見出し画像

2021年3月に読んだ本

1 伝え方が9割

佐々木 圭一 (著)

メモ
伝え方次第で相手の行動が変わる。それはただただ「優しく」言えばいいってものでもなく、テクニックがあるという話。例えば「ここに自転車を置かないで」「無駄な電気を消して」そう思う時、そのまま言ってはだめ。どのように伝え方を変えれば、人々はそこに自転車を置かなくなるか、家族は電気を消してくれるようになるか。そのデザインがつまっている本。もちろんビジネスにも使えそう。

この本を読んで実践してみていること
clubhouseでの佐々木さんのモノの伝えかたが素晴らしくて、clubhouseに耳を取られたままAmazonでポチった本。常日頃から言葉の力を信じてやまない私だが、こんなに言葉に対して謙虚に向き合っている人がいるのか!と驚きました。小手先のテクニックではなく、本当に言葉の力を信じている人だからこそ使える方法なのだと思いました。この本から学んだことを実践し、同じ内容でも、伝え方によってお返事も変わるはずだから、良いお返事がいただけるような伝え方をしたいし、なにしろ言葉に対してそういう人物になりたい。

2 交通事故で頭を強打したらどうなるか?

大和 ハジメ (著)

メモ
交通事故に遭ったあと、しばらく意識がないまま学校生活を送っていたという彼。本人が描いた漫画。絵としては上手ではないんだけど、その分、ぐいぐい引き込まれます。

この本を読んで実践してみていること
当事者が書いた漫画。最近NPOで取材した人と同じ症状だったのでびっくり。記憶をなくしながらも生活するなんてあるのか?と思うけど、実は私も二度の交通事故とスケートリンクでの転倒、道路での転倒を経験している。スケートリンクでの転倒は、自分としては意識がはっきり戻ったのは家に着き、その後やはり念のためと病院に着いてからなのだけど、すごく時間が経った気がして「今日は何月?」と母に聞いた。母は「あんたはまた同じことを言う……」と泣きそうだったので、もうそれ以上聞かないことに。実は半日も経ってなかったし、気を失ってもいなかったのです!なんと昼食も取ったらしい。しかも「どうしても月見うどんが食べたい」と叫んだらしい(笑)私の場合は、なんともなく、記憶喪失は一時的なことだったけれど、脳に損傷を負うと、そういう状態がずっと続く人もいる。みんな、転倒には気を付けよう。

3 私、なんで別れられないんだろう

いのうえさきこ (著)

メモ
高次脳機能障害を負ったご主人との生活を漫画にしたもの。

この本を読んで実践してみていること
これも当事者漫画。本当は大変な脳損傷者との生活。それをユーモアたっぷりに描いている。色んな当事者夫婦を見ているけれど、どちらかにユーモアがあると、幸せそうに見える不思議。幸せなんて言っては失礼なのかもしれないけれど、本当に人生に必要なものが何なのか悟っているような雰囲気とでも言うか、そういう何か人間として卓越したものを感じる。もちろん、社会資源のなさなどにはめちゃくちゃ腹を立てていいのだけど、相手にはそれをぶつけない、ぶつけても面白おかしく表現する余裕?のようなもの。

4 マイノリティデザイン

澤田智洋 (著)

メモ
佐渡島庸平さんのTwitterで知った本。
「ライター」は、もともと片腕の人でも火を起こせるように発明されたもの、「曲がるストロー」は、寝たきりの人が手を使わなくても自力で飲み物を飲めるよう作られたもの。障害者にとって便利なものは、健常者にとっても便利。つまり、「すべての弱さは社会の伸びしろ」。

この本を読んで実践してみていること
障害にはビジネスチャンスがある。障害から考えると社会はぐんと良くなる。以前、失語症の人とコーヒーショップに行ったことがあります。その人の場合は、文字が読めない。読めるけれど意味が分からない。自分の認識とつなげるのに時間がかかる。識字障害とは違います。いったん表に出て、写真メニューから「これ飲みたい」を選びます。そして、伝える。簡単だと思うでしょう?でもそのコーヒー屋では、注文する場所に写真なんてなかったんです。後ろに並ぶ人が「早くしろよ」と言わないゆっくり選ぶ時間、そしてメニューに、写真と、冷たいのか熱いのか、量はどれくらいか、分かる写真があればOK。ただそれだけ。それだけで日本にいる50万人の失語症者がそのコーヒーチェーン店に行くのにね。どれだけビジネスチャンスかって話。天下のスタバでさえ、耳が不自由な店員がいる店舗もあるというのに、メニューはぐちゃぐちゃ。指差しで買えたら、めっちゃ流行るのに。事前に注文できるアプリはあるよ。でも、失語症の人にはその存在自体が伝わらない。もう少しだ、頑張れスタバ!←スタバ大ファン。

5 イケハヤ×マナブ ウェブマーケティング

イケダハヤト (著), マナブ (著), しゅうへい (著)

メモ
これからの時代は、ウェブマーケティングのスキルが必須。

この本を読んで実践してみていること
Pinterestについて、もっと勉強しようと思った。私のような「国語教師」的な人が、視聴覚エリアでどう仕事をしていくのか、考えを深めないと、乗り遅れそう(笑)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?