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挫折していた本が一気読みできたとき 「嫌われる勇気」


ずっと、家に本はあったんだけど、読んでいなかったもの。正確には2回くらい挫折したんだわ。
でもでも先日一気読みしました。

嫌われる勇気



心に刻むべき言葉が多すぎて、いい意味で大変だったぁ。

なぜこの本が読めなかったのか…

きっと、そのときではなく、今!必要としていた本だから。
本って、読みどきがあるんですね。


以下🌟は本書からの引用。👉は感想。


🌟人は、対人関係の中で限る「わたしは正しいのだ」と確信した瞬間、すでに権力争いに足を踏み入れているのです。
わたしは正しい。すなわち相手は間違っている。そう思った時点で、議論の焦点は「主張の正しさ」から「対人関係のあり方」に移ってしまいます。
誤りを認めること、謝罪の言葉を述べること、権力争いから降りること、これらはいずれと「負けではありません。
…われわれは競争や勝ち負けの眼鏡を外してこそ、自分を正し、自分を変えていくことができるのです。

👉すんごいわかる。あたし自身もそうだし、自閉症の子どもたちを見てても、この対人関係のあり方で苦悩してるのよ…と思う。賢いから、正しいのは、わかる。でもそれを主張したところで、それは権力争いになってしまうのよなぁ。

🌟他者の期待を満たすように生きること、そして自分の人生を他人任せにすること。これは自分に嘘をつき、周囲の人々に対しても嘘をつき続ける生き方なのです。
👉これこそ嫌われる勇気の真髄か。嫌われる勇気=自分の人生を生きること。

🌟他者から嫌われたくないと思うこと。これは人間にとって、極めて自然な欲望であり、衝動です。近代哲学の巨人、カントはそうした欲望のことを「傾向性」と呼びました。

👉傾向性を知っておくことは大事。あ、これ嫌われたくないから、この決断してない?って自分に問いかけることが必要。

🌟「自由とは、他者から嫌われることである」
あなたが誰かに嫌われているということ。それはあなたが自由を行使し、自由に生きている証であり、自らの方針に従って生きていることのしるしなのです。
…他者の評価を気にかけず、他者から嫌われることを恐れず、承認されないかもしれないというコストを支払わないかぎり、自分の生き方を貫くことはできない。つまり自由になれないのです。

👉嫌われることを恐れない。わたしはわたしでいい。

🌟たとえば学業、仕事、交友、そして恋愛や結婚も、すべては「ここにいてもいいのだ」と思える場所や関係を探すことにつながっている。
自分の人生における主人公は「わたし」である。ここまでの認識に問題はありません。しかし「わたし」は、世界の中心に君臨しているのではない。
…あなたは共同体の一部であって、中心ではないのです。

👉嫌われる勇気という言葉だけが一人歩きすると、危ないと思う。わたしは、共同体の一部って思っていることが大事。それには、ここにいていいんだ、っていう所属感を感じられること。

🌟あなたもわたしも世界の中心にいるわけではない。自分の足で立ち、自分の足で対人関係のタスクに踏み出さなければならない。「この人はわたしになにを与えてくれるのか?」ではなく、「私はこの人に何を与えられるか?」を考えなければならない。それが共同体へのコミットです。
…所属感とは、生まれながらに与えられるものではなく、自らの手で獲得していくものなのです。

👉じっとしていても、所属感は得られない。私はこの人に何を与えられるか。与えることに喜びを感じるってよくいうけど、それは所属感を感じられるからなのかも。ここにいていいんだって所属感は自分でつくっていくとすると、わたしは子どもたちに何ができるだろうか。よく学校である、何か作って喜んでもらおうとか、誰かのためにこれしようとかって、実はとても大事なことだったのかも。

🌟われわれが他者をほめたり叱ったりするのは「アメを使うか、ムチを使うか」の違いでしかなく、背後にある目的は操作です。アドラー心理学が賞罰教育を強く否定しているのは、それが子どもを操作するためだからなのです。
…誰かにほめられたいと願うこと。あるいは逆に、他者をほめてやろうとすること。これは対人関係全般を「縦の関係」としてとらえている証拠です。…アドラー心理学ではあらゆる「縦の関係」を否定し、すべての対人関係を「横の関係」とすることを提唱しています。

👉1番ぐさーーーっと刺された言葉かも。それは、自分でも子どもたちに対して操作のためにほめる、ことをした感覚があるからだと思う。ほめれば動く。これをたくさん経験してきているから。これ、今まであたしがしてきたこと根本からひっくり返されるようなことだよぉ。どぉすればいいんだあ、現代の学校教育で。

🌟援助とは、大前提に課題の分離があり、横の関係があります。勉強は子どもの課題であると理解した上で、できることを考える。具体的には、勉強しなさいと上から命令するのではなく、本人ね「自分は勉強ができるのだ」と自信を持ち、自らの力で課題に立ち向かっていけるように働きかけるのです。…こうした横の関係に基づく援助のことを、アドラー心理学では「勇気づけ」と呼んでいます。

👉授業の雰囲気がこの言葉でなんとなく、イメージできた。完全に横の関係は無理かもしれないけど、がちがちの縦の関係は要らないと思う。横にいるけどリーダーみたいな。教育を変えていくには、縦の関係を崩すことから始めていくべきなのかも。

🌟人は、ほめられることによって「自分には能力がない」という信念を形成していくからです。…ほめてもらうことが目的になってしまうと、結局は他者の価値観に合わせた生き方を選ぶことにぬります。…まずは課題を分離すること。そしてお互いが違うことを受け入れながら、対等な横の関係を築くこと。「勇気づけ」は、その先にあるアプローチになります。

👉ぐさーーーーー。ほめてもらうことが目的になることって恐ろしい。恐ろしすぎる。

🌟「ありがとう」と、感謝の言葉を伝える。あるいは「うれしい」と素直な喜びを伝える。「助かったよ」とお礼の言葉を伝える。これが横の関係に基づく勇気づけのアプローチです。…いちばん大切なのは、他者を「評価」しないこと。

👉これは普段から意識してるかもぉ。所属感にもつながる大事な言葉。

🌟人は感謝の言葉を聞いたとき、自らが他者に貢献できたことを知ります。…「人は自分には価値があると思えたときにだけ、勇気を持てる」。…人は「わたしは共同体にとって有益なのだ」と思えたときにこそ、自らの価値を実感できる。…共同体、つまり他者に働きかけ、「わたしは誰かの役に立っている」と思えること。他者から「よい」と評価されるのではなく、自らの主観によって「わたしは他者に貢献できている」と思えること。そこではじめて、われわれは自らの価値を実感することができるのです。

👉自分のことを考えていたつもりが、自閉症の子どもたちのことを考えてしまう。凸凹をもった子どもたちに自分の価値を感じてほしい。ほんっっとにそう思う。そのために私は何ができるから、やろうとしていることはその価値につながるのか、というのを考えたい。

🌟他者のことを「行為」のレベルではなく、「存在」のレベルで見ていきましょう。他者が「なにをしたか」で判断せず、そこに存在していること、それ自体を喜び、感謝の言葉をかけていくのです。

👉そーだそーだ。そこにいるだけでありがたいじゃないか。健気に生きている子どもたち♡

🌟人間にとって最大の不幸は、自分をすきになれないことです。…たとえ目に見える貢献でなくとも、「わたしは誰かの役に立っている」という主観的な感覚を、すなわち「貢献感」を持てれば、それでいいのです。…すなわち「幸福とは、貢献感である」それが幸福の定義です。

👉育休中を思い出した。誰かの役に立っている主観的な感覚を持てなかった自分の問題だったんだ。実際は、母とした存在しているだけで価値はあったはず。でもそうは思えなかったんよなぁ。幸せと思えなかったんよなぁ。もったいない。

🌟仮にあなたが山頂にたどり着けなかったとしたら、あなたの人生はどうなるのでしょう?事故や病気などでたどり着けないこともありますし、登山そのものが失敗に終わる可能性も十分にありえます。「途上」のまま、「仮のわたし」のまま、そして「仮の人生」のまま、人生が中断されてしまうわけです。いったい、その場合の生とはなんなのでしょうか?

👉インパクトある言葉。

🌟線としてとらえるのではなく、人生は点の連続なのだと考えてください。…すなわち人生とは、連続す?刹那なのです。…「いま」という刹那の連続です。われわれは「いま、ここ」にしか生きることがめきない。

👉点の連続。命の終わりを考えるとが時々あるんだけど、この考え素敵だなぁ。ずっと、今の点が続いているんだ。この点を幸せに生きたいよなぁ。

🌟人生とは、いまこの瞬間をくるくるとダンスするように生きる、連続する刹那なのです。そしてふと周りを見渡した時に「こんなところまで来ていたのか」と気付かされる。

👉↑で書いた幸せに生きたいというのがダンスって意味かな。くるくるダンスして生きる、いいなぁ、この感覚。

🌟「いま、ここ」に強烈なスポットライトを当てよ…過去にどんなことがあったかなど。あなたの「いま、ここ」にはなんの関係もないし、未来がどうであるかなど「いま、ここ」で考える問題ではない。

👉スポットライト🔦今!ぼんやりではなく、強烈な光を!まさにマインドフルネスやないか。

🌟人が自由を選ぼうとしたとき、道に迷うことは当然あるでしょう。そこでアドラー心理学では、自由なる人生の大きな指針として「導きの星」というものを掲げます。…あなたがどんな刹那を送っていのうと、たとえあなたを嫌う人がいようと、「他者に貢献するのだ」という導きの星さえ見失わなければ、迷うことはないし、なにをしてもいい。嫌われる人には嫌われ、自由に生きてかまわない。

👉納得。この星が大事な星ということは、これまでの話でわかる。



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あぁ、ものすごい本に出会ってしまった。
アドラー心理学、興味ある。

最近、オルタナティブスクールにも興味あって、今の学校教育の限界というか、そんなものを感じている。

アドラー心理学、なんか風の時代っぽくないか?ってそう思う。

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