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10代のときに出会いたかった本 「さみしい夜にはペンを持て」


ワーママはるさんが紹介していた本。Amazonですぐポチった。届いてから知った事は、最近読んだ本「嫌われる勇気」を書いた作家さんと、同じ作家さんの本だったと言う事。


本の紹介記事を読んで、買うまでのスピードがこれまてで1番早いんじゃないかってくらい、即決で買った本。きっと今読むべき!というメッセージだったのかも!

さみしい夜にはペンを持て



まずね、装丁がものすごく素敵。見ているだけでうっとりするような。
そして、私が今1番探求しているテーマ、「書く」ということについて、書かれてある。若者向けで、わかりやすい、簡単な文で書かれてあるけど、大人でも十分学ぶことがたくさんある。

あぁ、自分が10代のときに出会えていたらなぁ、なんて本気で思う作品。

ただ、内容は、スマホを使ったSNSのことも書かれてあるから、今の中高生の時代に合った本みたい。

舞台は海の中という設定で、海の動物たちが登場人物として出てくるのも、可愛い。
主人公は、タコジロー🐙
ちょいちょい、出てくる、人間界の言葉、海バージョン🌊がなんかおもしろい。

例えばスマホは、シェルフォン、とか。
走れメロスが、泳げメロス、とか。

細かい部分でも楽しませてくれる👀

📖


以下、🌟は「寂しい夜にはペンを持って」からの引用。



🌟つまり「聞いてもらうこと」より先に「言葉にすること」のよろこびってあったんじゃないかな。誰かに話すとスッキリする。それは頭の中を大掃除するような気持ちよさじゃないかって。

👉言葉にすることに喜びがある!思うだけってもったいないんじゃん!

🌟たくさんの言葉にならない想いが渦巻いている。コトバミマンの泡としてね。しかもその泡は、つまり思いは放っておくとどんどん増えていく頭の中が真っ白に濁って何も見えなくなる位に増えていく。だから、こうやってコトバクラゲたちに片付けてもらうんだ。

▶︎言葉にすると言う事は、コトバクラゲがせっせとを運び出してくれているっていうことだからクリアになる。頭の中がすっきりするっていうことそれをうまく擬人化してるなぁと思った。

🌟「思う」と「言う」の距離が遠いだけ。ことばを外に出すまでに時間がかかっているだけさ。消して頭の回転が鈍いとかじゃない。

▶︎私も、「思う」と「言う」の距離が遠い人だと思う。ぱっと言葉に出てきたらいいのになぁって思う事はよくある。でもそれは良いとか悪いとかじゃなくて個性の問題なんだっていうことがわかったって安心した。

🌟書くときの僕たちは、「手を動かすこと」がめんどくさいんじゃない。「頭を動かすこと」がめんどくさいんだ。何かを書くためにはそれについて真剣に考えなきゃいけない。その「考える」と言う手間をみんな面倒に感じているんだ。書く事は考えることだからね。

▶︎書くことが続かないって、単純にめんどくさかったからだけなんだ。

🌟「考える」と「思う」の違いはね、答えを出そうとする事にあるんだ。
…普通に書けばいいさ。筆算する時、つまり計算式を解くとき、僕たちは答えも何もわからないまま書き始めるよね?それと同じでまずは書いてみる。書きながら考えていく。そうすればいつか自分だけの答えにたどり着くんだ。

▶︎考えると思うの違いを考えた事はなかったなぁ。思うだけじゃ何の答えも見つからないと言うことか。

🌟文章書くのが苦手なわけじゃない。ただ言葉を決めるのが早すぎる。手っ取り早く、便利な言葉で片付けている。ことばを探すめんどくささに屈している。おかげで、自分の気持ちから離れた文章になっている。

▶︎言葉を探すめんどくささに屈してはいけない。どの言葉がいいのかよく考える。どんなふうに書けば自分の気持ちに1番近いのか考える。そして考えることに慣れることが大事。

🌟まるで別の誰かを観察するようにね。泣いたり、笑ったり、おしゃべりしたりしていた「あの時の自分」をある程度の時間を経た、「今の自分」が淡々と描写していく。そうすれば、手が止まることもないはずだよ。

▶︎日記って今の気持ちを書くんじゃなかった!その時の気持ちこれを描写しながら書くっていうのが新鮮な考え。

🌟つまり、おしゃべりはひとつの場所に立ち止まらせてくれず、ひとつの考えに集中させてくれないんだ。だから自分の考えを深めていくためにはひとりになる必要がある。ひとりの場所でひとりの時間に自分ひとりと向き合って描くからこそひとつの考えが深まっていく。誰にも合わせた返事じゃない言葉を書いていくことでね。

▶︎確かに会話って動き続けるよなぁと思う。いろんなことを考えるけど、その場その場ですぐ答えを決めて返す必要がある。だからそんなに深まらない。でも、どっちも必要だとも思うなぁ。順番は関係ないとして、書くときに気づくこともあるし、話してるときに気づくこともあるよなぁ。

🌟思いついたことば、気になった誰かのことば、気になった風景、気になった音、なんでもメモする習慣を持っておくと、日記を書くのも楽しくなっていくよ。
メモは言葉の貯金だからさ。コツコツとメモをとって言葉の貯金を貯めていく。そして夜、好きなだけ散財するんだ。日記と言うダンジョンの中でね。

▶︎ここでも、メモ記録の重要性が書かれている。メモする事は、物事の基本なのかもしれない。

🌟まずは、いま感じている「すごい」とか「きれい」に似た過去の感情を思い出す。次に「どこが似ているのか」を考える。何度も何度も納得いくまで考える。そうすれば「すごい」とか「きれい」じゃない、タコジローくんだけの答えが見えてくるしテーマが見えてくると思うよ。
似ているものから、導き出すテーマは、自分が進むべき道を示す冒険の地図だ。

▶︎考えたり、言葉にしたり、似ているものを思い出したりするってめんどくさい。だけど、それが自分の進むべき道につながっているとするとやる価値がある。

🌟ぼくたちはわかってもらおうとするから、自分の感情を整理する。わかってもらおうとするから、言葉を丁寧に選ぶ。わかってもらおうとするから、言葉のペン先を細くして言葉の色彩を豊かにする。すべては読者に分かってもらうためなんだ。

▶︎わかってもらいたいって、すごく切実。

🌟日記を書くのは自分だ。そして日記を読むのも自分だ。「わかってもらおう」とする自分がいて、「わかろう」とする自分がいる。「伝えたい」自分がいてそれを「知りたい」自分がいる。そこが日記のおもしろいところなんだ。

▶︎確かに面白い!日記ってこんなに深かったんだ。

🌟大好きな漫画の新刊を待つ気持ちさ。「早く続きが読みたい!」「この後主人公はどうなるんだろう?」てさ。しかもその続きを書くのはタコジローくん自身だ。つまり、何ヶ月や何年と日記を書いていくとね、ぼくたちは自分の日記の大ファンになるんだよ。「続きを読みたいから書いていく」って状態にね。

▶︎私も自分の日記の大ファンになってみたい!過去の日記とかノートとか見返してみよう!


📖

この本、なんと最後のページに、主人公に渡された秘密の封筒が付いています。✉️

「もしも書くのが止まってしまったら、これを開けるように」

って書かれた表紙で、袋とじのような感じになっています。
めっちゃワクワクする仕掛け♡私も日記を再開してみて、もしも書くのが止まってしまったら、これを開けたいなぁと思います。


余談なのですが、上の文章ほとんど、音声入力でしてみました。🗣️iPhoneのメモアプリで音声入力をして、打つ時間を短縮することができました。めっちゃ便利!早くこの方法に気づくことができたらよかったのに!

ということで、また👋

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