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文章が下手な人の文「それはまだ下書きですよ」

書いているうちに、何を書きたいのか分からなくなっちゃうんです。
最初と最後で、微妙に話がずれてきちゃうんです。

文章を指導していると、そんな質問をよく受けます。

そういう人の文章を読むと確かにその通り。何を言いたいのか分からない。最初と最後で微妙に話がずれているので、どっちに対応したらいいのか分からない。

どうしてそういうことが起きるかというと、思いついたことを思いついた順に書いているだけだからなのです。脳内思考ダダ漏れ状態。でもこれって、私から言わせると「これはまだ下書きですよ」ってこと。

これについて書こう!とか
これについて報告しよう!とか
この件についてメールをしよう!とか

そう思って書き出して、そのまま送っている状態なんですね。これでは、受け手の方が整理しながら受け取らなくてはいけなくなってしまい、読み手にはかなりの負担です。結論は何か(どれか)分からず、まるで井戸端会議の文字起こしを読解するような苦労をしなくちゃいけません。

自分だけが読む、個人の日記や買い物メモならともかく(買い物メモだって、品目別に整理してあったらスーパーの中をうろうろしないで済みますよね?)読み手がいるものは、とにかく読者ファーストです。

まずは全部書き切ること。あとから出てくるものを書き足すと結局同じような状態になってしまいますからね。
書きたいことを全部書き切ったら、内容ごとに仕分けして段落にします。
その際、関連の低いもの、不要なものを捨ててスッキリさせます。
そのあと、その段落を最適な順番に並び替える。これだけで随分文章が変わりますよ。

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