毒をもって毒を制す

今、フィトテラピーの学びをしている

その中で、印象に残ったものの話で

「毒」についての話がある

植物の中にも「毒」を持つものがある

昔の人はそれをうまく使って生き延びていたのだ

例えば、アマゾンのように病院もない、医療もない

でも生きるために狩りをしなければいけない生きるか死ぬかの地域だと

「毒」が必要になる

なぜかというと、病気やけがをした時に

「毒」をもって痛みを消し、生きていかなければいけないからだ

怪我をしたからといって、狩りに出なければ

今日食べるものがなくて、結局死ぬ

病気やケガが治るのを待っていられないのだ

だからこそ、寿命は短いけれど「命」は大事にする

それを学んだ時に、ふと「今の日本と同じじゃないか」と思った

栄養ドリンクやコーヒー、お酒やタバコ、はたまた痛み止めの薬を使って

神経を興奮させ、痛みや疲労をなかったことにする

ただ、そこに違いがあるとすれば「生きる」覚悟がないのだ

今は、少し休んでも食べ物は豊富にあるし、今日の食事ができない事はない

それでも、「緊急事態宣言」が出ると町から食料や品物が消える

いったい日本人は何と戦っているのだろうか?

毒を持って毒を制するという言葉があるように

毒をうまく使い分ければ、きっと人類は長生きするかもしれない

でも、今の日本人を見ていると

「毒に侵されて、寿命を縮めている」ようにしか見えない

毒も常に使っていると効果がなくなる

最後は自分の「毒」をもって「死」に至る事になるからだ

自然は容赦なく、人類を追い詰める

例の感染症の重症化が自分が招いた毒のせいだなんて

きっと今後何年も先にならないと出てこない情報だろう

もしかしたら永遠に出てこないかもね

毒をうまく扱えない人が自滅していくだけの世の中なのかもしれないな

と、自然療法を学びながらふと感じた


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