個人差が大きいです。
ホルモンバランスの変化にからだが適応しようとしているので、
その変化とからだの適応の仕方により、
あまり症状を感じないこともあれば、
症状が緩やかに始まり、緩やかに終わることもあります。
さまざまな症状があらわれたり、
急激な変化や強い症状が出たり、長期間にわたることもあります。
鍼灸治療によるアプローチ
◎ホルモンバランス・自律神経系を調整していきます。
また、局所の血流を調節することで、
ほてりや冷え、頭痛や肩こりなどの改善をはかります。
あらわれる症状はさまざまです。
一人ひとり症状の感じ方も日常生活への影響も異なります。
そのため、まわりの理解を得られにくいこともあります。
からだにあらわれる症状が強く出るケースもあれば、
イライラ・憂うつ・焦り・やる気の低下など、こころの症状が強く出るケース、
こころとからだ両方の症状が強く出るケースもあります。
こころとからだは繋がっています。
からだの症状が軽くなっていけば、こころの状態も良くなっていきます。
こころの状態が変わっていけば、からだの症状も緩和していきます。
ゆかり堂では、こころとからだの両方にアプローチをしていきます。
一人ひとりのこころとからだの状態に合わせて施術をおこない、
全体のバランスを整えていくことで症状が緩和し、
健やかに過ごせる日常が戻ってきます。
個人差はありますが、
40歳代からいつもの自分でないような変化や症状があらわれ、
うまくいかないことが増えたと感じる方もいらっしゃるかもしれません。
「更年期」という言葉に過剰に惑わされず、
無理をしたり我慢もしすぎず、
自分のからだにあらわれた変調に抗うのではなく、
うまく整えようととらえたほうがよいと思います。
からだが整ってくるとこころも整ってきます。
こころが整ってくるとからだも整ってきます。
「更年期」ということを過剰に意識し過ぎず、
普段からこころとからだのバランスを整えておくことが、
健やかにいきいきと過ごす秘訣かもしれません。
ゆかり堂にお越しの女性の中には、
「更年期」の変化や症状に備えて、予防を目的にいらっしゃる方もいます。
「最近ちょっとヘンかな?」
「いつもと何か違う気がする」
「最近気持ちが不安定だな」
「なぜこんなにイライラするのだろう」
「つらい症状を少しでも和らげたい」
「すぐれない体調を元に戻したい」
などと思ったら、ゆかり堂までご相談いただければ幸いです。
ゆかり堂治療院
いただいたサポートは知識や技術の向上に役立てて、クリエイターとして皆さまに還元させていただきます!