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「こどものためのミールシェア」始めました

2019年2月4日。

この日は私にとって特別な日になりました。
マチルダのα版をスタートした日。私が自分で考えて、動いて、人を巻き込んで作ったサービスを初めてユーザーに提供した日。

ここからβ版出して、PMFまでたどり着いて、正式リリースができるかは未知数だし、越えるべきハードルが山のようにありますが、子どもに関することだからこそ、今やっていることと私の気持ちをオープンにして、誠実にやっていきたいです。

目的は「α版ユーザーを集めること」「仲間を集めること」「今この瞬間の自分の気持ちを記録すること」。

どんなサービスなの?

端的にいうと「おすそ分け」サービスです。
なんでやりたいのかは、以下2つのnoteに想いをありったけ込めているので、こちらをご覧いただければ。

・「みんなで子育てをする社会をつくる」の先にあるもの

・こどもの夕食準備問題に挑む理由

とにかく自分自身の強いペインから、地域でこどもの食事をサポートする、そんなコミュニティ、ネットワークを作りたいのです。

α版の流れとしては、こんな感じ↓

サポーター(おすそ分け提供者)が献立をLINE@で公開(「明日の夕食これ作りますけど、いる人?数人分なら多く作れますよ」という感じ)
→「そういえば明日おかず少ないな…」「明日作るのめんどくさいな」なユーザーがGoogle Formで献立を選び注文
→マチルダ(実質、私!)がLINE@で注文確定連絡
→マチルダ(実質、私!)が配達希望時間に自宅までチャリで配送→支払いは現金orLINE pay

そうなんです。マチルダのα版は、開発は一切しておりません!
LINE@とGoogle FormとLINE payという、現代のありがたーいサービスをフルに活用して、あとは私がマニュアルでやっております。
今の所テクノロジー感ゼロ!!!!!

登記から今まで何してたの?

よく聞かれるこの質問笑

ユーザーヒアリングをしたり、エンジニアを集めたり、保険を契約したり、、、色々していましたが、マチルダはとにかくおすそ分けを提供するサポーターを集めないことには始まらない、サポーターが肝のサービスです。
特に検証フェーズでは、サービスを一緒に作ってくれるようなサポーター、ユーザーがファンになるようなサポーターを見つけることがマストだと思っていて、そんな人を探して四苦八苦しておりました。

そして1月末。
やっと出会ったのがあざみさんでした。

彼女と出会ってから、一気に「よし、まず提供してみよう」という方向に話が進み、2/4にこぎつけたわけです。

2/4 ドキドキの初日

あざみさんの2/4の献立をLINE@で公開。ドキドキしながら待っていると、続々と注文が入りキッズプレートなどはすぐに売り切れてしまいました。

6人から注文が入り、あざみさんが対応できるギリギリの量の注文が入りました。
初期なので、盛り付けなどは私も手伝い、あざみさんとああでもないこうでもないと言いながら、こんなおすそ分けが出来上がりました。

途中、輪ゴムやらビニール袋やら色々と足りないことがわかり100均まで走ったりしながらも完成したおすそ分けセット。
私はこれを専用の保冷バックに入れてチャリでユーザーのご自宅6件分、運んだのでした。
余談ですが、この日、2歳娘にとっては初めての延長保育を利用し、且つ、お迎えも父に頼みました。

娘と一緒に頑張れたこの日は、本当に幸せな1日になりました。

ユーザーの反応

初期ユーザーは中央区に住むママさん達で、私が横のつながりをたどりにたどって、想いや課題に共感いただいた方達です。
「とにかく近日中におすそ分け出来るように動くので、LINE@で友達登録しておいてください!」という訳のわからないお願いに、「楽しみにしていますね!」と言ってくださった方々。

なので、とてもありがたい改善案とともに優しいレビューが並びました。

・私が今まで苦労してきた子供の夕ご飯問題に対するベストな解答だと思います。
・とても美味しく気軽に利用できてこれから楽しみです!
・第1回目なのにとてもスムーズで満足しました。また使わせていただきたいと思います。
・「今日はご飯が来るぞ」と言う安心感で1日を過ごせました。

まずは週2回提供なので、次は明日ですが、すでに第1回目よりも多くの注文が入り、売り切れました。

そして、先が見えないほどの課題

さて、このサービスをより広いユーザーに使ってもらうには、先が見えないくらい、気が遠くなるくらいの問題が山積みになっています。
大きいのだけでもこの4つ。

リーガル問題→まずはマチルダ独自の食品衛生ガイドラインと実績を作りつつ、自治体と話し続けるしかない。「おすそ分け」は自治体によって見解がバラバラなのです。ただ、食品衛生法的にクリアになる案もあるので、α版運用をしつつ実現可能性について考えていきます。
衛生問題→リーガル面も問題ではありますが、何より大事なのが「安心安全なこと」でこれは絶対に妥協してはいけない。保険はもちろん、マチルダ独自の食品衛生ガイドライン、ルールの作成を行っています。
配送問題→配送は死ぬよ、と会う人会う人に言われる毎日。めちゃくちゃ地域性のあるサービスなので、UberEatsモデルを必死に勉強しております。
サポーター募集問題→家事代行はユーザーはいるのに提供側がいないことが課題ですよね。同じ課題があります。ただし、家事代行よりも気軽にできるモデルなので可能性はある。まずは足で信頼できるサポーターを集めていきます。

さて、今後は手伝ってもらえるエンジニアも少しずつ見つかってきたので、α版での検証を続けつつ、全てのやりとりをアプリで自動化できるよう進めていきます。

ここまで私の備忘録のような文章を読んでいただいたみなさん、本当にありがとうござます。
以下に当てはまる方々を絶賛大募集中なので、当てはまる方、自分には当てはまらなくてもお知り合いにいらっしゃる方、是非twitterでもwantedlyでも、ご連絡を頂けますと幸いです!!!!

【絶賛大募集中】
・サポーターになっていただける方(条件:中央区在住の調理師、栄養士、食育アドバイザーなど食の資格をお持ちの方)
・ユーザーになっていただける方(条件:中央区で子育てをしていて、こどもの夕食準備に困っている方)
中央区でUberEats配達員をやっている方!!!!!!
・マチルダに興味があり、手伝いたいという方

頂いたサポートは全て本となり、私の知識となります。