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『もしも高校四年生があったら、英語を話せるようになるか2』(前・後編)

1章「英語が話せない遺伝子」
1-1 「英語ネイティブは魔法使い」

「なあ、由璃ネエ。うちなあ、心の底から思うねんけどな、英語を話す外国人ってどんな頭ん中しとんのやろな。みんな天才ちゃうか」

「みんな天才? どういうこと?」

「だって、うちらがこんなに苦労しとる文章をあいつら、スッスッスッて書いたり話すんやで。日本人やったら、こんな文章書くんに、丸々一週間はかかるやろ。そんなん、魔法使いのおっちゃんみたいなもんや」

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