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関西の生徒が私のレシピで卵焼きを焼いてみて発見したこと

関東と関西では、卵焼きの材料が違う。
のは知ってた。
その結果、味が違うのも知ってた。
関東のは砂糖が入っているからやや甘い。
関西のは出汁が入るからややしょっぱい。
しょっぱいって言うと、たいていの関西人は「いや、東京のご飯の方がしょっぱい」って言うが、卵焼きに関してだけは違う。なぜなら、関東の卵焼きには砂糖が入っているからだ。

でも、私は関東の卵焼きしか焼いたことがないから、それくらいしか違いをしらなかった。

私はインターネットで中学生に作文を指導しているんだけど、その授業の前の雑談(ここも国語の授業の一環)で、卵焼きの話になった。その生徒が、最近卵焼きを作ることにはまっているという。その生徒は関西の子だ。当然作るのは関西風の出し巻き卵。で、材料を聞くと、砂糖なんて入れたことはないという。私のレシピは、

卵3個に、砂糖大さじ1、みりんと酒も各大さじ1、塩ひとつまみ。

それで作ってみて。甘くておいしいよ!と言ってみたら、さっそく翌週の授業で「作ってみました!」との報告。何か気が付いたことがあった?と聞くと

関東の方のレシピだと、砂糖がすぐに焦げるし、卵も火が通りやすくなって、表面がぼこぼこになるし、それを巻いていくから、全体が波打つ

おおーーーー。するどい!
するどい観察力だ。確かに、関西の出し巻き卵はなんかつるつるしてる。

関西の卵焼き

関西。表面はなめらか

関東の卵焼き

関東。表面がぼこぼこ

作り方の違いはこちらのサイトをどうぞ。上の写真もこのサイトに載っています。美味しそう!

同じセブンで比べてみたサイトもあったよ。

というか、こういうのって、作ってみないと分からないことだよね。本当に実行って大事だと思った。特にこのように居住地域によって材料や作り方が違うものだと、一生、他の方法でやらないかもしれないもんね。いやー、観察力より実行力が、ほんと大事。

ちなみに「やっぱり、私は、関西風の方が好きです」とのこと(笑)

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