見出し画像

海外で買ってきた雑貨&日用品|デザイナーの自分みやげ【2024年上半期編】My Favorite Souvenirs from Early 2024

動画その9をアップしました。

https://youtu.be/2pJwJtkqgac

台湾、香港、ベトナム、アメリカ。旅好きデザイナーが「自分用土産」として旅先で買ってきたお気に入り雑貨を厳選してご紹介します! Here are some of the knick-knacks and foods I bought abroad in the first half of 2024 that I really like.

動画を見る時間はないけど、内容は知りたい! というか動画より読んだ方が早いしアタマに入る!(私もそういうときがあります)……というかたはこちらのテキストをご覧ください。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

みなさんこんにちは、baggageのユカです!
今日は2024年上半期、私が海外で 見つけて、精査に精査を重ねた末に買って良かったー!と思える雑貨を選りすぐってご紹介します。それでは、行ってみましょー

⚫️台湾(台北)TWD=4.5円
・立体交通カード 299〜390元=1350〜1760円 
まずは私の第2の故郷・台湾の台北です。コロナ前まで事務所を借りて約2年間毎月 通っておりました。さてこれらはなんだかご存知でしょうか? これら全てにICチップが入っていて、バスや地下鉄、コンビニでピッと当てるとプリペイドカードとして使える、いわば立体の交通カードなんです。台北滞在中はみなさん悠遊カードを使うと思いますが、その立体版ですね。台湾の生活でよく見る生活雑貨や食品など馴染みのあるモチーフで続々と作られ、押しも押されぬコレクターズアイテムとなっています。
私が一番気に入っていて主に現地で使っているのはこの大同坊やです。台湾のご家庭には100%実装されていると言われている電気炊飯鍋のメーカー、大同電鍋のキャラクターです。そしてみんな大好き台湾ビール。ラベルもボトルの色も本物そのものです。さらに台湾で無糖のお茶といえばこれですね、中身のお茶が透けて見えるところなんか芸が細かい。そしてこれも台湾では老舗の域、スナック菓子の袋とその中身のレプリカです。日本で言えばかっぱえびせんしょうか。このようなものが大量に発売されていて、ネタが尽きないところがすごいです。
日本のキャラクターとのタイアップも多く、私が持っているものでは、結構しっかりしたカラピナがついているピカチュウの尻尾(メス)、サンリオのぐでたまの買い物かごなど。これはおそらくカゴの底の部分にICが入っているのでしょう……いやほんとに作れないものはない、フリーダムな世界です。今までで一番話題になった日本のキャラものは、セーラームーンのムーンスティックだったと思います。大人がスティック持って改札にピッと当てて電車に乗るなんて想像しただけでワクワクしますよね。
台湾のコレクターたちはネットで買っていますが、我々観光客はセブンイレブンに行きましょう。レジの手前にありますのでぜひ見てみてください(イラスト)。これがあると台湾であちこち出かけるのが楽しみになりますし、バッグにつけておくからすぐ使えて便利ですよね。種類としては「悠遊カード」と「iCash」がありどちらも同じように使えます。(最初は空なので悠遊は地下鉄の券売機か窓口でチャージ、iは窓口でチャージしてから使ってください)。
 
・日めくりカレンダー(Five Metal Shop)TWD1380=6200円
これは毎年買っている台湾のFive Metal Shop(=五金行=金物屋という意味)というデザインスタジオが作っている日めくりカレンダーです。(使い始めをめくっている動画)厳密には昨年買ったのですが、使い始めたのは今年ということでご紹介します。実際8月まで使ってしまったのであと4ヶ月分しかないのですが、月毎にテーマカラーが変わって、記念日や祝日にはそれに合わせたユニークなデザインが登場します。
例えば9月2日のキモンカン鬼門関、これは旧暦の7月30日で、この世とあの世を繋ぐ扉が閉じる日で、1ヶ月続いたお盆の終わりです。そして11月25日の水逆開始、これは占星術用語で色々逆行する時期とのこと。台湾は占星術がとても人気があります。日本の祝祭日記念日とは違いますが、いながらにして台湾の日常を感じられるのがいいですよね。一枚一枚があまりにも素晴らしくてちぎっても捨てられなくて、裏に字を書いて便箋として使ったり、小さいお土産を包む包装紙にしたりしています。 毎年何かしらオマケがついているのですが、2024年版は「クールさ、カッコよさを保つ!」ということでホンモノの保冷バッグに入っていました。私は家これに米を入れて使っています。シビレるかっこよさがありますね。こちら今年のものはネットショップから買うこともできましたので、2025年度版の情報を発見したら概要欄にリンクを貼っておきますね。
 

⚫️香港 HKD18円
コロナを挟んで随分香港に行っていないみなさん、その間にずいぶん新しいところがオープンしましたよ!

まずは生活雑貨店の「slowood」の雑貨です。ここは2019年にオープンした、食品や家庭用品の量り売りがメインのゼロウエイスト(=ゴミが出ないような仕組み)を目指す店で、なんとなくスウェーデンのストックホルムにありそうな、アメリカのポートランドにありそうな、エココンシャスでずば抜けたセンスに度肝を抜かれました。ここでは今までにない新たな香港土産が見つかると思います。(本店はケネディタウンに、支店がリニューアルした中環街市セントラルマーケットなどにあり)

・Body Wash- Yuzu Detox (slowood)500ml HKD80=1440円
例えばこれは量り売りのボディウォッシュBody Wash- Yuzu Detoxで、slowoodのオリジナルブランドです。ちょうど空になったので次に香港に行く時に持って行って詰め替えてこようと思います。中身を的確に表している潔いラベルのデザインが素晴らしく、お風呂場に置いてあるだけでなんか嬉しくなるんですよね。ユズの爽やかな香りで使い心地も良くて最後まで飽きずに使えました。

・Titanium Foldable Cutlery Set(slowood)HKD190=3420円
折りたためるカトラリーのセットです。先が軽めのチタン性で持ち手のところはステンレスになっています。軽いのでアウトドアにピッタリです。全体にコンパクトなのですが、こうやって柄を開いて〜、金具を下げて固定すると通常のサイズになって、持ちやすくて使いやすいカトラリーとなります。カラピナも付いているので、三つまとめてカバンに下げてもいいかもしれません。
 
・Kingfisher Natural Toothpaste(slowood) HKD60=1080円
それとslowoodは自社ブランド以外にも世界中から生活雑貨をたくさん仕入れていています。その中で買って良かったものはこのイギリス製のイチゴ風味歯磨きです。う〜〜っとりするようなイチゴキャンディの香りで、コドモだけではなく大人も喜んで歯磨きしたくなります。私はもう一つミントきつめの、テイストの違う歯磨きとを常に順番に使って、飽きないような工夫をしています。パッケージのデザインも子供すぎず甘すぎず、ちょうどよい加減だと思います。
 
<M+のミュージアムショップ>
最新の香港を語るのに外せないのがここ、現代美術館の「M+(エムプラス)」です。ここ本当に素晴らしいのでぜひ行ってもらいたいです。少しずつオープンして、2021年の11月にやっと全面的にオープンしました。内部には33ものギャラリーがあり、中華圏のみならず世界の秀逸なアート作品を数多く収蔵しています。間違いなくアジア随一の大型ミュージアムです。香港の繁華街から一気に消えたあの巨大なネオン看板も、ここではひとつの芸術品として収蔵・展示されているんです。
九龍と香港島を結ぶフェリーからも、M+の壁面を覆う数千個のLED電球による巨大なメディアウォールが見え、香港の新たな風景の一部になっています。
・PAPER CLIPS(M+)30コ入 HKD48=860円
そんなM+の広大なミュージアムショップからあえてひとつ選んだのがこれ、ペーパークリップ30個入りです。暖色系と寒色系の「プラス」の形をしたクリップなのですが、実はこのM+、建物自体が+の形をイメージするような豪快な建築なんです。デザイン性が高く実用的でお土産にもなる、パーフェクトなクリップです。
 
 
⚫️ベトナム(ホイアン)VND=0.006円
さてアジア最後は風光明媚なベトナムの観光都市、ホイアンです。この近くに高校時代の恩師が移住しているので、わたくし何年かおきに尋ねております。ホイアンはショップのみならず道端にも愛らしい雑貨がもりもりなんですよね。

・トランプ(GINKGOオリジナル)VND195000=1200円
そーんな中から一つだけ、珠玉の雑貨を紹介します。オーガニックコットンのTシャツで知られるアパレルショップ、ギンコのオリジナルトランプです。これ、お店で見つけた時に震えるくらい感動してオロオロしたのですが、意外にも店員さんは「どうかしました?」的なアッサリした対応だったんですよね。これ今まで出会ったトランプの中で最高のデザインですよ。裏面はイチョウを散らした美しい箔押し、紙質はマットで、赤と黒ではなく黄色とブルーがキーカラーになっています。またキングやクイーンにはベトナムの皇帝や皇后など、歴史上に実在した人物がイラスト化されているんですね。マークや人物のデフォルメの仕方も上品で美しく、ホント額に入れて飾りたいレベルです。このトランプのためにホイアンに行ったとしても後悔しないくらいの逸品かと思います!


⚫️アメリカ $=145円
<Trader Joe’s>
そしてアメリカです! 以前「アメリカ円安回避メシ」の動画の中でもちょこちょこ紹介したのですが、私がアメリカで一番好きなスーパーマーケットがここ、Trader Joe’sです。グルメスーパーと言われるカテゴリーなのですが、ほぼ全ての商品が独自のプライベートブランドなので、ものすごく高いわけではありません。なによりパッケージが60〜70年代のアメリカらしいポップな雰囲気で、何ともいえない親しみを感じる、好感度の高いデザインばかりです。
 
・CHILE LIME SEASONING BLEND(Trader Joe’s)💲2.29=330円
で、ここに行くと必ず買って帰るものがあるのですが、それがこれ、CHILE LIME SEASONING BLENDです! 使っているからちょっと減ってますが、名前の通り唐辛子とライムの塩調味料です。スパイスのバランスが絶妙で、和洋中何にでもマッチして食べ飽きません。特に好きな使い方は、白だしで味付けした豆乳そうめんに途中からかけることですね……今期も何度食べたでしょう……これないともう生きていけない。食べるの好きな友人が多いのでいいお土産にもなります。

GINGERMINTS(Trader Joe’s)💲1.49=220円
もうひとつTrader Joe’sのものでカン入りのGINGERMINTS、オーガニックです。Trader Joe’sの食品はオーガニックが多いのですが、菓子類もそうです。アメリカのお菓子にしては珍しく甘さ控えめで、ちゃんとショウガのピリッとした風味があるパッケージの印象とはちょっと違って大人っぽい味です。これは缶の蓋が蝶番でしっかりしているところもいいんですよね。中身は食べちゃったので、無印良品のソーイングセット2個分を入れて再利用しています。
 
HIGHLINE OF THE BOROUGH OF MANHATTAN💲15=2300円
私がニューヨークに行ったら必ず行く場所のひとつがここ、ハイラインです。昔は電車が通っていたという高架線の跡地を再開発した、2.3kmの遊歩道なのですが、植栽がすっっばらしいんですよ。特別な植物ではなく、ごく普通の野草が中心なんですね、それらが実に丁寧に手入れされているんです。コロナ直前は年間800万人も訪れた都会のオアシスです……。このハイラインを紹介したちいさなブックレットを紹介します。佇まいも魅力的な上に、中身も秀逸なのです。コンパクトながらハイラインの1840年からの歴史、そしてここで見られる動植物を丁寧に解説しています。ゴキブリのことを「ニューヨーカーにとって避けられないルームメイト」と紹介しているのも面白い。一番好きなページは落とし物のページです。大切に事務局に展示してあるそうで、いつ取りに来ても大歓迎だそうです。初版は2013年で、今も版を重ねているのでミュージアムショップや書店で手に入ります。良心がしみじみと伝わる本です。
 
・LOTERIA GAME 💲1=145円
これはメキシコ系のスーパー、ダラスのエルランチョのレジ横にあったロテリアゲームというものなのですが、こういうものってすごく魅力的ですよね、図柄に惚れ込んで訳もわからず買ってしまったのですが、後で調べてみると、数字ではなく絵を使ったビンゴゲームということがわかりました。絵の組み合わせのシートが10枚、そして絵のカードが20数枚入っています。ここ一番で使おうと思いますが、使ったら無くなっちゃうので悩むところですね……。このレトロな、万国共通の駄菓子屋さんテイストにむちゃくちゃ弱いのです。何の絵だかわからないものもあったりするんですよね。とくにこの12番の男は何を持って何をやろうとしているのでしょうか……。これも額に入れて飾りたい部類の雑貨です。
 
・スーパースキルピンボール・スタートレック版 💲20=2900円
ゲーム繋がりで最後の雑貨です。私は約60年に渡ってアメリカで製作されているSFドラマのスタートレックが大好きで、グッズを探してニューヨークとダラスのコミックショップ、いわゆるオタク御用達の漫画と雑貨の店を何軒も巡っていたのですが、ニューヨーク最終日にゲームに特化した店「ザ・コンプリートストラテジスト/THE COMPLEAT STRATEGIST」で見つけたのがこれ、スーパースキルピンボールSUPER-SKILL PINBALLのスタートレック版です。降りてくるボールを両方の手でボタンを押してポンポン跳ね返すという、スポーツにも近いピンボールゲームをわざわざボードゲームにしているものです。ですがこれ以外にもいくつものシリーズがあり、一つのゲーム文化を形成しているということがわかりました。ものとしてすごく魅力的で、一箱に4種類のゲームパターンがあります。サイコロ降ってペンで書き込んでコマを進めるというルールなのですが……めちゃくちゃ複雑です!!!  とりあえずこれをできるようになったら英語のレベルも少し上がるのではないかと思います。いやー、知らなかった世界を知りました。
というわけで以上が何度見ても嬉しくなる、今年買ってよかった雑貨でした。みなさんの大好きな雑貨もコメント欄で聞かせていただけたら嬉しいです。それでは、また!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?