【松本ソロ旅②】松本城で筋肉痛
前回に引き続き、1泊2日松本ひとり旅の話。
「松本からあげセンター」にて郷土料理・山賊焼きを味わい、長年の謎がようやく解決。
ゲストハウスのチェックインまでは時間があるので、とりあえず街に繰り出すことにした。
城の記憶と再訪
群馬の実家にいたころ、両親と車で松本に来たことがある。もう10年くらい前のことだ。
その時は車で来ていたのであまりじっくりと街を歩くことができなかったが、今回は歩きたい放題である。
ふと、せっかくだから松本城にも行っておこうと思い立つ。
一瞬「前に行った時、急な階段がしんどかったような……」と思ったが、今の私は10年前にひきこもりだった頃の私より断然体力がある。なんら問題ないだろう。
松本城は1930(昭和5)年に史跡指定を受け、1936(昭和11)年には国宝に指定されている。
日本にある城で天守閣が現存しているのは12箇所しかなく、そのうち五重の天守閣が残っているのは姫路城と松本城だけだそうだ。
城には全く詳しくないが、入城の際にもらったパンフレットや敷地内にある説明パネルにそう書かれていたので、大変貴重なものであることは一応分かった。
靴を脱いで天守閣へと続く順路を進んでいくと、松本城に関する様々なものが展示されている。
城内はわりと空いていたので、展示品や城の設備の説明をゆっくり読む。観光地でも国宝でもなかった時の松本城に居た人達を想像するのはなかなか面白く、思いがけず良い時間を過ごすことができた。
ちなみに前述の天守閣へ向かう階段は記憶の通りの急勾配で、上り下りした直後は膝の痛さに、翌日は筋肉痛に泣くことになる。
珈琲まるもと松本市美術館
城の近くを散策していたら素敵な喫茶店があったので、ここで一旦休憩をとる。
それから松本市美術館へ。
企画展は「アーツ・アンド・クラフツとデザイン」常設展は「草間彌生 魂のおきどころ」。
はじめてのゲストハウス
今回お世話になったゲストハウスはタビシロ。
ゲストハウスを利用するのは初めてだったのだけれど、オーナーやスタッフの方の細やかな気遣い、訪れる人たちの温かさに触れ、とても心地よく過ごすことができた。
タビシロは宿だけではなく個室サウナとジェラートもやっているそう。
夕食をどうするか考えたが、昼に食べた山賊焼きでまだお腹が空いていないので軽く飲みに行くことにした。
タビシロのオーナーおすすめの店・スタンディング8オンスへ。
なぜか居合わせた市役所の方々に声をかけられ歓談するという、楽しく賑やかな夜となった。
楽しくてついつい飲み過ぎ、どうやってゲストハウスまで帰ったのかをあまり憶えていない。気づいたら翌朝だった。
しかしちゃんと化粧を落としシャワーを浴びて髪を乾かし、着替えて歯を磨いて寝た痕跡はあった。
酔っ払っていてもわりと几帳面なんだな……と自分への解像度が上がったが、そもそもそんなに飲むなという話である。
(松本ソロ旅③に続く)
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