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紙で読まないとヤバイかも

年末年始で本を書く。そう決めてこつこつ。順調に進んで、今日は最終章を書きます。この年始の力ってすごいですよね(笑)

たしかに、新年の決意で始めたことって9割続かないなんて言われます。でも、どうせ続かないんだから~と思って何もしないより、途中でへこたれたりふんばったりしながらも、とにかくしようと思ったことをしてみるって大事なんじゃないかな。そして石橋は叩く前に渡り切る

第4章は読書の習慣について。読書の習慣は大切。これはもうほぼ全世界の教育界が認めていることで、今更理由を付けなくても良いのだけど、読書好きに頭の悪い人はいないってことです。逆はあるんですね。天才で本を読まないよ~って人はいる。でもその逆はあまりありません。少なくとも私は読書好きで頭の悪い人に会ったことがありません。

年長さん向けの本なので、読み聞かせからの習慣化について書きました。詳しくは発売されたら読んでね(笑)

もしかしたら耳読はやばいかも

私はだいたい月に8~10冊本を読むんですが、ほとんど耳読なんですね。kindle本をiPhoneの読み上げ機能で読んでもらいます。方法はググってね(笑)

お皿を洗ったり、洗濯物を干したり、料理をしたりなど、つまり家事をする時や、電車やバスで移動する時……というか歩いている時も、すべて読書時間にあてているので、細切れになる時もあるけれど、1日で正味2時間ぐらい読書をしています。仕事をしながら2時間の時間を作るって難しいけど、この方法ならできちゃう。ただ、耳読は実は目で読むより1ページあたりの時間は長いんですね。目ってすごい。
実はアレクサもkindleが読めるようになったので、パソコン仕事で目が疲れた時に、目を休めながら読んでもらうとか

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この本も読みかけ。いやー、出口先生本当にすごい。縦横算数ね。特に第1章のコロナの話は、今読んでおいた方がいいです!

話をもとに戻します。

私は最初「本は断然紙の本」っていう国に属していたんですが、いつからか、この耳読スタイルが普通になり、読書量も増えたので、そのまんま、毎週2、3冊どんどん買い足して読んでいたんです。なんの疑いもなく。

ところがある本を読んで、自分の「目で文章を読む力」の衰えに気が付いたんです。あ、老眼とかそういうことではなくね。

デジタルで読む脳 X 紙の本で読む脳 :「深い読み」ができるバイリテラシー脳を育てる
メアリアン・ウルフ (著), 大田直子 (翻訳)

そもそも「本は紙で読もう」という主旨の本なので、Kindleの形態で出てないんです! でも目次をざっと見て、これは私のような立場の人間は読んでおかなければいけないのでは!?と震え、読み始めました。

まだ序盤なのに「やばいやばいやばいやばい」と思って読んでいます。

あなた自身を省みるだけで十分です。画面やデジタル機器の字を読めば読むほど、自分の注意力の質がどれだけ変わってきたか、すでに気づいているかもしれませんね。かつての愛読書に没頭しようとするとき、何か微妙なものが欠けている心の痛みを感じたことがあるかもしれません。

そうなんです。前好きだった本を開くと、目が泳いじゃって読めないんです。というか、こんなに長い文、こんなくどい文章が好きだったの? という感覚。

この違和感は、自分が書く方になって覚えたことでもあります。例えば、5,000字とか超えると、さすがに疲れちゃうよね、とか、結論を先に書かないと離脱率が上がるよね、とか、そういうことを気にして自分の文章を変えて行く過程で、ん? この方向はライターとしてはいいけど、教育者としては何か間違っていないか? ってうっすら感じていたんです。

読書をすることで、脳の配線が変わり、思考も変容します。字を読むときに、分からない言葉を推測したり、ん?どういうことだ?と立ち止まって考えたりしますよね。そういう行為そのものがまた脳を発達させるんです。

でもデジタルだとそれがなかなか起きません。そう思いませんか? 特に耳読なんて、どんどん流れちゃって、私なんて「あ、今ちょっと聞こえなかったけど、ま、いいか」と縁がなかったような言い訳をつけて、読み上げを止めたり、巻き戻したりはしていません。そんな自分が怖くなりました。

若い人は特に「長いから読まない」なんて状態になっていて、読ませたい方が、これまたこのニーズにこたえるべく、3分で分かるニュースだの、1分で読めるコラムだのに力を入れていて、さらに若者はそういうパッと読んで分かるものに飛びつきます。なんだったら、写真で店を探すとか、YouTubeで何かの作り方を見るとかが普通の方法になっていますよね、もちろん、それを全部文字情報から読み取れ!というのはもうさすがに無理だけど、このまま楽な方、簡単な方にどんどん流れたら、文字から真実を読み解く力がどんどんなくなってしまうんじゃないかしら。

さあ、この本をなんとか読み終えて、自分のkindleに少し反映させたい!ということで、頑張って目で読んでいるんですが、結構大変!

Kindleなら楽なのにーなどと思ってしまう自分にもびっくり。

しばらく使っていなかった脳のシナプスがつなぎなおしをしている音が聞こえそうなほど、紙で読むことって大事だと思いました。読書量は減らしたくないので、月に1冊ぐらいずつリハビリもかねて紙の本を読んでみようかな。

ちなみに旦那はkindleも買うけど紙の本の方が好きなようで、もう、床が抜けそうなほど本棚がぎっしり。そこから読んでもよいかな~と思ったけど趣味が違い過ぎる件(笑)

ではでは

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